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【その5 網地島から戻り、夕ごはんはいつもの『食事処 松原』さん♪】



はい、南三陸町に来ればお食事はこちらと決めている「食事処 松原」さん。

【2021年3月22日~27日 その5】

ドウメキ埼灯台から長渡港に戻ってきたところでお昼ごはんにすることに。考えてみればドウメキ埼灯台の近くにあったあずまやで食べてもよかったんですが、実は「飲み物」の残りが心細く、集落まで戻れば商店か自販機があるんじゃないかと考えたわけです。なお戻る途中、メインロードから奥まった場所に酒屋さんがあるという看板を見て行ってみたのですが、見たところ「酒屋の中の酒屋」さんで、何と販売しているのはお酒ばかり、清涼飲料やお茶が販売されている気配がありませんでした。残念(あったのかもしれませんが‥)。



港沿いに丸太のベンチ?がありましたので、ここで海を見ながら食べましょう。

長渡集落に戻りましたが、商店・自販機ともに見当たらずで、まぁしょうがない、少ない水分(アクエリアス)をちびちび飲みながらおにぎりをいただくことにしました。なおあとで気づいたことですが、港から網地に戻っていく坂道の途中に自販機がありました。来る時に目に入っていたはずですが全然インプットされていませんでしたなぁ。これまた残念。



でも、穏やかな港を眺めながら食べるおにぎりは当然美味しいわけです。岩のりとバッケみそのおにぎりでしたが、それぞれ表面にコーティングされており(バッケみその方はさらに海苔が巻かれており)、それぞれのおにぎりの中心部には別の具材(シャケと梅干しだったかな)が埋め込まれているという「一粒で二度美味しい」系でしたよ。ごちそうさまでした。



こんな姿勢でいただいていたわけです。お、ニャンコも(すり寄ったりはせず)。

ところで昼食時なんですが、近くの漁協の方でしょうか(確証なし、でも同じ制服を着ておられたし)、フェリーの待合所の中で4名の方がお弁当ランチ中でした(それぞれ距離を取って着席していました)。しかしなぜここで?すぐそばにある漁協内の自席だと「密」になるからでしょうか?なお皆さんはいずれにせよ距離を取っての黙食でした。でも扉は閉めていたよなぁ(不思議)。



お昼ごはんも終了し網地港へと戻りましょう。坂を上り始めると、左側に自販機発見。何だ、ここにあったのね。まぁ何とか水分も足りたので買いませんでしたが。それにしても何だか長渡からの上りのほうが長く感じましたが気のせい?いや、急坂部は同じようなものでしたが、道が広くなってからの緩い登りが長かったような気がします。

網地港に下りる道は2本あるので、下りは往路とは別の道を使いましたが、微妙にわかりにくかったように思いました。ま、左上画像のような謎のツリーハウスも見られたしということで♪

潮美荘で自転車を返却し、荷物をピックアップしに汐亭まで歩いて戻ります(徒歩3分くらい)。と、女将さん方がまだひじき作業をなさっているのが見えたので再び寄り道。



茹でたひじきを干すために並べる作業中でした。



干し上がると水分が抜けたぶん体積が減るようです。



茹で上がったひじきを釜から上げてザル箱に移す際に多少こぼれ落ちるのか、それが坂道を下り流れるお湯とともに‥



いや、それでもさすがに「拾い上げてパクリ」などはしませんでしたけれどね(それじゃ餓鬼の所行)。ええっとそれよりもはるかに嬉しい「朗報」が女将さんからもたらされました!




戻ってみると確かにビニール袋詰め(出荷販売用)されたひじきが2袋!女将さんありがとうございます!なお帰宅後さっそく食べてみたわけですが、普段食べているひじきより断然香りが濃い!実に上物でしたありがとうございます!(直接買い付けたいレベルです)。

さてしかし、ぼちぼち出発しなければなりません。13:45発の「始発」シーキャットで石巻へ戻ります。と、その前に。



港というか砂浜のエリアにベーリング氏の座像があるのでそこに立ち寄ります。ロシア船数隻が沖合に投錨して云々という話は前にも書きましたが、当の本人はそれらの船に乗艦しておらずゆえに島に上陸もしていないのですが、まぁ細かな話は言いっこなしということで。





そんなわけで港へとやってきました。すぐ上で「始発の」と書きましたが、朝から各港を巡っていたシーキャットは10:55に網地港到着後、13:45までの3時間弱、こちらで停泊しているのです。船員さんたちのお昼ごはんタイムであることは言うまでもないですが、石巻ではなく網地で停泊というのはわれわれ宿泊者にとっては実にありがたい設定です。午前中からお昼にかけてたっぷり島めぐりの時間が取れますから。



さぁって、ぼちぼち出航のお時間です。



案外乗船客が多い中(それでも10数人)、船は一気に田代島へと向かいます。田代島まではほんの10分ほどで近い近い。ふとエアコンを見ると、「あー、これもJRA(日本中央競馬会)仕様なんだ!」と妙に納得しました(右上画像マウスオーバーで拡大画像に変わります)。北海道の天売・焼尻島に渡るフェリーも同じように「JRA(日本冷凍空調工業会)仕様」でしたっけ(その時のページはこちら)。



さて田代島仁斗田港に入港ですが、何と10人以上の若者軍団ほかが乗り込んできました。彼らは島に泊まっていたのかな?いや宿のキャパシティを考えればちょっと考えにくいか。朝の石巻発2便でやってきたのかなと。でもこの日も平日だったし、お昼ごはんはどうしたのだろう?(聞けばよかった)。



そんなわけで石巻まで戻ってきました。上画像は日和大橋ですが、下から見るとかなりサビが目立つ状況でした。もちろん場所を考えれば当然なのですが、今後はしっかりメンテの手を入れていく必要があるように感じました。1979年の供用開始ですからもう32年、しかも潮風にさらされ、かつ数々の地震によるダメージもあるでしょうからねぇ。



というわけで石巻中央港まで戻ってきました。今回は萬画館には行きませんが。



石巻や登米が故石ノ森章太郎氏の故郷にまつわる場所であることは知っています(かつてのご自宅も訪問しましたし@この時
です)。でも氏が生まれ育った登米よりも、石巻のほうがキャラクターを大いに利用していますね。市内のあちこちに懐かしいキャラクターが設置されています。これらの多くは震災前から設置されていたようで、津波被災後、瓦礫の中にキャラクターが佇んでいたという画像を記憶しています。あ、左上画像の009はごく最近再開発後に設置されたもののはずです。

続いての右上画像。「有事対策用」とありますが、もちろんそれは「テロ対策」ではなく「津波対策」なのでしょう。しかしその「有事」にはどのように活躍(というか稼働)するのかが、少なくともよそ者である自分には全くわかりません。もうちょっと説明して下さいよ。東京の環七だってもう少し丁寧に説明していますし。

このあとは三陸道に乗り一気に南三陸町までワープします。三陸道、復興事業による資本投下により本当に一気に出来ちゃったよなぁ(しみじみ)。というわけで‥





2014年夏、震災前後を通して初めて宿泊した南三陸(志津川)のお宿がこちらでした。こちらに朝食付きで宿泊し、夕食はさんさん商店街(仮設時代)のどこかのお店で食べることにしていて、タクシーで向かった初訪問の商店街。「松原食堂」さんを選んで入店したのはそれこそ偶然でして、お酒を飲んでいる先客グループがおられたため、「このお店は閉店までまだしばらく時間がありそうだ」というだけの理由でありました(その時のページはこちら)。

まさかその後何度も何度も通うことになり「遠方在住の半常連」みたいな感じに至るとは思ってもみませんでしたが、今や、「食事処 松原」さんで夕食を食べるために南三陸に宿泊しているわれわれ夫婦です(笑)。ではでは、今回も行ってみましょう!



出発が遅くなり、日没後の到着となりました。

まずはご夫妻にご挨拶。こういう時は手土産の一つでもというところですが、後日お送りするものがあったので(今回は間に合わなかった)、やむを得ずの手ぶらです(苦笑)。

で、しばしお話を伺います。やはりコロナ禍の影響は大きく、昼間はまだともかく、夜の来店客がめっきり減ったのだとか。そりゃ確かになぁ、みんなでお酒を飲んで会話を楽しむこと自体このご時世ではほぼ御法度ですからね(この時点で宮城県はコロナ緊急事態宣言発令中でしたし)。といいながらわれわれは飲み食いしつつお酒なんですけれど。ま、夫婦だけですからお許しを。



ほかにお客さんはいませんでしたが、まぁとにかく静かに始めます!



まずはビールから始めて‥うわーい牡蠣も♪(右上画像マウスオーバー)。



お刺身が出てきたのでお酒にチェンジ。うわ、今度は焼きガニも!



と、ここでまさかの大物軍団!もちろん1人1皿でもうお腹いっぱいです!

何度か前の訪問で、事前にご主人から「料理はメニューからの注文でなくおまかせでよろしいですか?」とのご提案があり、「もちろん!」ということでお願いしているのですが、今回も実にバラエティに富んだお料理ばかりでびっくりしました。(あのぉ、もっと料金取って下さいね安すぎます=小声)。ただ、本来のコース料理は「○人以上」とかの制限があるのかも知れませんのでご承知置き下さい@ALL。ただ、コロナ禍以前にたまたま団体さんの宴会と鉢合わせした時に、テーブルに並んでいた宴会料理も随分豪華版でしたっけ。



結局お客さんは少ないままで、最後はご夫婦と(距離を置いて)話をしながらゆっくりさせていただきました。上画像はTakemaが屋外喫煙スペースから内部を撮影したものですが、このあとご夫婦からも「タバコはもうやめましょうよ」とたしなめられました(苦笑)。え、ええ‥。

というわけで今回も「美味しく訪問」させていただきました。本当にありがとうございました。コロナ禍が一刻も早く収束に向かい、お客さんが戻ることを願わずにはいられません。

宿に戻ってからはお風呂に入って、そこそこ早めに就寝しました。

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