千葉の山中で非加温かけ流し湯タンノー!

- 亀山温泉ホテルの湯を楽しむの巻(1/3)-



こちら、実にヨロシかったのでお出かけで連続訪問しましたよん。

(2021年6月)

コロナ禍も間もなく「2年目の夏」を迎えます。まぁ先行きが全く見えないわけではないので何とかこらえましょう。自分も3月末以降は7月上旬に至るまで千葉県外へは一歩も外へ足を踏み出しておりません(車で茨城県を「通過」したことはありますが下車はしておりません。この時です)。職住近接ゆえ、自宅のある市川市から外に出たことさえ6-7回しかないかなぁ(お隣の船橋市内にある歯科医院への数回の通院を含みます)。

とはいえたまにはお出かけもしますよということで、6月に入り2回ほど「同じ温泉」にお出かけしてきました。だって、お湯がお湯がお湯がっ!(笑)。というわけで日帰りお出かけレポ*2、スタートです。



県内お出かけは東総方面(銚子とか)が多くなっていたので、たまには半島部へと足を延ばそうと考え、さてどこへ行こうかと。海沿いをぐるりと周回するだけでは芸がないので、内陸部をうろうろするのもいいかなと考えつつ地図を眺めていると‥



内陸のダム湖である亀山ダム湖畔に立地する「亀山温泉ホテル」。規模の大きな施設ということで、これまで「何となくパス」していたわけですが(周辺の七里川温泉とか白岩温泉などは訪問済み)、今回ふと気になって調べてみたら「ツルすべのチョコレート色温泉(モール泉)」ということで、今はなき「曽呂温泉」みたいな感じなのかな。ふむ、それはちょっと気になるぞというわけで行ってみることに。



11:30の日帰り入浴スタート時刻に合わせて到着したのですが、男性浴場にはすでに先客さんがお一人おられたので湯画像はありません。が、岩の上から落とし込まれる加熱湯浴槽の湯もそれほど熱くはなく、長湯が可能かなと。そして何よりも確かな「ツル~ツルツル」感!(以下に自分の分類を掲示します)。

【参考】

「キシキシ<キシ<さらり<すべ<ツル<ツルツル<ツルヌル<ヌル<ヌルヌル」

「ヌルヌル」は今はなき中山平の丸進別館です。水道沸かし湯は「さらり」です。
なお「ツルすべ」等、時に用語をミックスして用いることもあり曖昧な分類です。

しかも、鹿も、詩鴨ですよ、実は全然知らなかった「厳然たる事実」が目の前に出現しておりました!それは‥



3人も入ればいっぱいという感じの浴槽には結構な量の源泉湯投入が見られ、そのままオーバーフローしています。うーむ、これはコレハ何とも素晴らしいコトではありませんか!

源泉温度は26.4度ということで、こ、これなら--‥」の無限ループが楽しめます!時すでに6月であり、「冷」が心地よい季節になっていますし(実はあまりに冷たいのは苦手なのですが)、真夏などは「冷」だけでも楽しめちゃいますからね。実際、先客さんの男性も「冷」浴槽でじっくり楽しんでおられるようでした。

源泉分析上はは「ナトリウム-塩化物 炭酸水素塩泉」ですが、はっきりとした硫化水素臭もあり、そのためかシャワーカラン回りの水栓は黒く変色しています(使い勝手に問題はありません)。飲泉許可は取得していないようですが自己責任で湯口からのかけ流し湯を口にしてみると、うっすら系の塩味も感知しました。その他植物由来?の複雑な味も。

休日ということでお客さんの出入りもそこそこあり、まぁ写真のほうは諦めてというわけで、自分としてはいつもより長めの入浴完了。と、ほぼ同時におしんこどんも出てきたのですが‥その時の会話です。

Takema 「いやぁびっくりしたねぇ、まさかの非加熱源泉浴槽ありとは。」
おしんこどん 「え、何それ?小さい浴槽はあったけれど、大きいほうより
ちょっとぬるいくらいで、そんなに変わらなかったけれど?」
Takema 「え?そうなの?男湯には大浴槽のほかに『100%かけ流し』
としっかり書かれた小浴槽があって、お湯はぬるいどころか
しっかり冷たくて気持ちよかったんだ。男湯だけなのかぁ。」

あとで確認したところ、女湯の小浴槽は大浴槽と一部でつながっており、多少ぬるめになるような仕様なのだとか(非加熱源泉投入はなし)。こちらの温泉は家族連れの利用も多く、まだ小さなお子さんだと加熱湯を熱く感じてしまい温泉を楽しめない可能性があるため、ややぬるめの浴槽として設置しているそうなのです。

以前は男性湯の小浴槽も同じような造りになっていたそうなのですが、2015年頃に大浴槽との接続部をふさぎ、現在のような100%非加熱源泉かけ流し浴槽にしたということです。なるほど、どこかで聞いたことがあるようなお話ですねこちらと同じ流れかと)。

女湯にも源泉浴槽をと望むところですが、上記のような事情があるとすればそう簡単な話ではないかも知れません。難しいところだなぁ。



さて湯上がり後はまずラウンジで休憩です(冷水機があってありがたい)。晴れていればそのまま外のウッドデッキでくつろぐこともできるようですが、残念ながらこの日は雨だったので見るだけで我慢ね(苦笑)。ちなみに宿の前は「いきなり亀山湖」ですから眺望はめっぽういいです。

さて、実はチェックイン時に「お風呂のあと食事を」と申し出ていました。実はここ亀山温泉ホテルの日帰り入浴ですが‥



亀山湖周辺は食事処も限られますし、ホテルのランチであれば味も折り紙付きでしょう。さらに割引ということは‥





(上記画像は公式サイトからお借りしています)。

ちなみに親子丼といってもどんぶり1つだけ供されるわけではなく、量多めのサラダ(&4種から選べるドレッシング)や香の物、汁物も付いた定食セットとなっていますので念のため。

さてしかし、上記画像をお借りしたということは(許可はいただいています)われわれがこの親子丼を注文しなかったことの証左でもあるわけです。ではわれわれはいったい何を注文?



よーく見ると何かありますね、「贅沢三昧」って?



これで全部食べてしまえば「次回訪問時は悩むことなく『親子丼の別味(デフォルトの他にトマト味とカレー味があります)のミニ丼800円』を頼めるよね」とかナントカ話していた気がしました。なお実際のところ、後日の2回目訪問時には「第三の選択」を行ったわけですが=メニューが増えていました@後述。



まずはサラダとご飯ほか「セットもの」が登場しました。このプレミアムセットには1人前の「セット」が付いているのです。なお2人前への「追加注文」はしませんでした。じぇったい食べきれないし(笑)。なお、食べきれない場合に持ち帰りは可能かどうかの確認をした上での注文であったことを申し添えます(「親子丼の具材以外は可能」ということでした)。

さて、登場しました3つのどんぶり!なお単品の場合はご飯の上に具材が載っているはずですが、このメニューに関しては別盛りです。さて、それぞれの蓋を開けてみましょう!





2人で1メニューを注文ですから取り分け用の小皿も付いていますが、この料理を目にした瞬間「お持ち帰り確定だな」と確信しました(笑)。銚子の「きみ野」さんの訪問時もそうですが、最近は「お持ち帰り前提の注文」が増えてきました。まぁ無理をして完食するより、出来たてではなくてもあとで適量をゆっくり味わうほうが精神衛生上&睡魔との戦いをしなくて済むという点でもずっとよろしいかと思いますので。

それぞれ美味しくいただきましたが、寿喜焼きは少し味が濃かったかな(通常はご飯に載せての提供なのでベストなのでしょうが)。というわけでこちらの一部をお持ち帰りにすることに。容器はタッパーを持参するのがベストかもしれません。今後は常時車載にしようかな。



帰りは木更津の道の駅に立ち寄りましたが、なぜナッツ(というか落花生)?若い頃に木更津で働いていたこともありましたが、特に木更津名産ではなかったような気が‥。海苔とかアサリとかを売りにした方がいいような。

さてしかし亀山温泉ホテル、なかなかです。というわけでお話は2週間後に続きます。

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