−その25 三本柳温泉、森果樹、そして廃業湯経由で桜ヶ丘温泉(苦笑) −



夏の津軽に来てここは外せません(笑)。

さて出発後は何となしに西目屋村方面へ。どこか目指すところがあったわけではなく、県道3号線はいつも走っているのでたまには別の道でと考えただけです。

大白温泉、駐車場まで行ってみたんですが、先客さんの車があった&ほぼ同時に到着の車もあったのでパス。そうそう来られないエリアなのに何と贅沢な‥いや、Takemaの湯熱意が落ちただけなのかも知れません(笑)。

で、村の中心部まで来てみたら白神山地のビジターセンターがあったので立ち寄ってみることに。秋田側の藤里町ビジターセンターもそうですが、えらくお金かけてるなぁ。入場は無料ですが維持費だけでもすごい金額が‥と思ったら、管理者たる青森県が外部委託しようとしているようですね(2014/6月にこちら(PDF)の募集をかけていたようです。どうなったのかな?)。

おしんこどんは有料の映像を見たいということなので「いいよ行ってくれば」ということで送り出したのですが、さすがにすることもないので自分も見に行きました。しかし途中で眠くなり‥うわ!

ちなみに観客はわれわれと子ども連れの家族のみ。うーん、お盆休みの1週間前ではありますがこの日は日曜日なのですからこれはキビシイ?地元の人は行かないだろうし観光客だって普通リピートはしないだろうし‥。うん、これはあの大型映写モニターで寅さんとか釣りバカとか、地元の高齢者にウケそうな映画を格安有料で上映してはどうだろう?IMAXとかじゃないだろうから。あ、もちろん水戸黄門もいいかもしれない。

このあとは前から気になっていた三本柳温泉へ。田んぼや畑の中にぽつんとあっていい感じの風情なんですよ。計画時には湯段か三本柳かで悩んだわけなのですが結局こちらは立ち寄り入浴となりました。

すぐさま気になったのが右上画像の暖簾。東京の高橋さん、どういう流れで暖簾のご寄付に至ったのでしょうか?(笑)。

最初は先客さんがおられたので脱衣場から撮るだけ。この方は先に上がるだろうという読みのもとカメラだけは持ち込みましたがなかなか(笑)。で、よし身体を拭き始めた、よし脱衣場へのドアに手をかけた、チャンス到来!と思った瞬間に次のお客さんがお越しになったので、湯口と湯足画像(右上画像マウスオン)しか撮れませんでした(苦笑)。

ご覧のとおり笹濁りの湯で予想通りの金気、キシ感もありです。でもトータルでは湯段の湯のほうが好きかも知れません(宿泊の選択正解!)。いや、ここはここでいいんですけれどね。

そしてこのあとはページトップ画像の通りいつもの「森果樹」へと向かったわけです。

ここに初めて来たのは2006年のことですからもう8年も前。その時のページをよく見ると限定なしの食べ放題は1000円ですからいつの間にか200円値上げされたんですね(笑)。でもそれにしても「十分モトが取れる」こと請け合いの施設ですので、是非皆さん一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

この時期(8月上旬)はプラムがメイン。もう少し早いとサクランボや桑の実などがあって嬉しいんですが、まぁぜいたく言っちゃいけません。だって足元には‥



(実際には風の影響もあったのかも知れませんが‥そう、この旅行記ページの壁紙もここで撮影したものです)。

とにかく圧倒的に「需要<供給」の嬉しきミスマッチ農園なので、贅沢に選り好んで食べればいいわけです。そんなわけで‥

おしんこどんが嬉しそうに脚立を運んでます。うーんこれいきましょうかね。ちなみに樹上で熟しまくった実には別のお客さん@カブトムシが(左上画像マウスオン)。


Takemaも登って採ります食べます。見た目と食味が一致しないことも多く一喜一憂するのも楽しみです。





そんなわけで続いてはブルーベリーワールドへと進みます。関東近郊だとブルーベリーだけで1000円くらい取るところもあるようですが、こちらではある意味無尽蔵という世界なので‥


採っても採っても採りきれない!というわけで実がわしわしと落ちていく状況です。
そもそも諸注意の段階で「味が変わってる(熟れすぎて発酵してる)と思ったら食べないでくださいねー」って、普通の観光果樹園じゃまず間違いなく言われないし!(笑)。

また株によって味がかなり違うのも楽しいです。ゆえに「うまい実の株」を見つけても「でも実は隣の方がもっとうまいんじゃないか」という疑心暗鬼系大航海モード全開になる結果、最終的には「さまよえるオランダ人」状態に陥っちゃって、「うーんこの辺いまいちキラリ系がないなぁ、やっぱりさっきの株が一番だ!あれ、その株ってどれだっけ?」の永遠なるリフレインとなるわけです(大笑)。


ブルーベリーの美味しさは大きさや甘さだけでは判断できず!トータルバランスですね。口直しにラズベリーもね。



とにかく食べ放題なので口内にブルーベリーを満載にするTakema(いみじい)、そしておしんこどんは「1個に集念」。



このあとはセンターハウス近くで休憩&収穫物をわしわしと。果樹園エリアには椅子がないのでゆっくりするにはこのあたりに戻ってくるしかないわけです(あ、キャンプ系の折りたたみ椅子持ち込みはまったく問題なくOKだと思います。ただし勢い余って勝手にどこかでBBQはいけません=当然)。

で、ここで昨晩泊の時雨庵さんでいただいたキビ。ご覧のとおり小さめの房ですし、もちろん「嶽」云々とはおっしゃっていませんでしたが「これは是非食べていただきたかったんです!」とおっしゃっていたとおり、本筋の嶽きみとは違うながらもさわやかな初物系の甘みが嬉しかったです。

あ、そんなきみ話とは正反対の「出すよ方面」の話で恐縮ですが、左上画像の小屋、その奥の構造物連隊をご覧いただければある程度想像はつくのでありますが‥(左上画像マウスオン)、


この旅行中、確か陸前高田でも「旧館 お風呂始めました」とか「冷やしナポリタン はじめてみました」というような掲示を見た記憶がありますが、この「洋式 始めました」というのも何だか独特な味わいを秘めた表現です。「トイレは始めるものじゃない」とかいうような正攻法的なツッコミを必殺ちゃぶ台返しで宇宙のモクズガニにしてしまいそうな感じですね(何のこっちゃ)。

このあとは従業員の方と偶然の世間話で「森果樹誕生秘話」なるものを伺ったりした上で訪問終了となったわけですが、うーん、われわれも量を食べられなくなったなぁと実感。いやTakemaはもともと少食人種の一員なんですが、こと果物に関してだけはそこそこ人並みに量をこなせると自負していたんです(過去にはこんなバトルもあり)。でももう無理だなぁ‥。

このあとはGWにも訪問したジャージー牧場の牛乳の直売所へ。

ジャージー牛乳ソフト*2と、週末だけ販売される牛乳1L(左上画像マウスオン)を購入。子牛くんたちも出てきていましたが、この中にGW時におしんこどんがちょっかいを出したたわむれたあの子牛くんもいるのでしょうか?(その時のページはこちら)。

さてこのあとはお宿に向けてアップルロードを一路南下し始めましたが、せっかくなのでどこかで一湯浴びていこうかと思い、いまだに愛用している2007年版のツーリングマップルを眺めていた上で「よしここにしよう」と決定。

そんなわけでやってきました小沢龍神温泉。近隣には既湯の白馬龍神温泉もありますがこっちは初湯‥ん?ん?んんん?(右上画像マウスオンで拡大)。

というか、あらためて調べてみたら廃業したのは2006年らしく「その割にはよく残っている」というところなのでしょう。そしてその情報は2007年版Tマップルには反映されることなく(間に合わず)発刊、そしてそれを後生大事に2014年まで使い続けたTakemaがしっかりトラップにハマったというわけです(笑)。

いや実は今回の旅行にあたり、2014年版の最新版も購入し持参していたんです。ただ、旧版に手書きで書き込まれたいろいろ情報がやっぱり便利なのでついついそっちを見ていたことが仇となりました(笑)。

それじゃしょうがないというわけで別の湯に行ってみることにしました。

ハイ、新興住宅街のど真ん中にある桜ヶ丘温泉です。先客さんがたくさんおられたので室内の画像はまったくありませんが、ちょっとこぢんまり系の温泉銭湯で、地元率もとてつもなく高いと思われます。透明湯ですがしっかりした硫黄臭も感じ、ペロリとしてみると軽い塩味といろんな付随味。こりゃいい湯だわー。こんな湯が地元にあれば毎日通うぞ。

そんなわけでさらに進んでいき碇ヶ関の道の駅へ。この日のお宿は朝食付きでの予約なのでここで夕食です。

別に何を食べてもよかったのですが、おしんこどんはカレー、Takemaはハンバーグ定食を注文しました。うん、及第点的に美味しかったぞ。お腹を満たしたあとはいよいよ今宵の惜別系お宿へと向かいます!

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