[2020北海道編トップに戻る] - 2020夏 北海道(5) 大雪高原温泉、銀泉台経由で愛山渓温泉へ - ヒグマ湯口、これはもう「とってもわかりやすい訪問湯」ですね(笑)。 |
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(2020年8月16日-23日 その5) |
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最初は沢沿いに進む穏やかなダート。路面も安定しています。 |
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というわけでまず目指すは大雪高原温泉。2009年に宿泊していますが(その時のページはこちら)、気がつけばもう10年以上前のことなんですね。 |
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途中工事中区間もありました。しかし、こんな立派な両側ガードレールって必要なのかな。まぁ奥に「お金を生む施設が(民営でも)があるから」ということなのでしょうが、「選択と集中」とかいう耳ざわりだけがいいやり方より、「今あるものを(少しでも)維持しつつ云々」のほうがいいと思うんですけれどね。経済もインフラも、一度切り捨てたら復活が不可能なのは共通していますし。 |
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白濁気味ですがそれほど濃いものではなく、pHは2.9ということでしたが思ったほど肌を刺す感じもないように思いました。浴室には硫化水素臭がほんのりと。あー、久々ながらいいわぁ。 |
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こちらも特に造作の変更はないようです。 |
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ただ気になるのが、古いネット記録(平成17年分析)によると「高原温泉(源泉名=AB混合泉)」の湯温は71.2度、pHは2.7、成分総計は356mg/kgとあるのですが、今回掲示されていたそれ(平成27年分析)を見ると、湯温は(AB混合泉)49.1度とがくんと下がり、成分総計に至っては156mg/kgと「半減以下」になっているようなのです(そんなに薄いかな?)。ちなみにpH値は2.7から2.9へと中性側に変動しています。 |
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湯を上がって外に出たところでパチリ。ハイシーズンが終了し、車の数も少ない。 |
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このあとは再び国道へと戻り、今度は銀泉台方面へと進みます。こちらも片道13kmのダートですが、そもそも高度経済成長期時代に大雪山系を越えて旭川方面へ抜ける観光道路として計画されたこともあり(尾瀬を抜ける国道と同じ発想ですね)、計画が中止されたあとも道道として維持されており、道路幅も路面状況もかなり良好です。 |
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もっとも銀泉台は景色を眺める展望台というよりは、大雪山系への登山口なんですよね。でも今回は散策する時間は取っていません、どんなところなのかを見に来ただけです。ちなみにおしんこどんは睡魔大王とのバトル中でした。 |
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途中の駐車場でくつろぐ猛禽類。トンビかノスリか、はたまたタカか?顔と脚が白いんですが。 |
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さてしかし、ここである意味予想通り?の失敗。そのむかーし昔(たぶん25年くらい前)、上川で買い出しをしようとしたら国道沿いにスーパーや食料品店がなくて、小雨の中街中をさまよった記憶がありました(ちなみに小さなお店しか見つけられず買い物の選択肢が少なかったことも記憶にあります)。 |
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いや、大きなスーパーの存在を期待していたわけではなく、「セイコマないかな」っていうくらいだったんです。でもそれだったらセブンだって問題なしじゃない?と思われる方々も多いかとは存じます。でも、でも、セブンだけは避けたかったんです。何となれば‥ |
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(セブンの弁当種類は全国一律モノが多いですから)。 |
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そんなわけで町内に戻ってセイコマへ。もっとも、いくらでも検索できるんだからスーパーに行ってオリジナルの総菜という手もあったんですが、なぜか検索せず。まぁいいかというわけで、今宵のお宿へと向かいます! |
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「え、まだ行ったことなかったの?」とおっしゃるなかれ。独身時代バイクで走り回っていた頃に行こうと考えたりもしたのですが、当時は最後の集落から先がダートだったんですよ(かんの温泉もそうでした。道道の分岐からいきなりの深砂利ダート)。 |
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で、チェックイン時(料金先払い)にワーデンさんが「これ、上川町が始めたんです。町内宿泊のお客さん向けってことで」と、右上画像のチケットを渡して下さいました。ん?こ、これって?というわけで調べてみると(愛山渓倶楽部はドコモ電波がかろうじて入りますが不安定)‥ |
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ええっと、どうやら16宿泊施設が対象になっているようなのですが、たぶんC/P比が一番いいのはのはここ愛山渓倶楽部じゃないかな、何たって「素泊まりゆえ最大お支払い金額が4000円」ですからね(あとはホテルとかペンションとかなので2食付きが基本だろうし)。たぶんC/Pベストは大部屋(ドミトリーの)ヒュッテかと(それだと宿泊料金2500円なので実質500円)。ただし、宿泊時の料金支払いには使えません。料金を支払って初めてもらえるチケットです。 |
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うわ、お盆期間はさすがにやっていなかったのですね。ちなみにわれわれの宿泊日は8/18でした。始まったばっかりだったのですね。というわけで、 |
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なお、今回の旅行では政府肝いりの施策である「GoToトラベル」とやらは利用しませんでした(千葉県人なので利用は可能だったはず)。フェリーや一部の宿など、利用できそうな部分もあったと思うのですが、まぁいいかなと。直近に計画&予約を立てたこともあり、手続きとかを調べる余裕もさしてありませんでしたので。 |
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このコロナ禍の先行きは全然見えません。ワクチンの開発云々にしても臨床実証試験がいい加減のまま(=効果が曖昧なまま)仮に投与するとしてもその効果は限定的でしょう。 (注)お宿代を支払わないとお買い物券はいただけないのですが、こちらのお宿は料金先払いなので、チェックイン後に先ほどいただいたお買い物券で生ビール等を購入するのはまったく問題ないのだとか。しまった思いが及ばなかった!(現金で購入)。ちなみにこちらの生ビール中ジョッキは500円と良心価格です)。 |
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金気味のある湯は肌ざわりややキシ感。ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉で源泉温度は44.2度。あとで聞いたところ、源泉設備から近いので送湯による湯温ロスは1度くらい。よって加温も加水もなしで投入し、夏場のこの時期は湯量を絞って浴槽内温度を調整しているとのことです。 |
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夏場ゆえ湯量は絞られています。なお内風呂のみで露天風呂はありません(謎笑)。 エリアは狭いですがトド可能エリアも(笑)。平日ゆえ湯浴み客も少なく終始貸切湯状態。 成分の沈殿により字も書けました(笑)。ちなみに朝湯は8時まで。毎日湯を抜いての清掃です。 |
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この日の泊まりはわれわれを入れて3人(つまりはわれわれ以外に1人だけ)。ただし日帰り入浴を19時まで受け付けているとのことでちょっとびっくり。R39から山道を19kmも運転して暗くなった道を往復する日帰り入浴のお客さんって‥? |
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湯から上がり、くつろぎリビングで給水し、夕朝ごはんを冷蔵庫に収納。ここ愛山渓倶楽部は2020シーズンは食事提供なしの素泊まりのみなんですが、その関係で、本来宿の業務用であったはずの大小冷蔵庫を使わせていただけます(右上画像は「小」のほう。なおこの中身の全てが夫婦2人の夕&朝=4食分です。われわれの少食ぶりがよくわかります(ただしアルコール系はメインの芋焼酎 for Takemaが収納されていませんので念のため)。 |
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ええっと、北海道の標高1000mとはいえこの日はまだ8/18なんですが?しかもそんなに寒いわけでもないし(まぁ夜になればそこそこ気温も下がるでしょうからその準備かな。昨日も10度台前半まで下がったし)。 |
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「着火の儀」には間に合いませんでしたが、このあとはワーデンさんを交えての4人にて宴会開始! |
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ワーデンさんは生ビールの注ぎ方に習熟しておられないようでしたが(泡なし芳一@1口飲んだあとの画像です)、ビールは最初の一杯だけでしたので秘技伝授(たいしたことじゃない)の機会はありませんでした。 |
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(もちろん豪雪シーズンは無理な話ですが) |
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「今までがどうだったか」ではなく「これからをどうするか」です。道内では「夜間の除雪はしていません」との掲示のある道路が昔に比べて増えたような気もしますが、そんな道は夏の昼間に走っても通行量は少ないところばかり。 |
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お酒をたんまりいただき、すっかり眠たくなりましたのでこの日は早々と就寝でした。22:00過ぎだったはず。 |
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