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- 2020夏 北海道(6) 上川から浜頓別まで、ほぼ道道経由で北上 -



さてこの日は道北方面へ。宗谷岬には行きませんが。

(2020年8月16日-23日 その6)



明けて翌朝は曇り時々晴れといったお天気。さすがに標高1000mということで心地のいい気温ですが、下界は暑いんだろうなぁ。このあと立ち寄った上川市街ではすでに30度近くありましたし、この日の帯広の予想最高気温は33度だと聞かされました。朝風呂をいただいたあと、とりあえず(質素な)朝食となりました。



食堂にはお湯もレンジもトースターも完備されており、またお宿のお皿なども使わせていただくこともできます(もともとは食事付き宿泊可能なお宿ですので食器はたくさんありました。ただし2020シーズンは素泊まりのみの受付)。

また宿泊客は右上画像のコーヒーサーバーの利用が無料となっており、ありがたくいただきました。それにしてもこれ系のサーバー、本当にあちこちで見かけるようになりましたなぁ。

なお、お風呂は朝8:00から清掃に入ってしまうというのがちょっと残念。せめてあと1時間くらい遅くしてくれれば‥そう思った理由はこのあとすぐにわかります(笑)。



朝食後はちょっとお散歩(喫煙タイムともいう)。お隣には同一経営のヒュッテ(ドミトリーというか山小屋スタイルで寝袋持参)もあり、なかなかいい雰囲気です。冬期は避難小屋として開放されているのだとか(とはいえ、ここから国道までは19kmもあるのですが)。この日は1組のグループしか泊まっていなかったようで、気を遣わずゆっくり楽しんだことでしょう。

で、くつろいだ上でちょこっと「大人の社会見学」に出かけましょう。もっとも数十mしか移動していないのですが、そこには‥





かつて訪問し(無理矢理)入浴を敢行した青森の久吉温泉旧浴槽をホーフツとさせる(あまりにもマイナーな喩えですが)ほぼ野湯化した浴槽が!(その時のページはこちら。ただし現在は施設そのものが閉鎖されてしまいました)。

実はこの前夜の宴会談話中この浴槽の存在を伺っていて、「スコップ等をお貸しいただき、体験入浴(!)してもよろしいでしょうか」というところまで話が進んでいたにもかかわらず、そのあとの飲んだくれモードにより「早朝湯活」をすっかり失念してしまったというわけです(というか朝おしんこどんに言われて初めて思い出した始末)。

うーん、でも‥



ええ、前述の通りロッジの湯は朝8時から絶賛清掃中なのです。これではたぶん付着物まみれになること必定なので入浴は断念した次第です。次回訪問があるとすれば早めに来て「前日=清掃、翌朝=入浴」という感じでやるぞぉ!

ただし公式に「入浴」が許されているわけではないと思うので念のため(この時はたまたまワーデンさんが「入ろうと思うならそれはそれでいいですよ」とおっしゃって下さいましたが、別のワーデンさんが同じ見解の発言をなさるとは限りません)。



源泉はそこそこの湯温でしたが、この投入量だと「盛夏向きの湯」かなと(笑)。

ただ、湯枠も「足湯利用を想定して設置された云々」とのことですし、源泉の投入量もバルブによって調整できるのかもしれません。ここにトライする日はくるのでしょうか?

なお許可なき作業や入浴行為は決して許されません。少なくともワーデンさんの「しょうがないなぁ」的な消極的許可は必要です(笑)。



というわけで愛山渓温泉、お世話になりました。楽しかった♪

ここからは再び国道に向けて20km弱を下っていくわけですが、われわれには昨日突如として与えられたタスクがあります。そう、



しかし前ページにも書いたとおり、ここ愛山渓温泉は上川町の端っこ。国道に出たらすぐに町境ですし、そもそもこの日は一気に北上する「移動メイン」の日なのです。しかし何とか使いたい!(個人的欲求ももちろんですが、地域の経済を回すためにも使わない手はないはずです)。

で、まず考えたのがガソリン(当然です)。でも、上瓜幕(鹿追)で満タンにしたのでさして減ってはいません(残量は満タンの3/4ほどかと)。そこで‥





というわけでキレイキレイ作業をお願いした次第です。GSの若い店員さんも愛想が良くいい感じでした(澤井石油商事上川店)。



しっかり洗い流してくれています。このあとドア隙間に入り込んだ砂とかも拭き取って下さいました。



なおGSにて休憩中にびっくりニュース。そんなこともあるんですね♪

しかし「種馬」は上川の牧場に限定されている以上特定可能でしょうし、母馬は妊娠中でも基準をクリアしていることだし、生まれた子馬にも何とか競走馬登録をしてあげたいところです。というか、たぶん人気出るぞ(笑)。いざとなればこの馬を対象にまた「ばんえい冠レース」やりますよ(大笑)。ええっと、前回はこちらです。

なお洗車とガソリン代と合わせたら商品券4000円ではちょっと足りませんでした(笑)。でもそれはそれでいいのです。車も気持ちもいい感じで上川町をあとにしました。



しばらくR39を旭川訪問に走っていたら、たぶん緩い下り坂&60km+αの定速ということもあり、一時的にせよ「とてつもない燃費表示」が出ました。「1L=24.2km」!うそつけガソリン車2000ccなのに!(笑)。

まぁこういうのは「ぐんとアクセルを踏み込む」だけで一気に数値が下がっていくわけでもありますし、残りの走行可能距離もあくまで参考程度に過ぎません。そういやキューバで借りたルノーのフルーエンスにも同じような表示がありましたが、ガソリン残量が少なめになると一気に可能距離表示が減ったなぁ。とにかく「早めの給油」がいつでも何よりいの一番です。

震災後のGS混雑を覚えているでしょうか。混雑というレベルではなく「給油待ち渋滞」「GSのタンク残量がなくなり休業」ということも普通でしたよね。自分は平時でもタンク残量が2/3を切ったら(遅くとも半分近くになったら)給油しています。タンク内の錆防止のためにも有用ですし、普段あまり乗らない場合は「ガソリンを腐らせない!」ためにもいいかなぁと。

さて、未湯の協和温泉を目の前にして(右上画像)どうしようかなと思ったのですが、とりあえずパス!湯使いを含め何だか惹かれなかったからなのですが、これぞ「ネット情報に惑わされた民」だったのかも知れません(よくわかりませんが)。今思えば「空いてそうだったのになぁ」という思いばかりです。滅多に通らないエリアだったのに。



で、ここからは道道を繋いで北上(パンダさん対策)。ダムその1/3は愛別ダム。



ほほーぅ、ほぼ満水の中しっかり排出していますね。



その2/3は岩尾別ダム。この橋は独身時代何度も通った記憶があります。

なおこのコンテンツの背景画像は左上画像の園地に植えられていたヒースなのです。スコットランドよりも間違いなく気温が低くなるこのエリアでもしっかり育つんですね。んでもってこのあとは下川町でお昼ごはんです。到着は正午ちょっと前だったかな。



下川といえばうどんとスキーのジャンプなのですが(レジェンド葛西選手ほか多くのスキージャンプ選手が下川町出身)、みなみ家さん、ずっと以前にお昼ごはんを食べた記憶があります(その時のページはこちら)。いつの間にか国道沿いに移転していたのですね。



なお国道を挟んだ真正面には「手打ちそば やまと屋」さんがあります(この日は定休日でお休み)。まさかこのような場所で「ガチの正麺(面)対決バトル」が行われているとは!(大笑)。なお某グルメサイトをのぞいてみたところ、やまと屋さんもなかなかしっかりした良いお蕎麦を提供しておられるようであり、次回はあちらでお蕎麦ランチというのもありかなと。



大海老天うどん野菜天うどんをそれぞれ注文。うどんの小麦は地元産の「ハルユタカ」を使っているらしく地産地消ですね(海老が地元産じゃないのは言いっこなしです)。コシはそこそこで案外に食べでがあり、お腹も満足しました。

さて、ここからは中頓別まで、くるくるパンダさんも潜んでいないであろう交通量極少の道道を繋いで北上していきます。



ダム3/3はサンルダム。2019年に正規運用が始まったばかりの出来たてダムゆえ、湖畔にはまだ立ち枯れの白樺林が。いずれは朽ちて湖上を漂流する回収物となること必定でしょうに、なぜ事前に伐採しなかったのでしょう。ちょっと不思議です。



ま、ダムカードについては最初から期待していませんでした。春先からどこもそうでしたし。

しかし、付け替え道路(ある意味ハイウェイ)の橋上から下を眺めたときに(橋上やトンネル内は基本的に停車禁止なのですが交通量極少なのでお目こぼしを)、なかなかびっくりしました。





そう、サンルダムがまだその姿を見せる前の2006年、まさにこの旧道から撮った画像がありました。



うん、間違いありません。上2枚の画像は、あの旧道カーブの先あたりを走行中におしんこどんが撮影したものです。実はこの当時はこの橋脚がサンルダム建設に伴う道路の付け替えだとはつゆ知らず、「何だか無駄な道路工事っぽいなぁ」としか思っていなかったのですが(この時のページはこちら。旧「みなみ(家)」さんの旧店舗と同じページです)。

この旧道道は当時もかなり造りが古めで舗装も(北海道にしては)やや陳腐な感じだったと記憶していますが、要は「やがて廃道にすることがわかっていたからあまり手を入れていなかった」んでしょうね。

なお走行中、奥サンルの牧場監視塔がちらりと見えましたが、あれは新たに建てられたものなのか、それとも古いままなのか‥古いままだとしたら相当ガタがきていると思われます(もはや上れるレベルではないはず)。



このあとは、ズビズバと北上です。徐々にお天気があやしくなり‥



旧歌登町(現枝幸町)エリアまで北上したあたりで雨が降り始めました。じつはこの日は道北宗谷エリア(特にオホーツク側)だけお天気が悪かったようなのです。

うたのぼりグリーンパークホテルは平日なのに「満室」とのことだったのでここでの宿泊を諦めたのでしたが、まぁそれでよかったかも。で、隣接する朝倉温泉はいまや土日の16:00~21:00のみの営業となっておりました。ま、平成19年からということですからもう10数年になるようです。その昔館内にはおもちゃがいくつか転がっていた気がしますが、小さな子がいたにしてももうすっかり大きくなっているのでしょう。



中頓別の手前でかなり雨脚が強くなりましたが、市街地に入ったあたりで小降りになりました。この日の泊まりは豊富温泉にしようかととも思っていたのですが、とある理由から浜頓別温泉にしたのであります。さて、では行きましょう。


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