− その1 塩原、南会津の2湯、うゎあ水汲み場ではトチの実が冷水浴中!−



この日の最終目的地はいわずと知れたこちらです!
(2014年9月29.30日訪問)

そうなんです。9/29.30は曜日でいえば月曜日と火曜日。平日の連休が取れたのでさっそく‥うん、奥会津は大塩温泉のたつみ荘さんに泊まりに行くこと即決定でした。平日なので東北道まで行き着けばこっちのもの、でも早めに出たので下道の通勤渋滞も特になく外環道経由で無事に北上成功、西那須野塩原ICで下りて塩原方面へ。あ、でもそのまま通過しちゃうのもナニだし‥あ、久々にあそこに寄ってみようかな?

というわけで塩原新湯の「むじなの湯」に行ってみることに。ここは混浴時代に何度か入りましたが、今のような仕切りができてからは1度行っただけ。いずれもおしんこどんは同行していなかったのですが、男女別になったことによりハードルはぐんと低くなったわけなのでいざ行かんというわけです。いや問題は他にあるわけなのですが(笑)。まずは料金箱にチャリンとお金を入れた上で扉を開けると‥

というわけで安心の湯浴みタイムです。脱衣場から浴槽は見えていたのですが、あらためて浴室の扉を開けてみると‥



そんなわけでいざかけ湯&肝心ポイント流しのあと入浴となるわけなのですが‥「くうぅ、ちょっと手強いかも」。というのもここむじなの湯はそもそも結構熱い湯なのですが、Takema入浴時の男湯は洗い場の床も乾いていて「しばらく誰も入ってない」という絶好タイミング。ということは「そのぶん熱い源泉が濃厚に投入され続けていた」というわけで‥。

いや、それでも46度ちょいくらいの湯に加水しないで入りましたよ。あ、奥に行けば行くほど熱くなるので冒険はしませんでしたが(笑)。

自分としてもこちらは久々というか、別浴になってからのこの浴室内の記憶がよみがえってこないなと思ったんですが、拙サイト内で絞り込み検索してみたら何と2011年10月に入ってました。この室内画像がピンとこなかったのは、当時は反対側が男湯だったからと判明(1年おきに男女が入れ替わるそうです。ちなみに源泉湧出は向かって右側、2014年の男湯側です)。

ついでに判明したのはこの2011/10に、初めてたつみ荘さんの「河原の湯」に入浴しに行ったんだっけ(その時の様子はこちらから)。しかもあの時は結構寄り道したにもかかわらず日帰りでした。根性あったなー(笑)。何だかもう最近は全然がっつき系のパワーがありません。Takema年老いたり?(苦笑)。

このあと、いでたちからするに地元の方?とおぼしきご老人が脱衣場に入ってきたので入れ替わり系で出ました。と、ご老人が怒涛の加水開始!そう、老人のお風呂事故は交通事故数の比ではありません。自分もそろそろ気をつけなくちゃね(笑)。

階段を登ってきたらやはり平日休みを謳歌するライダーさんが寺の湯に入浴中のようでしたが、連続する気もないのでパスして南会津方面へと進みます。


あれま、中山峠手前の橋、絶賛老朽化進行中ということなのか架け替え中でした。
さてそんなわけで、ここでちょっと「思い出の湯跡をめぐるノスタルジックドライブ」とまいりましょう。あの場所は今どうなっているのか?



(タイミングにもよると思いますが)


持参したケロリン桶で手湯を楽しみました(いやちょっと待て桶使ってないぞ)。あー、子ども用プールが車に積んであればちょっと考えたかも知れませんが‥。ま、いいでしょこのあともいくつか湯に浸かる予定だし。

すぐ奥は蕎麦の畑と田んぼになっていてどちらももうすぐ収穫でしょう。人も来ないし、なかなかいい感じではありました。

このあとは旧舘岩村エリアへと進み、まずは湯の花温泉へ。せっかくなのでここでも1湯くらいお湯をいただいていきましょう。というかお隣の木賊温泉も悪くはないんですが、あそこの混雑を考えちゃうとついついいつもこっちへ来てしまうTakemaです(このあと木賊にも行ってみましたがやっぱり複数の先客さんがいましたっけ)。

というわけでいつもの星さんのお店(酒屋はやめちゃったようですが)でチケットを購入し、われわれのお気に入りである「天神湯」へ。

こちらは石湯と同じく混浴湯なのですが、あまり目立たない位置にあるからか結構空いています。今回も‥いや、われわれが右上画像等を撮影して「さて脱ぐか」といったタイミングで次の男性(観光客)さんが登場。しかしわれわれもこれから入るという情報その他を聞いて「あ、じゃあ別の湯に行ってきます」と譲ってくださいました。おしんこどんがいたから気を遣ってくれたんでしょうね。

ただしここの湯は浴槽が小さくあまり大人数での入浴だと快適ではないことも事実ですし、またもう1つ小さな問題もありました。それは‥



オーバーフローで洗濯用?の湯船に導かれるパイプの位置を見れば一目瞭然ですね。でももう浸かるには十分の湯量でしたし、これはまごう事なき一番湯というわけですから十二分に嬉しい状況でもあるわけです。

そんなわけで天神湯をタンノーして入浴完了。この日はとても穏やかで気持ちが良かったのですが、湯上がりにはやっぱり汗が引かずに結構苦労しつつ、入浴券販売の星さん(女性)としばし談笑の上で湯の花温泉をあとにしました。あ、同日に限りこの入浴券1枚で4つの共同湯全てを回れてしまうので、湯の花温泉初訪問の方は「一気に勝負をかける」のもアリですよ(笑)。

さてこのあとは近隣某所に「湧き水汲み」へと向かいました。と、しかし?すぐ近隣のお宅では庭先で何か作業なさっているような?

そこにおられた方に「水を汲ませてくださーい!」と10Lのポリタン*2と声をかけると「おお、いいよ、汲んでけー」とのこころよいお返事(湧き水ポイントは公共の場所なのですがそこに行くのに家の脇を通るのです)。というわけでちょいと作業中のモノをみせてもらうと‥



このあとご主人から伺ったところによると、このトチの実は、ずっと以前に苗木?を送った栃木からお礼かたがた送ってきてくれるものなのだそうで(栃木県から来たトチなんですね)、全量なのか一部なのかはわかりませんがこのトチの実を利用してトチ餅の材料としているのだとか。

でも確かトチってものすごくアクというかえぐみが強くて、相当のあく抜きをしなければ食べられたものではないと聞いたことがあります。そのことについて伺いましたが何だか手順が複雑で覚えきれませんでした。ただ、流水のさらしを念入りにやることが重要らしく「実は、今あんたらが汲みに行こうとしている湧き水の場所にもさらしている袋が入ってるんだ」とのことでした。

実を殻から取り出すにも特別の道具を使っておられました(右上画像マウスオン)。「実が割らずに剥く」にはコツがあるということで(そりゃそうだ)、ナラ材と思われる皮むき器を使っていました。ちょっとネットで調べてみたのですが、地域によって皮むき用の器材がそれぞれ違っているようで面白いですね。

ということでいってみました水汲み場。


おお、ありましたありました。袋に詰められたこちらの実、実は内部に入り込んだ虫を殺すためにやるのだとか。考えてみれば山栗なども、落ちて少し経った実にはほぼ間違いなく虫が入り込んでいます。虫にとってはトチの実のえぐみなど気にならないんでしょうか。

このあとは何工程もかけてアクを抜いていくことになるのでしょうが、その行程についてはそれ関係専門のページをご覧下さいませ。このあと水汲み作業にいそしんだわけなのですが、奥会津の山の湧水は美味しいです!(一部の某方面信者が読んだら「こいつバカ?信じられない!」とかのヒステリックな叫びを上げるのかも知れませんが、わたしゃ「美味しいもんは美味しい」と言っているだけに過ぎませんので念のため。というか、もうそういうように根拠なく叫ぶのはやめましょうよ)。

そうそう、湧水口のすぐ上にはダイモンジソウが満開中でした(右上画像マウスオン)。名前の由来は花を見れば一目瞭然、元々は夏の高山で最初に見たのですが、下界だとこの時期が花期なんですね(初めて知った)。

さてこのあとは木賊温泉経由の山越えルートで檜枝岐へ。そろそろお昼ごはんといえばTakema&おしんこどん定番のお蕎麦。というわけで檜枝岐の裁ち蕎麦を食べに行きましょう。

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