- 2019GW旅行記(9) 山上の楽園阿仁スキー場、、人も少なく超快適! -



GWなのにまさかこんなに人が少ないとは!森吉山阿仁スキー場。



(2019年4月26日夜-5月6日 その9)

明けて翌朝の5/4。この日もどうやらいいお天気となりそうです。皆さんばらばらの行動予定で、夕方になって戻ってきたところで宴会がてら本日の反省会兼夕食兼飲み会となるのでしょう。さてわれわれはどこへ行くか。さすがに20年近くこの界隈でテントを張り続けていると、新たに行きたい場所が少なくなっているのが悩みのタネであります(笑)。

というわけで、「久々に杣温泉に行ってみるか」と考えつきました。全部下道なので遠いは遠いのですが、まぁ前にも行ったわけだし大丈夫でしょう。



というわけで、よねや交差点から裏道の農道をずんずん進み、雄平フルーツライン~みずほの里ロードをつないで横手市内をパスし一気にR46へ。さらにショートカットの道経由でR105に出てひたすら北上です。車は少ないんですがそれにしても遠いなぁ(帰りが思いやられる)。

全然休みなしで走ってきたので(休み場所が全然なかったともいいます)、ちょっとした道の駅然としたところで初休憩。8:30ころ出てきたのにもう10:30を回ってましたからねぇ。



ここ上桧木内は、冬の「紙風船上げ」という行事が名物なんですね(どうやらこの場所が打ち上げ会場となるみたい)。見てみたいけれど、日程が「2/10」固定のようで、シフト制平日休みの身としてはなかなかハードルが高そうです。

さて、ここからはさらに峠を越えて阿仁合方面を目指しますが‥


(この日はまだ何もしていないのに‥)

さいわい阿仁合駅にはおいしい洋食屋さんがあることを知っているわれわれゆえ、まずはとにかく駅へ。この時の経験が生き焦らずにすみました。何といってもこの界隈、食事ができるお店は極端に少ないですからねぇ。



そんなわけで阿仁合駅へ。駅前は広く、車を駐める場所もたくさんあって何よりです。前回の訪問後駅舎をリニューアルしたと聞いていましたが、確かにこざっぱりときれいになりました。併設のレストラン「こぐま亭」も改札の左側から右側に移動し、ずいぶん広くなりました‥が、この日は!





というわけで、何ともお洒落なランチとなりました。あ、このあと席待ちの渋滞が発生していたことは言うまでもありません。われわれもアブナイところでしたからね。やはりGWは恐るべしです。

食事を終えたあとは駅舎内&周辺をうろうろ。すると、実に絵になる撮影ポイントを発見!









さてお昼ごはんのために立ち寄った阿仁合駅ではありますが、ここで何とも素晴らしき観光情報を得ることが出来ました(観光案内所あり)。何と、あの「阿仁ゴンドラ」がこのGWまで運行しているというのです!

阿仁ゴンドラ。森吉山の山頂近くまで延びるゴンドラ線とスキー場、その頂上近くには冬期間スノーモンスター(樹氷)が出現するというわけで、前回はそれを目当てに訪問したわけです。さすがに樹氷は残っているはずもないですが、まだ山頂駅付近のスキーエリアは営業中なのだとか。よし決めた、温泉よりも雪山だ!



そんなわけで森吉阿仁スキー場ゴンドラ駅へ。うわ、思っていた以上に車が少なく、そして日差しが強くて暑いほどです。おしんこどんはいつものように顔出ししてますが、そんなに涼しげでもないなぁ(笑)。



こちらの秋田犬も、この日の陽気にはグロッキー気味のようでしたよ。



というわけでガラガラのゴンドラ乗り場へ。スキー場はもうホントの最上部しか営業していないようですが、裏を返せばGW終了まで営業できるというのもスゴイ話です。さてそれでは2度目の阿仁ゴンドラ乗車、いってきまーす!





しかもこの日は風もなくて絶好の春スキーだったり春山登山(森吉山山頂往復)の日和だったわけです!もっとも装備(靴)に難があるので頂上まで行くことは諦めていましたが(くっそー残念)。



山頂駅の標高は1167m、もちろん駅周辺は雪だらけなのでありますが日陰にあるこの温度計でも気温は12度もありました。微風快晴、日差し強しなので全く寒くありません!(ま、ジャンパーは着ていましたが)。それでは外に出てみましょう。





というわけで唯一動いているリフトの降り場へと上がって来たところ、何やら見慣れない用具(自転車スキー?)を持ったスキーヤーがおりてきました。



お節介ながらお話を伺ってみると、これは「スノースクート」という滑走用具らしく、まさにハンドルさばきと重心移動により滑り降りていくのだそうです。日本には20年くらい前に(こっそり)入り込んだのだそうですが、自分はもう30年くらいスキーをしていないので(最後に滑ったのはワーホリ時代のNZコロネットピーク)、そのあたりは全然疎いのであります

もともとは、フランス界隈でモトクロスバイク(自転車)のライダーが、「冬でも雪の上で云々」という思いから開発されたようです。国内のスキー場でも滑走が許可されているところが8割くらいだということで、案外初心者でもイケるのだとか。レンタルのあるスキー場もいくつかあるようなので、機会があれば滑ってみたい機材ですねぇ。



さてここでいつものようにミニ雪だるま(通称「ゆきちゃん」)を作り始めたおしんこどんですが、「大物」の雪の塊を見つけ、そこに頭を付けて目を作って、「大型ゆきちゃん」を作成しました。好きだねぇ。





このあとはもう少し上が見えるあたりまで登っていきます。そよかぜなので実に心地いいのですが、ご覧のとおりおしんこどんはスニーカー。あまり無理は出来ません。



雪が溶けたばかりのエリアではふきのとうの花がまさに開花準備中。これならまだエグ味もなさそうなんですが、今宵の宴会テント内で天ぷらをするつもりもなかったので見るだけにとどめました。おそらく現在はとてつもない「フキの葉畑」となっていることでしょう。







おしんこどんはスニーカーでうろうろ。あの山はどこだろう、分水嶺の稜線かな?



先ほどのスノースクートの方々はさらに山の上へと上がっていきました。



おしんこどんは「靴セード」で下っていきますが、さすがにそんなには滑らないようでした(笑)。

そりゃそうだよなぁ、グリセードの場合は相当の傾斜がないと滑っていかれないし‥あ、もう20年以上やっていない気がしますが。そもそもピッケル持参の春山がこの時で最後だし。



そんなわけでゴンドラ山頂駅まで戻ってきました。この駅にはもともと売店やレストランなどはなく、あるのは休憩室とテラスだけなのですが、この時はそこにもだーれもいませんで、まさに貸し切り!そんなわけでテラスに出て‥





まぁさすがにこのあと次のお客さんは来ましたけれどね。頂上まで行かれたそうで。当然ながら「よかったよぉ!」とのこと。でも、装備的にも時間的にも無理だったしねぇ‥。森吉山は「花の山」といわれるように高山植物が咲き乱れるところなので、ここもいつか6月に来てみたいところです(いつになるやら)。



さてそんなわけで下ります。いやはや春山をタンノーできて何よりでしたよ。かなり楽しめましたので下に降りましょう。



下に降りたところで、秋田犬の彼だか彼女だかは相変わらずまったりしていましたが、「お散歩タイム♪」と知ると尻尾を巻き上げて嬉しそうに出発していきました。やっぱり散歩が大好きなんだね。

そんなわけで阿仁ゴンドラで行く森吉山界隈は実に実に楽しかったし気持ちがよかったのです。しかしですね、



だから帰りはとにかく湯沢を目指してひたすら南下。結局どこの湯にも寄らず買い出しのみ。最後に山の湯っこほほえみの郷観音湯で1日の汗を流します。ここに行く途中で、湯から上がってきたお仲間ライダーとすれ違いましたが、そうかあの人は男鹿に行ってたんだっけ、やっぱりお互い目的地が遠かった(ので遅くなった)のね。



さて、今晩はアスパラの肉巻きでもしようということで、よねやの袋から豚肉のパックなどを出したら皆さんからどよめきの声が!みんな「どうせTakemaは今晩も海鮮系の寿司とかだろう」と思っていたのにまさか「料理」するとは!というオドロキだったようですが、たまにはやるんですよたまには!



はい、おいしくできあがりましたとさ。



明けて翌朝は出来合いで勘弁してください(苦笑)。横手焼きそばをイメージした惣菜といつものフルーツ、そして写ってはいませんがおとうのコーヒーです。この日は東鳴子に移動なのですが、何とこの日も天気がいい!結局ここまで、お天気イマイチだったのは初日(移動日)と、康楽館で芝居を観た前後だけ、あとはビシっと晴れまくってくれました!令和めでたし!(ま、令和初日の朝は雨だったんですが)。



さ、おとうの宴会テントの撤収を皆さんでお手伝いした上で出発です(かつて撤収せず先に出たにもかかわらず「山の湯っこ」に入浴していた所業がばれて人でなしと呼ばれたされたこともありましたっけ(大苦笑))。まだ対岸の桜も咲いていました。



秋田県湯沢市内でも標高がそこそこの場所ではGW終盤まで桜が楽しめましたね。



でもR13から分岐するR108号沿いの並木はご覧のとおり。「オシラサマ」も同様でした。

さてこのあとはやっぱりあそこを目指すこととなりました。何と「あの方」も合流しましたよ。

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