- その5 川渡温泉経由で仙台発の太平洋フェリーに乗船 -



初の川渡温泉藤島旅館の湯。大浴場はまだ湯が溜まりきっていなかったこともあり終始貸し切りっ!



さて阿部旅館をあとにして、上画像の通り川渡温泉藤島旅館へと向かいました。まぁここが鳴子界隈の年内〆の湯というわけです。到着してみると「大浴場はまだ湯が溜まっていないので中浴場を云々」という掲示がありましたが、お宿の方に伺うと「まだ半分くらいしか溜まっていないと思うけれどそれでもよければいいですよ」とおっしゃるので、ハイ行きましょう大浴場!というわけでした(ちなみに女性大浴場はすでに湛湯完了だったみたい)。



女湯入口脇に張られたなかなか味わい深い掲示物あれこれ。



先客さんなしの大浴場、これは嬉しいタイミングであり、それとこの源泉、何とも絶妙な源泉温度ですね。温度調整せずに直接投入できる湯はかなりすごい!まぁもっとも広い大浴場だからそこそこ湯温も下がるわけで、小さな浴槽だったらこれでも熱いか。というか川渡温泉といえば「がっちり熱い共同浴場」のイメージが強いよなぁ。



ご覧のとおりまだ湯は溜まりきっていませんでしたが浸かるには十分です。そもそも掃除直後の湯汚れなし新鮮湯をいただくという悦楽が勝ります。ただ掲示にもありましたが、湯桶が積まれている近くの界隈はとにかく滑ります!酔ってもいない自分が2回ほどヒヤリとしました。浴室内が全面的に滑るわけでもない以上、これは温泉成分だけでなく人の皮脂や石鹸成分の可能性もあるのかなと思った次第です。でももしそうだとしてもここはいいお湯、間違いない!



浴槽内には右上画像のような黒い湯の花がたくさん舞っています。何だか嬉しくなりますね(湯花ファン)。



売店もしっかりあって湯治生活上最低限の調達は可能です。でも近隣に食べにいくほうが正解かも。



エントランス付近の風情はこんな感じで、おしんこどんと「次はここに泊まりに来たいね」と衆議一決しました。お会いしたことはありませんが、コアな「藤島ファン」がいることにも納得です。

さてここからは古川IC方面へと進んでいくわけですが、途中道の駅に立ち寄ることに。しかしですね‥





あら伊達な道の駅の界隈(左上画像)は吹雪いておりましたよ。しかしここでお米を買い(精米機ありのお米屋さんがあるので)、ついでに昨年の年末ジャンボ宝くじ、「もしかして大当たりしていないか」という期待をよそに3900円の払戻金をゲットし(まぁ宝くじとの当選金としてはそこそこ)、もう今年の年末ジャンボの販売は終了していましたが「初夢くじというのがありますよ」との販売員さん甘言に乗せられて購入ね。

このあとは東北道古川ICへと向かったわけですが‥。





で、古川ICに近くなってきたところで国道渋滞。時間的にはまだ余裕がある‥わけでもないか、このあと東北道も事故渋滞してるっていうし、これは宝くじなど買っている場合ではなかったか?



幸いなことに事故処理はしばらく前に収束したらしく、第一走行帯はすっかり雪に埋もれていての一車線通行路でしたが渋滞は解消していました。しかし規制エリアを抜けてもこんな路面状況なのでスピードは出せません。出発時には「早めに着いて乗船手続きの後11:00になったら蕎麦でも食べに行こうか」と目論んでいたのですが、その余裕はなさそう。



そんなわけで富谷JCTまでやってきました。このあたりからはほぼ雪なしです。



で、仙台港まで来たらご覧のお天気。他の車は雪一つ付いていない中自分の車だけ雪が(苦笑)。まぁこれでもマシというかそもそも雪を払っておいたんですけれどね。

というわけでここまでの雪道動画です。見てもらうためというよりは記録動画なんですが、R47で先行していた軽自動車、危なすぎです。





どこかに食べに行く時間的余裕は全くなかったのでフェリーターミナルでTakema=かき揚げ蕎麦、おしんこどんはラーメン(右上画像マウスオン)と相成りました。ちなみにこのかき揚げ蕎麦ですが、ストックがなくなっていたのかはたまたそれがデフォルトなのか、注文が入ってから揚げていたのでかなり好感度大(笑)。ちなみに蕎麦も案外悪くはなかったなぁ。



というわけで船内甲板へと出発です。「いしかり」など太平洋フェリーの各船はフロントが開閉する方式、いっぽう商船三井とかは後部。まぁどっちの方がいいのかはわかりませんが、海外に売却する場合は後部のサイドにというのが一番汎用性が高そうです。無事乗船完了し、さぁってゆっくりしますか!



この日は12/27ということもあり船内はまだ満室ということもなく、よってオープンスペースのテーブルや椅子もいつでも空きがあり座ることができました。さーてもう翌日の午前中まで運転しないし飲み始めますかね!(素早い)。昼食は終わっているのでおつまみの軽食=生サラミ盛り合わせだけで十分です。ややお高めですが(右上画像マウスオン)、まぁワインのハーフボトルと生を頼んでますからねぇ。



タグボートにお手伝いいただき方向転換の後自力航行開始です。力があるんだねぇ。



途中僚船の「きそ」とすれ違い、またさらに沖合を行く商船三井フェリー(大洗行き)と並走したりしました。

ちなみにこちら「いしかり」の方が船足が速く、徐々に大洗便を引き離していきます。というのもなぜかこの日のアナウンスではこう伝えられていたのです。



へ?仙台港出港時刻は同じなのに到着が早まるって?と思いましたが、そういえばこんなこともあったよなぁ、通常ダイヤでは別にフルパワーで運航しているわけでもないんですから多少の遅れは取り戻せるはずだし到着を早めることも十分可能というわけです。



おお、これが福島沖で稼働中&さらに建設中の洋上風力発電設備ですね!初めて見ました。



14時台にはギター&ベースの演奏もありました。最初に数曲準備してきた曲を演奏し、後はリクエストにお応えして方式。目の前にしつらえられた椅子は10脚ほどだったのですが、自分のほかに座っていたお客さんがなかなかシブイ曲をリクエスト。しかししっかり対応して演奏しておられてなかなかでした。

というわけで北上する僚船「きそ」とのすれ違い&午後のギター演奏による「Besame Mucho」、そしてもしよろしければ2015キューバはバラデロでの夕食レストランの同曲演奏(動画後半)をご覧下さい。




(1分25秒あたりから同じ曲が始まります)

なおこの航海中は海が荒れる可能性があるということでデッキに出ることは出来ず、ずっと室内で過ごすこととなりました。このあとはしばし部屋)に戻ってのんびり。



夕ごはんはレストランにするか軽食にするかちょっと考えましたが、お腹いっぱい食べたいわけでもないしということでまたも軽食コーナーで済ませます。右上画像で2人分ですがわれわれには十分な量ですし。しかし、重複する時間にレストランと軽食コーナーとを両方開けるというのはマンパワー的になかなか大変な面もあるとも思うのですが、このあたりはさすが太平洋フェリーというべきかなと(感謝)。



夜は夜で、20:00からのショータイム!こんなショーを開催してくれる国内フェリー会社は太平洋フェリーだけですからね。しかも昼間演奏したお二人+女性もしっかりコスプレしていて、太平洋フェリーに乗ったらショーのテーマに興味はなくてもやっぱり見に行きたくなります。ちなみにこの日のショーのテーマは「童謡系」でした。たまたま関西の大会に行くので乗り合わせていた学生さんがいい味を出してくれていましたっけ。



明けて翌朝です。もうそこそこ渥美半島の沖合まで来ていたところで軽食エリアの周辺席に着席。結局レストランは使わずじまいでしたなぁ。で、高い方のモーニングセット720円なりを注文(右上画像マウスオン)。たしかレストランでの朝食は1000円だったと思うので、別にあっちでもよかったんですが。



そんなわけで名古屋港着岸&下船です。伊勢湾岸道に向かう途中、ふと横を見ると前部開放中のいしかりの姿を見ることが出来ました。たぶんまたこれからも使うだろうからよろしくねってことで♪

さてこのあとはこの旅行の本筋たる「奈良@おしんこどん実家に帰省」なのです!あ、ここで「そうか?そうなのか?ここまでがメインじゃなかったのか?」と思われる皆さま、『全ての道はローマに通ず』ではないですが、われわれにとって「全ての年末行動は奈良帰省に通ず」なのですよ。

そんなわけで愛知上陸。あ、でも奈良に向かう前にね(モジモジ)。

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