- その4 駒の湯冬場のお手伝い、球根植えとお風呂掃除。そして東鳴子へ -



この時はまだ屋根の雪もせいぜいこのレベル。ただしこのあとドカンと降ったようですが‥。

駒の湯ご夫妻のお宅に到着してからはしばしいろいろと歓談。しかしいつまでまったりもないだろうということで(本末転倒)、プランターに球根を植え付けるという作業に取りかかります。球根はとってもたくさんあり(数百玉)、植え付け用の培養土を取りにご主人がスノーモービルで道を付けがてら駒の湯の倉庫まで取りに行くことに。

しかしお手伝い熱心だったわれわれ夫婦ゆえ?この作業時の画像や動画は一枚も撮っていなかったのでありました(無念)。プランター数では20弱くらいだったかな、春には駒の湯温泉駐車場周辺にプランター植えのチューリップが咲きますよぉ!



お昼になりご主人は雪かきです(こまめにやらないと後が大変)。で、いただいたお昼ごはんは「はっと汁」。これいいわー!というわけでこの帰りに岩出山の道の駅で探したんですが置いてなかった‥。

午後はスノーモービルで駒の湯へと向かいます。スノモを導入する前はスノーシューで往復していたそうで、それはそれは大変だったそうです(ちなみにスノモは耕英地区の備品だそうですが、たぶん地域でもご主人が一番扱いに慣れていることでしょう=学生時代にエンジン系大好きサークル所属だったそうなので)。



というわけでご主人の運転で駒の湯湯小屋へ。わたしゃバイク乗りですが実はビビラーで、かつてカナダでスノーモービル急坂登りトライアルエリアでは、「ガス、ガス、ガス!(もっと吹かせ!)‥君のアクセルワークは全然だめ」というようなことを言われたようなこともありました(その時のページはこちら)。ちなみに駒の湯ご主人、2017の春先におじゃましたとき(この時)よりもジェントルなアクセルワークだった気がするのは雪質の違いなのかな?(春の雪は締まっていますから)。

さてご覧のとおり屋根に積もった雪の量はさほどでもありません。よってこの日はウッドデッキ上の雪かきと浴槽のお掃除となります。で、われわれは‥



というか、ご夫妻からすれば「Takema&おしんこどんがこの日に来るから掃除はしないでおこう」という流れだったようで、もうそうなるとわれわれは「お手伝いに来た」というよりは「ただの道楽のために来た」という感じです(苦笑)。

駒の湯は湯花が析出しやすい成分の湯で、「え、透明湯でしょ」と思われるかもしれませんが、それは「毎朝湯を抜いて浴槽を清掃しておられる」日々の管理の賜物にほかなりません。今回は約1週間清掃していないということ、またオーバーフローさせたままだと掃除範囲も広がってしまうからということで最低限の湯張りにとどめてあるということです。さてどんなことになっているのでしょうか?




(上画像マウスオンで拡大画像に変わります)。

というわけでこのあとおしんこどんと2人でお掃除開始‥なのですが、上画像の浴槽の排湯口を閉めて湯溜めモードにしつつ、もう1つの浴槽掃除に取りかかりました。理由は‥もうおわかりですね(苦笑)。



こちらの浴槽には飛び散った湯の関係か結構成分があちこちにこびりついておりました。

2人で掃除すればそこそこ早いです。というわけでいよいよもう1つの浴槽掃除‥いや、でもその前にちょっと(モジモジ)‥















もちろんこのあとは湯を抜いてピカピカに仕上げましたよ(当然です)。しかし冬季休業中も源泉のパイプ掃除や浴槽の掃除作業はもちろんのこと、屋根の雪下ろしなどもやらなければならないわけですからご夫妻も大変。

このあとは母屋でお茶などいただき少し休憩です。この休憩タイムにも意味があるそうで、母屋の中でストーブを焚いて室内を暖めることにより屋根の雪が落ちやすくなるのだそうな。なるほど。



しばし休息のあとはご自宅へと戻ります。このスノーモービルにセルモーターは付いていませんからスターターのワイヤーを勢いよく引いての始動です。でも整備状態がいい&エンジンが温まっているのでエンジンは一発で始動。ただし1台しかありませんので、帰路は「Takema、おしんこどん、奥さん」の順番で乗車、ご主人は3往復(お疲れさまです)。

それでは坂上までのスノモ動画をどうぞ。





Takemaを送り届けたあと再び駒の湯へと向かうご主人。なお右上画像で手を挙げているのは後部座席のおしんこどんです。



さて戻ってくると、いよいよ低気圧による雪雲襲来ということか雪がそこそこ積もり始めておりました。というわけでご主人は休む間もなく自宅前の雪かきです。いわく「積もったばかりの軽い雪のうちに掻いておかないと、雪が締まってしまって大作業になる」のだとか。たしかに。しかし日々続くこの作業‥やっぱり雪国の人が我慢強いというのは当然だわ。

さてそんなわけで予定変更の通り鳴子温泉へと向かいます。



とりあえず車のフロントガラスも視界良好となりました。くりこま荘は雪の中。今日の泊まり客はなしのようです。

さて走り始めておしんこどんと「冬季に訪問する際にくりこま荘泊というパターンは今後ともありだね」と話していたわけですが、う、うわ。





でもここだけなのでじわじわ進めば大丈夫(前にも書きましたがこの時期の交通量は極少)。あとは(上から降りてくる前提で)行者滝手前の細めの橋のあたりはABSが何度も作動していたので凍結路注意。急坂路の最後のあたりなので手前で十分に減速した上でじわじわと通過するのが吉かと思いました。あとは特に問題なしで里に下りましたとさ。



しかしこの日は低気圧襲来中ということで里も降ってます。駒の湯から鳴子までは主に国道を行くとはいえいくつか山越えの道ですからこれはまぁしょうがないかな。



結局そこそこ雪道でしたが、凍結はしていなかったのでまぁ無事に東鳴子までたどり着けました。



というわけでお宿はいつもの阿部旅館さん。2日前に八兆での夕食だったこともありこの日は2食付きでお願いしました。こちらの食事も美味しいんですよね。でも夕食をお願いするのはこれでやっと3回目かな?



そうそう、美味しいお酒とほどよい量のごはんが何よりのご馳走です。この日は炊き込みご飯♪(嬉)。

このあとはお風呂入ったり飲んだりお風呂入ったり飲んだり(要はのんべんだらり)。でもよく考えてみれば駒の湯のある耕英地区に泊まっていたとしても、翌朝に何かの手伝いが出来たわけでもないのだからそもそもこの方が正解だったかもしれません。

明けて翌朝。「スカイラウンジ」にタバコを吸いに行きましたが(出入口にはしっかり長靴が設置されていてありがたい)、





展望ベンチに積もった雪の量も前夜のほうが多かった記憶がありますし、コンクリが見えているということは「雪が風で吹き飛ばされた」ということですからね。やっぱり恐るべし爆弾低気圧。



そんなわけで朝ごはんをいただき、仙台港まで何があるかわからないので早めのチェックアウトです。と、ここでTakemaは車の雪落としおよび暖機運転へと向かったのであり、その間おしんこどんには「ここで待っててね車を玄関前までもってくるから」と話していたわけです。しかぁしここで!





すごいな若女将さん、こうやって未来に向けて経験的に擦り込んでいるんですね(違う)。それはともかくとして美味しいコーヒー、ありがとうございました!(Takemaは最後の一口だけでしたが)。さてそんなわけでこのあとはいざ仙台港へと向かいます‥が!

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