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- 2020夏 北海道(1) 苫小牧行きフェリーはプレミアム個室で -



さぁって、夕方便でスタートです。深夜便だと到着後の移動が限られちゃうので。

(2020年8月16日-23日 その2)

今回の旅行ではできるだけ「三密」を避けるというのが基本でありまして、その最初の考慮は「お盆を避ける」ということにありました。いくら移動自粛といってもそのタイミングでしか休めない方々が多いのは間違いないわけで、多少フレキシブルに休める自分はそこを外して8/16(日)の夕方便で出発と考えたわけです。というわけでまずは大洗へ。



常磐道下り線もかなり空いておりました(上り車線はそこそこの通行量のようでしたが、普段の日曜午後と比べても明らかに少ない)。東水戸道路については言わずもがなですね。

このあと大洗で食事をしたのですが、お目当ての店が駐車場満車&席待ちのお客さんがずらりと並んでいたので諦めて別の店へ。特に書くこともないのでここでは触れません(要は満足度が高くはないわけなので)。

しかしそれでも時間が余りまくってます。というわけでまずはめんたいパーク再訪。



とはいえこのタイミングで明太子を買うわけにもいきませんし、工場はお盆休みで稼働もしていませんでしたので、ある意味「トイレ休憩」みたいなものでした(笑)。で、まだ時間があるなぁということで続いて大洗マリンタワーへ。



高さ60mの展望台ですが、入館料340円ってのは比較的良心的ではないですかね。



ここもお客さんは少なめ。まぁこのご時世ゆえしょうがないか‥。



近場に目をやればフェリーとめんたいパーク。屋上の赤いやつ、アサヒビールのあれと兄弟の契りを結べそう。



そして少し遠くに目をやれば、今シーズンは公式にはオープンしていない大洗のビーチと(少ないながら海水浴客が見えていますね)、その奥には原子力関係の施設が。自分は知らなかったのですが、あの施設群の一つが高速増殖炉の研究実験炉として建設された「常陽」なのだそうですね。後継の炉だった「もんじゅ」(敦賀市)もすでに廃炉が決定しているわけで、ここはどうするのかなぁ。ちなみに金属ナトリウムによる冷却方式については自分もずっと反対でありました。でもこちらはまだ廃炉というわけではないようです(医療用途としての存在意義はあるようなので)。

また右上画像はゴミ処理施設の煙突のようにも見えたのですが、説明掲示によると「日立製作所のエレベーター研究施設」なのだそうで、あとで調べたところ名前は「G1TOWER」というのだそうな。高さは213mで、地上180mのところに展望台もあそうです(ただし大洗タワーのように誰でも上れるわけではないらしい。研究施設だから当然か)。

しかし、「高さ213m」との記載を見つけたときの自分の思いは全然別の方面にありました。それは‥



とまぁこんな感じで(苦笑)。それにしても岐阜県にはいつの間にか215mのジャンプサイト(しかもブリッジバンジー)ができてるし、こりゃやっぱりいつかは行かないとなぁ(もう何年も飛んでないんですっごい恐いはずだぞぉ)。



さて話を戻して大洗港です。この日のバイク台数はこんな感じ。お盆も終わったしこのご時世だしというわけでこんなものでしょうか。

で、今回のチケットですが何と往路は「プレミアム」です!「やっぱり個室が安心できるよなぁ」とは思ってもいたのですが(一度個室の快適さを経験してしまうと、2等大部屋はもちろんのこと二段ベッド室にさえも戻り難いというのも大きいのですが)、往復それぞれの料金を確認してみると、復路の窓なし格下部屋料金よりも往路のプレミアム格上部屋のほうが安かったのです。たぶん復路は日曜の午後大洗到着ということで需要が多いと考えられた上での変動料金なのでしょう。もちろん帰路は窓なしを予約しました。

というわけで最上階7Fデッキに位置するプレミアム部屋へ。あ、「往路も窓なし部屋ならもっと安くあがったでしょ?」というツッコミはなしでヨロシクです。何ヶ月も千葉(ほぼ市川市のみ)に籠もっていたんですから、少しは羽を伸ばしたいというか‥。




(テラス2席の間にあるのは灰皿じゃありませんので念のため=屋外でも禁煙)



さすがに8月半ばゆえ出航時間近くなると日も暮れてきます。なお、船内自販機のビールはスーパードライばかりで(あと発泡酒)、サッポロクラシックは売店でしか買えませんでした。まぁちゃんと買えるのだからいいんですけれど。

すっかり暗くなった頃(まだ出航していません)、深夜出発便が入港してきました(右上画像マウスオン)。あちらの船はモノクラス(一段ベッドのみ)で、公共スペースも広くていいんですが、いかんせん苫小牧19:45着というのはなかなかの難点なのです。市内に泊まるのじゃ深夜便を使った意味がないですし。以前利用時は支笏湖まで走りましたが(その時のページはこちら)、自然豊かなエリアでの夜間走行はお勧めできませんし(野生動物の関係で)、現実的に考えれば白老界隈の温泉宿エリアかなぁ。



はい、あっさでぇーす。見えているのは下北半島、あれは東北電の東通原発かな。災害対策が完了しているのであれば稼働しないのはもったいないのにというのが自分のスタンスなので複雑な感じです。だって稼働していようがいまいが「そこにウラン燃料がある以上」危険度に大きな違いがあるわけではないのですから(現に東日本大震災時も原子炉の停止自体は問題なく行われましたし)。

このあたりは「現在ある原発については柔軟に判断したい」とする北欧諸国界隈のほうがわかりやすいですね。日本は何事も情緒に押し流されやすいのです。「安全であるのはわかったが、かといって安心だと思うことはできない」とかのコメントが堂々とまかり通ってしまうのもその好例でしょう(日常ではそんな情緒的判断にある意味助けられてもいるわけですが)。



朝食は船内レストランでいただきましたが、何だか商船三井のごはんって力を入れてないですよね。



さてそんなわけで苫小牧港入港です。大洗港に比べたらはるかに規模が大きく立派ですねぇ。

ただし規模が大きい港ということは港内を徐行しなければならない距離も時間も長くなります。帰路は大洗港入港の様子をそこそこ見ていましたが、やっぱり接岸までの時間は苫小牧のそれに比べてはるかに短かったようでした。



車両甲板(4F)に下りると、結構空きスペースもあってハイシーズンとは思えません(ピークが終わった直後ではありますが)。車に戻るや否やソッコーでエンジンをかけるドライバーもところどころに見受けられましたが、よい子のドライバー各氏は自重しましょうね。誘導の船員さんや、そして同じ甲板にいるバイクや自転車のライダーはその排気を吸わざるを得ないのですから。



さてこのあとは千歳界隈お風呂‥には寄らず、そのまま道東道に乗って2度目訪問のお宿を目指します。



ま、ここじゃないのはおわかりでしょうね。バリバリの観光施設だし(笑)。



お昼は食べていないので、占冠PAにてトウキビを摂取。



トンネルの真上が牧場ってイイ♪十勝清水ICで下り、右上画像のお店で昨秋ご飯食べたっけ♪(
こちら

というわけでこの続きは次ページにて。


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