− その2 磐越道経由で小野ランチ、かみのやま温泉で1湯のあと蔵王へ −



今回は珍しく磐越道経由で北上です。久しぶりだなぁ。

【2018年3月25-29日、2ページ目/全8ページ】

2018年になってから千葉県外に出かけたのは2月半ばの福島湯岐温泉のみこの時です)。冬の時期はお出かけ頻度が減るというのはいつものことですが、ここまで出不精なのは珍しい?もっともお休みシフトの関係で泊まりがけのお出かけがとってもしにくいという問題もありまして、この問題はこれからも尾を引きそうです。

さてでも強引に休みを取得して北上します。今回はおしんこどんと2人でのおでかけです。日曜日だというのに常磐道はなぜかガラガラ。いわきJCTを磐越道方面へと進みます。常磐道が全通するまで、北上時にはほぼ必ず使っていた磐越道ですが、めっきり使わなくなっちゃいました。何年ぶりだろう?



小野ICで高速を下り、まず目指した‥わけでもないんですが「リカちゃんキャッスル」に来てみました。いや、入らなかったんですけれどね、外観だけ見にきたというわけです。ちなみに駐車場は工場というかキャッスルの建物の裏にあるんですが、そちら側の外観はまさに「工場」でありまして、もう少し何とかならなかったのかな感がじわじわと(右上画像マウスオン)。



そんなわけで早めのお昼ごはんタイム。洒落た洋食屋さんへ入り、それぞれハンバーグ系を注文します。ワンプレートランチは生姜焼きのタレがご飯に染み込みご飯がぐじゅぐじゅ系になってしまうという難点はありましたが、まぁ美味しかったかな。



さてお腹が満ちたら再び北上しましょう。もともとは「福島市で円盤餃子ランチ&温泉立ち寄り」もいいかなと思っていたのですが、日曜日だし混んでいること必定、ちなみに飯坂温泉だと駐車場探しにも手間取りそうだしというわけで小野町ランチとなったわけです。で、ここからは再び高速に乗って北上です。



福島JCTからは東北中央道を進みます。この道を通るのは初めてですが、確かに便利になったよなぁ。2012年の年末には栗子峠越えのR13を使いましたが、ホワイトアウト状態でかなりおっかなびっくりだったことを思い出します(その時のページはこちら)。



2018/3現在の終点は南陽高畠ICですが、ご覧のとおり工事は着々と進められており、もう何年かすると全通という話にもなってくるんでしょうか。しかし高速ができると観光客の車は途中経路を高架やトンネルで素通りということになり、ふと思いついての寄り道買い物食事需要とかの「地元経済が潤う機会」自体がざっくり失われてしまうわけで、地元としては痛し痒しの面も少なくないだろうなと。



少しの間ですが山形新幹線がこちらと同じような速度で並走してくれました。



さて、今回最初の温泉はかみのやま(上山)。で、こちらの老人いこいの家併設の「中湯公衆浴場」はこの2018/3/31をもって閉鎖となる施設なのです(右上画像マウスオン)。というわけで惜別入浴‥のはずなんですが、外観見学のみにて入浴はせず。「ええ?最後の機会なんだよ?」とツッコマれるかもしれませんが、地元の方々の出入りが多く、こりゃそこそこ混んでるな&湯がくたびれているかもということでやめたというわけです。

でも、やっぱり今思えば入っておくべきだったかな(時既遅)。ちなみにこのあと進んでいった先にはもう1つの公衆浴場がありましたが(左上画像マウスオン)、そちらも駐車場には多くの車が見えたのでパス。



というわけで、ネット情報の中でちょっと気に入った「旅館 ふぢ金」さんへ。駐車場側の建物外観を見るとそこそこ新しそうに見えますが、奥に行くにつれて昭和レトロの雰囲気になりますので油断は禁物?です。



建物は古びてはいますが凝った意匠の造作が特徴的で、昔は格式のある宿だったんだろうなと思われます。さて階段を下りてどんどん進んでいくとあれ?もう1つの玄関へ。ご主人いわく「昔は温泉街の通りに面したこっちが玄関だったんだ」とのことでした。そうか、車社会になってから駐車場側に玄関を作ったということなんですね。



この玄関脇にも小さな浴室がありましたが、ご主人に「誰も入っていないから、お二人で大浴場を使っていいですよ」との許可をいただいていたためこちらは見学のみ。高温源泉を逃がすための樋と加水用ホース‥こりゃかなりあつ湯系のビジュアルです(笑)。



というわけでいよいよ大浴場へ。「つるはきの湯」、「つる=鶴」なのは想像できたとはいえ、「はき」とは?と思ったら、「はき=脛(すね)」なんですね。ここも動物療養の由来がある温泉地だということがわかります。それにしても「近年〜」の文章は昨今の湯事情をかなり憂えた内容になってますね。

ではでは、いざ行ってみましょう入ってみましょうつるはきの湯!





しかし問題は湯温です。温度計を持参しなかったのですが(実は温泉セットの中に入っていたんですがこの時は気づいていなかった)、手湯によるアナログ計測によると47度くらいはありそうです。が、しかし?





ややキシ感も感じられるシャキっとした湯をじっくりとタンノーします。湯汚れとも無縁で、やはりこちらに入浴したのは正解だったかも。窓が少し開けられていたこともあり浴室内は暑くもなく寒くもなし、もちろん湯気モウモウとも無縁の快適さです。出たり入ったりを繰り返し、十分満足いたしました。

湯上がりにご主人が「どこから来ましたか?」とおっしゃるので「千葉からです」と答えると、「千葉といえばね、昔、千葉から○○を定期的に回収に来る人がいてね、まだ自分が小さい頃からその人に付いて回ったものだよ」とのこと。話の内容的に、その方は「テキ屋の元締め」みたいな人だったのかもしれません。



続いてはもう本日のお宿に行っちゃいます!温泉ファンのみならず蔵王名物ジンギスカンに定評がある「ろばた」さんに宿泊です。到着したのは午後3時を少し回ったころでかなり早めのチェックイン。というのも、先客さんが来る前に貸し切り内湯をいただいちゃおうという作戦があったからなのですが、女将さんいわく「今日の宿泊はあなた方のほかに夜遅く到着する1人がいるだけです」ということなので焦る必要はなかったようです(笑)。



ちなみに部屋は洋室なのですが、実はロフト付きでして5人くらいまで泊まれそうです(右上画像マウスオンで俯瞰画像に変わります)。しかし頭をぶつけそうでちょっと危なっかしいかな。あと、仕方のないことなのですが、1Fでじゃんじゃんジンギスカンを焼くので2Fに続く階段および廊下はかなりのジンギスカン臭が立ちこめています。階段の上がり口にドアを付ければよかったのではないかとも思いますが‥。部屋が暑めなのは温泉による暖房のせい?おっとそうだ、貸し切り利用前提のお風呂を見に行かなくちゃ!





さて、宿湯は焦る必要もないとわかったので、混み始める夕方になる前に共同浴場めぐりといたしましょう。「外のお風呂に行く時は声を掛けて下さいね、無料券がありますので」と言われていたのでその旨を伝えると、ささっと6枚「入浴協賛券」を渡して下さいました。上湯・下湯・川原湯の3湯*2人ですから「この夫婦はきっと全部入ろうとするに違いない」と察しておられたわけですね、ええ、確かに全部使い切りましたが(ちなみに「足らなければまた言って下さいね」とまで言われておりましたっけ)。



まずは直近の川原湯からまいりましょう(湯上がり後の撮影画像ですが)。

男湯には先客さんが1人おられるようだったのでおしんこどんにカメラを渡して女湯を撮ってもらうことにしましたが、何とTakemaと入れ替わりで先客さんが退出したので結局男女とも貸し切りとなりました。



前はもっと熱かったような気もしますがこの日は適温でした。源泉温度が多少下がったのか、それとも前の時はもっと身体が冷えていたから?ここの共同湯に入るのは建て替え前以来なので、もしかしたらその頃よりも温泉力(あつ湯耐性)がついたからかもしれません(笑)。



ほぼ同源泉使用のかわらやさんの方には湯浴み客が何人かおられるようでした。こちらに宿泊したのは2012のGWでしたからもう6年も前のことなのね。あの時はおしんこどん母と3人だったよなぁ懐かしい(その時のページはこちら)。

続いて上湯へとやってきましたが、ちょうど先客さんが入っていくところだったのと、距離が近すぎるのでもう少しクールダウンしたいというおしんこどんの意見に、それもそうだということで少し休憩。そのあと下湯アタックとなりました(これまた近いんだけれどね)。



先客さんが2名おられて「あちゃーここもダメか」と思ったのですが、お2人ともマッハのスピードで上がっていったので心置きなく撮影成功。こちらも適温で、あれー、蔵王の共同湯って湯の感じがそこそこ凶暴だった印象があったんですが、何だかマイルドな浴感。というか今回の下湯の湯は特にそこそここなれたマイルドさを感じました。



というわけで酔い覚め用の飲み物を買い込んで宿へと戻ります。あ、そうだ、宿の前には足湯があったんでしたね。結局足を浸けなかったというか、実は足湯にはそれほど興味のないTakemaでありました。



大相撲を見ているうちに太陽も西に傾き、さーてそろそろご飯ですね、夕食はもちろん‥ジンギスカンに決まってます!

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