でも大都市やお祭りなどの人ごみにはほぼ近寄らずでした。

その24 定番化しつつある?奈良帰省時の十津川詣で



さらに向かうはいつもの十津川村!


おしんこどん実家に2泊したあとは、義母&義姉と4人で温泉へと向かいます。考えてみるとこの4人でのお出かけはこれまでで初めてかな。



それにしても十津川村へと続くR168、20年前に比べるととてつもなく路線改良が進んでいます。かの「十津川高速」(勝手に命名)はもちろんのことですが、それ以外の区間も川沿いのワインディング路がトンネルや橋でショートカットされまくっています。右上画像も「間もなく橋とトンネルで結ばれる」区間ですね。



この道を通ることももうこれが最後かも知れません。目の前の「昭和館」も(以前から気になっていましたがすでに営業はしていないような)これで見納めになりそうな気がします(夜は通行車両のライトが眩しかっただろうなあ)。



途中で旧道沿いの国王神社に立ち寄り、十津川高速(自分がそう読んでいるだけですが)を一気に進みます。昔はこの右岸沿いにしつらえられたくねくね細道をひたすらになぞっていったんだよなぁ(右上画像を見ると、今も落石防止のフェンスが残されています)と感慨に耽る‥こともなくばびゅーんとね。



道の駅十津川郷で小休止のあとは上湯方面へ。



はい、今宵のお宿「山水」さんに到着です。

実はこのお宿、2021年末にも泊まっておりまして(この時です)、その時の印象がよかったので今回も宿泊しちゃおうと考えたわけです。

もっとも4人1室となると、部屋によってはかなりキツキツとなる場合もあります。でも実はですねうふふ。







このお部屋、ご覧の通りかなり広めで4人でもゆったり使えます。やや足が悪いおしんこどん母ですが、部屋までの段差は数段に過ぎず、かつ「各部屋の中で一番お風呂に近い」立地というのもありがたいところです。そしてさらに、窓からは専用テラスに出られ、そこからは‥





このようなテラス、この部屋だけにしかない特別スペースなんです。この部屋にはトイレも付いていますし、そのぶん他の部屋より料金もお高かったはずですが税込みで12,000円/人ほどでしたので無問題。

さてチェックイン開始と同時にお宿入りしたのでまだまだ館内は空いているはず(日帰り入浴はやっていません)、というわけでお風呂に行ってきましょうか。



まずは男湯へ(内風呂&露天)。お風呂そのものは前回訪問時にコンプリートしているのでがっついてはいませんが、それでもせっかくなら誰にも気兼ねなく湯っくり浸かりたいですからね。

泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉と単純硫化水素泉の2つでで、源泉はお宿からほど近いところにあるようです。白い湯花は時間が経つと析出してくるのかな?という感じでしたが、不思議と露天湯ではほぼ析出が見られません。混合泉じゃないのかな?(貸し切り湯はヌル感強し)。



露天風呂にはデッキチェア形状の寝湯もありますしこれはこれでイイのですが‥







貸し切り風呂、右側の檜風呂は滑るので注意。



左側は大丈夫、豪快なオーバーフローをお楽しみください。



立て続けに湯に浸かったのでさすがにクールダウンが必要というわけで宿の外へ。前回にも書きましたが真ん前の下湯口バス停、以前は奈良交通バスによる運行だったはずですが(バスのマークに注目)、現在は村営バスが走っています(運行自体は奈良交通に委託)。

ただ「寺垣内」という地名がこの奥には見あたらないのですが?上湯川地区の小字名なのでしょうか?もしかしたら北海道ローカルのように個人名由来なのか?

さてこのあとは夕食です。前回は「ジビエ」で頼みましたが今回はノーマルでお願いしました。さてどんな感じで?



最初はこんな先付け系小鉢のみ。まずは乾杯!







画像にはありませんが自分もご飯をしっかりいただきました(ご飯までたどり着けないこともこの旅行中は何度かありましたっけ)。そんなに飲んだくれることもなくこの日は終了。残念ながらこの晩テラスからの星空は雲が出ていてイマイチだった記憶があります。



朝一番に再び湯めぐりです。入れ替わった大浴場、あまり人が入っていなかったのかちょっと面白い析出物がお湯に浮かんでおりました。



朝食前でもすでに25度オーバーですが致し方ありますまい。で、朝ごはんはご覧のとおり自分としてはちょっと多いのですが、鮎を軽く炙っておいしくいただきました(左上画像マウスオーバーで炙り鮎画像に変わります)。



また一通り全部の湯に浸かりました。朝の光が湯を照らす贅沢!



さてこの日は実家に帰るだけなので何も急ぐことはありません。まずは近くにある世界遺産(の石碑)まで行ってみることにしました。



集落の名前は「果無(はてなし)」というわけでなかなかとんでもないネーミングです。でも以前、上湯温泉から龍神温泉に抜ける県道735号を通った際にはまさに「あー、確かにこりゃ果て無しだ」と実感しましたからネーミングに間違いはないですね。一方で尾根上の集落ですがしっかり水は引かれていて生活上の利便性は確保されているようです。

ただ、バス停のネーミングはもうちょっと工夫してもいいのかなと思います。ここは熊野古道の小辺路と交差する場所なのですから、「熊野小辺路果無」とかでもいいのでは。ま、われわれのような余所者には「ここに石碑があるぞ」とすぐわかるバ停留所名のほうがわかりやすいのかも(笑)。

それにしても不思議な運行ダイヤというか何というか(右上画像マウスオーバー)。ええっと?


(文中の「町」は間違いです。すぐ後に村営バスと書いているのに(運行は奈良交通に委託))。

熊野古道といえばコロナ禍の前の2018年、紀伊勝浦のお店で「4日間かけて熊野古道を歩いてきた」アメリカ人ソロ旅行者と乾杯したんだっけ(その時のページはこちら)。そのお店が気に入ったので1年後おしんこどん母と3人で一緒に行ったこともありました(その時のページはこちら)。





なおわれわれは「世界遺産の地」を目指して旅しているわけではありませんが、たぶんこれまで日本も世界もそこそこの指定地を訪問しているとは思います。そのうち数えてみようかな。ナミビアのトワイフェルフォンテイン壁画とかはかなりマニアックなエリアだったと思いますし(その代わりヨーロッパの大陸やアメリカ本土はゼロですが=行ったことがない)。



途中にあった「めん滝」はシブい味あり。画像は白トビしてますが。



このあとは十津川高速南部線(もちろん自分の造語です)を進んでいきます。国道ですが路肩に歩道はないようです。歩行者もこの道を歩くんでしょうか。その場合は当然端っこを歩くわけですが、この高さだし結構怖いかもしれません。

さてこのあとはもう一箇所立ち寄ってみましょう。

[みちのく行脚編へ] 2022東北奈良編へ [次へ]