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- 2020夏 北海道(3) かんの温泉で「三疎」入浴をタンノー! -



浴槽数の多さもあり、ほかのお客さんと同じ湯船に同時に浸かることはありませんでした。



(2020年8月16日-23日 その3)

というわけで、渡道初日のお宿は4年前と同じくかんの温泉。あ、おしんこどんは上下の服からマスクまで全部統一コスチュームですね。全部自作だったりします。実は彼女はニット生地縫製の資格を有しております。その昔の高校生時代「大学受験に失敗したら洋裁学校に通おう」と思っていたそうで、大学には進学しましたが、Takemaとのとの結婚後にその「本懐」を実現させたというわけです。

さてかんの温泉とくればとにかく数多い湯船をコンプリートしなければ。到着時には男湯が「焦らないでいいほう(個人的見解です)」だったので、まずはゆっくりと本館隣接の湯へ。なお貸切露天湯は源泉井からのパイプにスケールが詰まった関係で利用不可でした。残念ですがしょうがない。そういえばわが家には秋田県湯沢市(旧皆瀬村)の「今は無き木地山キャンプ場併設温泉の源泉井を詰まらせたスケール」があったりします(この時にいただきました。この2年後に源泉井閉塞)。



まずはイコロボッカの湯へ。足元湧出なのですが高温湯、でも加水はしたくない‥ということで、



熱交換器を浴槽内に入れて湯温を下げているというわけです。それでも44度くらいありましたが。



湯上がりに玄関前で涼んでいたら鹿がわしわしとごはん中。

続いて浴室棟の湯にも入りましたが、こちらは先客さんありというわけで、湯画像は夕食後すぐのタイミングでリトライということに(20:00で男女の浴室が入れ替わります)。ほんじゃ、夕ごはんをいただきましょう。



山の中の湯宿ということで食事は比較的質素‥という記憶があったのですが、記憶通り品数は少なめなものの鹿肉ステーキなんかもあったりして、われわれにとっては「必要にして十分」です。まずは生ビールで乾杯したわけですが‥

何だか「前回宿泊時の夕食では日本酒を飲み比べたような記憶が‥」。というわけで飲み物メニューを見てみると、





飲み比べた結果、おしんこどんは國稀推し、Takemaは北の勝推しという感じでありました。ちなみに4年前は「大雪の蔵(絹雪)」「二世古(京極)」「国稀(特別純米酒)」というセレクトで、5つのお酒から3つを選ぶというシステムだったんですね。しかもお値段もぐっとお安かったみたい?(まぁしょうがないですな)。

はい、このあとは間髪を入れず腹ごなしにお風呂ですよ。あまり健康にはよくないかも知れませんが時間制限があるのでねぇ。



メイン浴槽は熱めだなぁと思ったらやっぱり。入れない人も多そうな気がします。



いっぽうでエントランスすぐの浴槽はこの時期適温にセットされていました。

この他に露天湯*2もありましたが、絵的にイマイチだったので載せません。まぁ夜の露天湯画像は映えないですし。

このあと湯から上がり外で涼んだわけですが、さすがに山の中ゆえ気温もぐっと下がり、8/17 19:50の段階で15.8度でした。涼しくて助かるわぁ。

それと夕方の露天湯タイミングで思ったことですが、今回の滞在中アブの襲来が全然ありませんでした。チェックアウト時にそのことを伺ってみると‥



とのことで、うわー助かったわ。それにしてもアブの生態っていったいどんなふうになっているのでしょう?じわじわ羽化してじわじわ死んでいくのではなく、生き死にそれぞれも一気呵成にということなのでしょうか?



明けて翌朝、たぶんコアな温泉ファンはいないはずと考えつつも早朝湯練で5時10分頃にお風呂へ。へっへー、まだ誰もいませんね。これが津軽の共同湯だったりすると地元の年配常連客で千客万来混雑必定だったりするのでアブナイのですが(笑)。

一番手前、洗い場横の浴槽はぬる湯にて上がり湯にちょうどいいかなという感じ。その斜め向かいにある湯も実測39.0度でこの時期向きです。で、ここから浴室内階段を下りていきます。





建物内なのに屋外の移動を感じさせる岩の配置が実にいいです。こちらのお宿の親会社が大樹町の電気工事&建設会社だと記憶していますが、本業ゆえのこだわりを感じます。ちなみに上画像両サイドの岩はわざわざ日高石を搬入して設置したのだということをこのページをタイプしているついさっき知った次第です。





いや、旧菅野温泉は1913年開湯の歴史ある温泉なのですが、前の経営者が病に倒れたあと(2008)現会社がその権利を取得した上で施設を新築&リニューアルさせたわけで、ある意味いいバトンタッチだったのかと。準地元の会社ですし。

なお自分は1990年台前半に「(旧)菅野温泉に行くぞ!」と心に決めて道道との分岐までやってきたことがあるのですが、当時は全線が未舗装で、しかも訪問時はあらたに砂利を敷いた直後だったようで、「50mくらい進んだところで進行を断念」した記憶があります。当時のバイクはオンロードの250ccXeivis、キャンプ道具を含めて荷物満載だったしなぁ(ちなみにバイク免許を取得してまだほんの数年ゆえ、当時はバイクで未舗装路を走ったこともなかったのです)。



階段下のメイン湯はそこそこ熱めです。「熱め苦手のボウヤは上の湯だけにしておけ」ってこと?(笑)。



脇の湯もしっかり熱いなぁ。まぁこのくらいなら普通に浸かれるくらいの温泉力はあります(笑)。



でもここは(苦笑)。かつて自分が入浴&温度計測をした中での最高温度とタイなのですよ(その時のページはこちら。当該ページには48.3度という数値が示されていませんが、ダッシュ湯上がり、湯がかき混ぜられた直後の計測温度がそれだったのです))。なおあとでお宿の方に伺ったところ、「あそこは湯溜めではありますが浴槽ではありません」とのことでした。でもですね、温泉ファンとすれば、


なのですよ(何のこっちゃ)。ちなみにこの時は足を付けて10秒くらいで「だめ、こりゃ無理!」と判断し撤収したわけですが、かの石の湯ではよく全身浴できたものだなぁと。加齢とともに温泉力も低下しているのかしらん?(さもありなん)。



こちらの湯は改修中とのこと。ぬる湯的な湯温はあったのになぜ?



ところで浴室入口にある掛け&上がり湯設備なのですが、前日男女入れ替え作業のために来ていた係員の方に聞いたところ「これは温泉水ではなく熱交換器を通した真湯」なのだそうです。いろいろな考え方があるようですが、こちらではそういうことなのですね。

中高年方面まっしぐらのTakemaゆえ、無料の血圧測定器があったりすると飛びつきます(笑)。あれま正常値そのものじゃないですか!(いや、一応服薬してますんでね)。



さぁって、朝ごはんもいただいた上で出発です。この日は大雪山のふもとをぐるりと回り反対側の温泉へ。ガソリン残量はまだ大丈夫そうですが、念のため瓜幕のホクレンに立ち寄って満タンにしておきます。基本的にガソリンはいつもたっぷり残量派です。災害時などもある程度安心です(東日本大震災の時のガソリン給油車列渋滞、覚えてます?)。

この続きは次ページにて。

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