- 2019/6 黒部立山 (2)まずは欅平を目指します。近くなったなー。 - 黒部宇奈月停車の北陸新幹線は朝一番じゃないので少しゆっくりできてよしよし。 |
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(2019年6月14日-16日 その1) |
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というわけで北陸新幹線のはくたか号に乗り込みます。ええっと、長野新幹線時代も含めて高崎以西の区間に乗車するのは初めてなのですよ!そういやおしんこどんとの結婚直後の夏はブルートレイン「北陸」で富山まで向かってたし(この時です。あ、この時もそうだったか)、それ以前のはるか昔は白熱灯&ノーエアコンの客車急行「能登」とかにも乗ってたよなぁ。若き日々には北アルプスに毎年行っており、信州側か越中側かどちらかから入っていたのです(山を下りるときは信州側にというのが多かったのですが、社会人になって多少財布に余裕が出来てからは新穂高から松本に出ることが多くなったという記憶があります)。 |
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自分は北海道厚岸の「かきめし」を、おしんこどんはおかず沢山のお弁当を購入。朝から「味に変化がないお弁当だと飽きる」と前回思ったのですが(前回は牛肉弁当系でした)、このかきめしは最後まで飽きずにいただけました。美味しかった♪それにしても、厚岸の駅弁が普通に東京駅で買えてしまう時代がやってくるとは思いもしませんでしたね。 |
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さて車窓に映る山々ですが、自分は過去にそこそこの山に登っているにもかかわらず、上の2枚の画像は全然山座同定が出来ません。左は妙高の焼山界隈を見ているのかなぁ。右は北アルプスの北方稜線(朝日岳とか)かもしれませんが。 |
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さてさて、そんなこんなのうちに乗換駅である黒部宇奈月温泉駅に到着です。東京から2時間半で到着とはとてつもなく近くなったものです。上にも書きましたが昔は夜行列車で来ていましたからね。 |
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そうか、黒部市にはYKKの大規模工場があるんだっけ‥。「黒部から、世界へ。」 |
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さてしかし、もともと何もなかったところ(富山地鉄立山線の交差部)に造られた駅だけに、駅周辺には見事に何もありません(良くいえば「開発余地がたくさんある」ともいいますが)。でもこの周辺にお住まいの人からすれば「とてつもない利便性の向上」なのですよね。さすがに通勤するには遠すぎますが(笑)。 |
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そんなわけで宇奈月温泉行きの列車がやって来ました。余裕をもって座れましたが、そうなるとやっぱり地方の私鉄は経営が厳しいよなぁと思わずにはいられません。富山地鉄の場合インバウンド系のプラス効果もあることでしょうが(アルペンルートというドル箱の収入=直接的な経営母体ではないにせよ間接的な収入は間違いなく相当あるはずかと)、 |
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そんなわけで地鉄電車はのんびりと走っていきます。 |
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(ただの車両進行前面動画です)。 |
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何だか中途半端な時間に到着しましたが、こちらとしては全て予定通りなのです。今宵のお泊まりはここ宇奈月温泉なので、宿にメイン荷物を預かってもらい、ここからはデイパック1つでの行動となります。ちなみに地鉄宇奈月温泉駅前のこの噴水ですが、正確には「噴湯」です。熱くて触れないくらいの湯で、この日は暑かったのですが、それでも噴水上部から立ち上る湯気がわかると思います。老婆心ながら‥「浸かるのは無理よ」(笑)。 |
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今回のお泊まり宿は左上画像の「フィール宇奈月」。そもそも夕食の設定自体がないカジュアル系の宿泊施設です。ただ宇奈月のお宿って概して「強気な料金設定」のところが多いようで宿探し時にはちょっとびっくりしました。「フィール宇奈月」は、経営が変わって今のような形態での営業になったような気がします。全館禁煙ですが、エントランス脇に喫煙室があるので特に問題はありません(下まで降りてくる手間は惜しみませんので)。 |
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お宿の真ん前には「駅の足湯 くろなぎ」があり、せっかくなので一湯。足湯なのでカウントはしませんが、そもそも宇奈月温泉自体が黒薙温泉からの引き湯ですからね(「宇奈月温泉宿泊」としてのカウントはしますよ)。もちろん温度調整が為されており適温でした。せっかくだからビールと行きたいところでありますが、この後の予定があるのでここは我慢ガマン。 |
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1日4便あるこのツアー、最初に知ったときには「すわ、『高熱隧道』区間に行かれるのか?」とコーフンしたのですが、実際はその手前の「欅平上部駅まで&その後水平歩道の尾根まで徒歩で上がる」行程でした。でも2019現在「普通では行かれない場所に行かれる」というのは事実ですから、さっそく予約しましたよ(この日は金曜日=平日だし。 |
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なお今回初めて知ったのですが、黒部峡谷鉄道と台湾の「阿里山森林鐵路」は、2014年4月から姉妹鉄道としてのキャンペーンを実施しているようなのです。それは何と! |
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(もちろん逆もOKです)。 |
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すごい!太っ腹の両社ではありませんか!ちなみに自分が台湾に行ったとき(この時です)は、土砂崩れということで阿里山鐵路は全線運行を休止していたのですよ。無料云々はともかくとしてもあの時乗りたかったんだけれどなぁ。 |
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さて、黒部峡谷鉄道は以前にも何度か乗っていますんで景色にあたふたすることなくゆったりと乗れました。お天気もいいのでのんびり。それにしてもこのダムの水ってこんなにエメラルドブルーだったっけ?そうでもない時もあったと思います。 |
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いやーお天気がいい中順調に進んでいきますよトロッコ列車。 |
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途中、工事用列車ともすれ違いましたが、そもそもこの黒部川沿いのダム&発電設備は建設後相当の年月が経っていますから、メンテナンスも相当こまめにやらなければならないんでしょうね。この界隈では黒四ダムばかりが有名ですが、実は「戦前からの施設」もとても多いわけですから(産業遺産指定を受けている施設もありますし=仙人谷ダムとか)。 |
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鐘釣のあたりでお昼ごはん。4便だとタイミング的にお昼ごはんを食べる場所がないのです(そもそも食べるにしても欅平しか選択肢はないですが帰着後は閉まってますし)。でも宇奈月で買ってきたこのおにぎり、大きめだし何と具が複数入っていて味変もあり、実に美味しかった!海のもの、山(畑)のものというコンセプトもはっきりしているし、このアイデアはありですよ!今のところセブンとかの大手コンビニにはない逸品でした。 |
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さていよいよ欅平が近づいてきました。トンネルにさえ冬季の雪害を避けるための扉が設置されているエリアに、昭和11年築造のダムがあるって、何だかすごいしそもそも相当無茶な計画を実行したのではないかと思いますが、でも一方で、旧日本軍は終戦前にロケットエンジンまでも実用化していましたし、ある意味「戦前=しょせん劣った古い技術」というステレオタイプでみてはいけないと思うわけです。まぁそれでもこのダム建設にあたってはこの鉄道(の前身の華奢なトロッコ鉄道)を利用しつつもメインは「人海戦術」だったのではないかと思うわけですが。 |
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さて列車は定刻に欅平駅に到着です。両上画像は車両の入れ替え時に撮ったものですが、この列車のヘッドマークはまさかの「ももクロ」でありました。しかもサイン入り!(とはいえ宮城県女川町での開催イベントによく参加している以外詳しくは知らないんですが、それだけに好感しているんです)。 |
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