でも大都市やお祭りなどの人ごみにはほぼ近寄らずでした。

その23 駒の湯温泉にていつものようにお手伝い



駒の湯の「定礎」、移動完了しました(笑)。


松川温泉から東北道の西根ICへ。ここからは東北道を南下するわけですが、一気に駒の湯温泉に向かうのではなく、すこしゆるーりゆるりと進みます。というわけで花巻南ICで高速を下りてお昼ごはんです。となれば目指すところはただ1つ、



実はマルカン大食堂復活にむけてのクラウドファンディングが行われていた当時、自分も参加しまして、その時にもらったソフト無料券がまだ残っていたわけです。ならば!というわけですが、それでもまだ残ってるなぁ。さすがにお盆直前ということか二階建ての協定自走式駐車場は満車だったので、その向かいのコインパーキングに車を駐めていざ行かん!



窓際席は満席なので断念。冷風麺は酸味マイルドのやさしい味付けです。



地元の餃子屋さん監修の餃子をいただき、例のソフトへと進みます。



おしんこどんはパフェを頼み、ソフト頭頂部にバナナが突っ込まれたの図。

というわけでお昼ごはんのあとは下道経由で奥州北上エリア西部へ。このあたりといえば自分としては夏油温泉しかイメージしていなかったのですが、実はその山麓にもかけ流しの温泉施設がいくつもあるのですよね。以前にも駒子の湯や夢の湯には訪問しましたが、お湯の感じもいい印象だったのです。



というわけで、やって来ました千貫石温泉 湯元東館。ご覧のように大きなホテルですが日帰り利用にも積極的で、朝7時から夜21時(退出)までやっています。

湯量も豊富で、公式サイトによると680L/minものナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉がかけ流されているとのことで(温度は50.5度?)、以前どこかで「熱めの湯ならここ」というコメントを見た記憶があり、ちょっと楽しみにしておりました。もちろん夢の湯も駒子の湯もいいお湯でしたけれどね。

さてこの時点で13:15。大浴場と露天風呂は別の場所にあるようで、さてどちらを先に‥と思いつつふと見ると‥







こちらには内湯の小浴場と露天風呂があり、露天風呂内には排水用のポンプから伸びるホースが!「いよいよ掃除を始めまっせ」という気配満々なのですが、まだ13:30にはなっておらず、かつ湯はまだ十分に浸かれる深さがあったので急いで入浴(ちなみに掃除の方はおられませんでした)。ふぅ。

しかしゆっくりもしていられないので、このあと内風呂をザブった上で再び着衣、今度は大浴場の方に向かいました。

こちらには当然先客さんが何人もおられたので画像はありませんが、20人ほど同時に浸かれそうな大きな浴槽にドバドバと湯が投入されています。うん、湯量豊富は伊達じゃない。

お湯はツル感ありで無色透明ほぼ無臭(シャンプー臭が感知を邪魔?)。特記すべき特徴はありませんが日々の使い湯としては実によろしいかも。この一帯の湯を総称して「岩手かねがさき温泉郷」と呼ぶようなのですが、お湯の特徴はある程度似ているような気がします。

さてこのあとは一気に駒の湯温泉を目指しました。



もうすっかり見慣れた、耕英地区から見る栗駒山です。畑に植えられているのは大根の苗かなと思いつつ写真を撮っていると‥





といきなりの破裂音がすぐ近くで鳴ってちょいとびっくり。何事かと思ったら、畑の中に鳥獣除けの機材が設置されていました。なるほどまだこんな小さな苗なら鳥の啄みに為す術もないですからね。大きく育つんだよ。



というわけで駒の湯到着です。コロナ禍が始まって以来ずっと休業中ですが、それでも施設その他の維持管理には人手も必要で、不定期にですがお手伝いにおじゃましています。



母屋前の通称「駒の湯ガーデン」は夏ゆえの花や実で鮮やかですが、それ以上に雑草くんたちもお元気なんですね(右上画像マウスオーバーで別画像に変わります)。ガーデニングはおしんこどんの仕事なので、自分はそれ以外の場所(駐車場や母屋・倉庫周辺)の草取りです。誰でもできる仕事ですが、誰かがやらなくちゃいけない仕事でもあります=自己正当化。

ただし、作業中の自分を撮影することはありませんので「働くTakema」画像はありません。でも仕事はちゃんとやりましたよ。



これがほら、こんなふうにね。



お風呂掃除(男湯)もやりましたよ、ええマッパーで(左上画像マウスオーバー)。




というわけでお風呂掃除のあとに湯守ご夫妻とともに乾杯&夕食です。念のため申し上げれば、滞在中はお二人から食事の提供を受けていますので、滞在費として寸志をお渡ししております。ええ、タダめし喰いではないつもりです(笑)。あ、あと年会費もね。



明けて翌朝、気温は23.0度と実に心地よい高原の趣です。お天気は曇りですが、この雲の連なりの北側では大変な豪雨となっていたわけで(前夜宿泊の松川温泉も含めて)、今考えると何だか複雑な思いを抱きます。



さて、物置の脇には温度が低いため未利用の源泉が流れ、その湯はそのまま排水溝を通って裏沢へと流れ下っているわけですが、その排水溝に被さるようにススキ系の草が伸びてきていましたので、それらもずらりと引き抜きました(作業後の写真を撮るの忘れた)。

あ、関係ないことですがこの未利用源泉も、この真夏の時期は湯温が下がりにくいようで、この場所での実測で33.4度ありました。ただしよい子の皆さんは公序良俗を守りましょうね(笑)。



こちらはガーデニング中のおしんこどん。何年も前に設置した「駒の湯」の銘板が、ガーデンエリアの拡大に伴い相対的に随分奥まった位置になってしまっていたので、ガーデンの一番手前に移動しています。というわけでハイよくできました、と同時に雑草抜きも完了していてずいぶんさっぱりしましたね(まぁまた生えてくるんですが=永遠のバトル)。



ネジバナとアジサイは、以前Takema家から移植したものと思われます(笑)。



前日は男湯でしたが、この日は女湯の浴槽も掃除しました。



というわけでこの日も乾杯!この日は丸一日大小様々な草抜きに終始した感じです。サッポロクラシック、差し入れのつもりで6缶進呈したはずが、すっかり自分たちで消費しているところが意味なし芳一という感じですがお気になさらず(実は前回まではビールまでもご夫妻のご厚意に甘えていたのです)。



あ、これは(流出画像)。



一部に実際のタイムラインとの食い違いはありますがこんな感じにまで整えました。あれま、小さなクワガタくんが飛来。コクワガタのオスでいいんでしょうか。これもまた調べてみると、クワガタの成虫はセミのようにひと夏で死んでしまうわけではなく越冬するんですね。成虫としての寿命は1-2年なのだとか。

さて、そんなわけで駒の湯温泉に2泊してのお手伝いもこれにて終了です。湯守ご夫妻とわれわれの関係、感じとしては「離れたところに住む遠縁の親戚」みたいなところですかね(違うかな?)。もっとビジネスライクに言えばWWOOF(ウーフ=ワークエクスチェンジ)のホストと参加者みたいなものでしょうか。ま、いずれにせよ実際はどちらでもなく「軽作業のお手伝いがてら滞在を楽しませてもらっている」、それ以上でもそれ以下でもないのですが。

いずれにせよ湯守ご夫妻と初めて繋がりを持った2014/10からはまだ8年に過ぎず(最初の訪問ページはこちら)、これからもおじゃまさせていただきたく存じます。



さて駒の湯をあとにして移動開始です。下界に下りるには県道経由と市道経由の道があるのですが、お気に入りは市道です。いや道も狭いしカーブだらけなので山道の運転に不慣れな方には決してお勧めしないのですが、こっちのほうが楽しいし、途中1箇所だけなのですが栗駒山を遠望できる場所もありますのでね。ただこの日は高曇りでうっすらとしか見えませんでしたが、




(2017/5撮影)

というわけで山を下り、若柳金成ICから東北道に乗って南下開始!で、千葉の自宅まで神妙に帰るかと思いきや‥







このままおしんこどん実家のある奈良に帰省するので、長距離ドライブを回避するため&首都圏エリアの通行を物理的に回避するために飛び道具ならぬ「船道具」を活用するというわけです。

とはいえ拙サイトの常連さんならご存じの通り、このルートはこれまでに何度も利用しています。そういや昨年の夏(2021/8)は台風の影響でこの仙台-名古屋区間を何と「32時間25分」という超大遅延&がら空きで移動したんだっけ(その時のページはこちら、なお通常の所要時間は21時間40分です)。



ほぼ丸一日乗船(利用)するわけですから個室利用も高いとは思いません(そもそも車を含めた移動料金込みなのですし)。オーバーナイトの長距離フェリーで大部屋を利用したのは旧おがさわら丸が最後だったかも(伊豆諸島航路は除きます)。



お昼ごはんは鶴巣PAで購入した調理パンで。





なお残念だったのが軽食コーナーの「ヨットクラブ」が(コロナ禍関連により)営業を休止していたことでした。というかおそらく本音は人的負担コストの削減だったのではないでしょうか。ヨットクラブの営業と感染拡大の可能性拡大はどう考えても繋がらないので。でも、ここのモーニングが自分にとっては実に適量でありがたかったのです。



この日の航行は実に安定したもので、船上にいると思えないほどでした。当然ながら大荒れの昨年とは全然違います。ただしコロナ禍云々により艦内イベントが軒並み中止なのはもちろんのこと、レストランのビュッフェ品揃えもイマイチでした。



ハーフサイズのワインは頼みましたけれどね。



明けての翌朝はやきそば弁当の朝食。いつも思うのですが、この「スープ付き(北海道バージョン)」ってこれからも全国展開しないのかな?あってもいいと思うのですが。

名古屋港着岸は10:30なので朝もゆったりです。湾内に入ってからは進行速度もぐっと抑えられているので、伊勢湾岸道の橋梁ものんびりと眺められます。以前東京港(有明)から出入港していた釧路便や苫小牧便もこんな感じでしたっけ。

名古屋港到着後は予めの打ち合わせ通り金城ふ頭駅にておしんこどん姉をピックアップ(義姉は神奈川から新幹線&あおなみ線で到着)。そのあとは奈良の実家にというわけでしたが、この日はクソ暑かったなぁ(左上画像マウスオーバーで車外計画像に変わります)。おっとお昼ごはんもね。




こういう「コーヒーショップ」、増えましたねぇ。

というわけでおしんこどん姉妹とともに奈良に帰省しました。しかしこのままではいられないというか?

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