その1 塩原新湯、湯の花、大塩と湯を繋ぎ。



気温が低いからか、熱々の石湯もまぁ何とか。

(2022年12月1.2日 その1)

今年度は平日の金曜日がお休みのTakemaですが、たまたま12月1日(木)も休めることとなりよっしゃ連休だ!というわけで久々に奥会津方面にお出かけすることにしました。ちなみに土曜日は普通に出勤なので1泊するだけですが。

千葉から奥会津入りする場合、R400で塩原から尾頭トンネルを抜け、R121で山王トンネルを抜けて南会津町に入るのが一番最短です。ただそろそろ飽きてきたりもしているのですが、那須から甲子トンネル経由だと遠回りだし、今市から鬼怒川経由は考えたくもないし(笑)。それに塩原に立ち寄れるというのは大きいので。というわけでハイ、今回も新湯までやってきました。



3つの共同湯のうちどこに入ろうかちょっと考えましたが、「そういえばむじなの湯は源泉が止まったとかいうことだったけれど今はどうなんだろう?」というわけで階段を下りていくことに。個人的に3湯のうち一番好みなのは中の湯なんですけれどね。落ち着いて入れるので。

うん、特に問題なく入れるようです。と‥あれま(右上画像マウスオーバー)。

男湯は大丈夫のようなので、湧出湯量が足らず何とか男湯だけ開けているのかな?それとも日によって男女どちらかだけに湯を溜めているのかも知れません(未確認)。いずれにせよ入れることがわかったので300円を投入していざお風呂へ。なお、おしんこどんは同行していますがなぜか「今回はいいわ」ということで車内待機でした。





そうなんですが、洗い場部分及び洗面器が完全に乾いていたにも関わらず(しばらく誰も入っていない)、お湯はいわゆる適温でした。むじなの湯って熱めでしたよね(季節にもよるらしいですが)。

それと、微妙に湯が少ない気がします。壁側から自噴のはずですが、湯の圧力が足りていないのでしょうか。これも一時的な現象だと思いたいのですがどうなのでしょう?(God knows)。



ま、とりあえず朝湯をタンノーできたということで良哉と。



12月に入りましたからいつ雪が降ってもおかしくはないんですが、幸いなことに峠道でも気温は何とかプラスをキープしていて、曇ってはいますが雪が降る気配はありません。ただ、翌日にかけての天気予報は決して良くないんですけれど。

さて続いては湯の花温泉へと向かいます。最近は全然木賊には行かなくなったなぁ。特にこだわりはないんですが、共同湯が4つある湯の花の方が「独泉」の可能性が高いのでついつい。



いつも入浴券を購入していた「星酒店」は、酒類の販売をやめた時点で「酒」の看板を外し「星商店」として営業していたわけですが、残念ながら営業をやめてしまったのかな?(臨時 or 冬期休業なのかも知れません)。そこで天神湯の近くにあった「大山商店」で購入しました。

4湯コンプリートはそもそも考えていませんので、まずは湯端の湯へ。お隣の地元住民専用湯には人の気配がありましたが、一般湯のほうは男女とも空いておりましたのでヨシヨシです。



いつもの通り熱めの湯が満たされていましたが、女湯の方は先客さんによる加水が行われたようでややぬるかったようです。湯の花のお湯って「かっちり熱め」なのが嬉しいのに残念でした。

となれば、是非とも行ってみようじゃありませんか「あつ湯の殿堂」へ!この日は平日ど真ん中の木曜日でしたので貸し切り状態の可能性が高いし!



というわけでやってきましたよ「石湯」。ここは、Takemaがちゃんと温度を計測して入浴した湯の中で最高レコード湯温の「48.8度」を記録したお風呂なのです(その時のページはこちら)。あの時は10月初頭の訪問でしたが今回は12月初旬、気温は明らかに低いですから少しは浴槽の湯も冷やされているんじゃないかなぁ。

扉を開けてみると、「よぉっし期待通り先客さんなし!」。しかも浴槽周辺は乾いていて、しばらくどなたも入っていないことがわかります。しかし、ということは「誰も湯温を調整(加水)していない」ピュアな状態であることがわかります。これは‥



ね、バリ乾きでしょ。

撮影後、まずは当然の作法として?検温度チアーです。さぁって鬼が出るか蛇が出るか?とキンチョーの一瞬(いや、実はその前に手湯で温度確認はしていたんですけれどね)。その結果は‥




(あ、右上画像はすでに浸かりながらの撮影です)



源泉は50度を超えていたと記憶していますが、もしかしてこの日は湯温自体が低かったのでしょうか?いずれにせよ46度であれば問題ありません。「え、それでも46度でしょ?」と思われるかもしれませんが、われわれはこの直前に湯端の湯に浸かっていますからすでに湯力をアップさせていたわけで、おしんこどんともども湯をタンノーいたしましたよ。

なおおしんこどんが着替えるタイミングで次のお客さん(男性)が入ってきたのでちょこっと待ってもらいましたが、その男性は脱衣を済ませるやいなや「躊躇なく」川側のぬるい浴槽へと進んでちゃぽり。地元の方のようでしたがちょっと意外な行動でした。あ、あちら(メイン浴槽からの湯が注がれているのでこの日は44度ちょい)で身体を慣らしてからメインにという流れだったのかもしれませんね。



というわけで満足の湯上がり夫婦です。さすがに汗はなかなか引かずでした。

さてこのあとはお昼ごはんですかねというわけで、まずは南会津町舘岩総合支所(旧舘岩村役場)近くにある、「以前天ざるを注文したら天ぷらが岩魚の三枚おろしでかなり感動した」お店へと向かうことに(この時です)。でも湯の花出発前にネットで確認してみると、「おかしいな、お蕎麦がメニューにないんだけれど?」。

不通に営業はしているようなのでお店の方に聞いてみると、やはりお蕎麦はやめたとのこと。あちゃー残念!考えてみれば以前の訪問時も、ラーメンほか一般的な定食を食べている人のほうが圧倒的に多かった記憶があります。役場至近ということもあり地元の方の需要に合わせるとそうなってしまうのでしょう、われわれとしては残念ですがやむを得ません。でもお蕎麦を食べたいんですが!

となればこの奥‥でも檜枝岐まで行けば裁ちそばが食べられるはず。そう思いつつ‥あ、この先の前沢曲屋集落にもおそばやさんがあったはず!‥ハイ、休業中でしたね(何となくそうじゃないかと思っていましたが)。

もうこうなったら(ほぼ選択肢はないので)檜枝岐まで行くしかありませんでした。ずんずん進み村の中心部へ‥え、ええ?



確かに紅葉も終わり、雪もまだ降ってはいない(でもいつ降るかわからないのでノーマルタイヤ着装首都圏車は来ない)この時期は檜枝岐村としては思いきり閑散期なのですよね(ちなみにスキー場はありますが大規模ではなく冬期間自体閑散期かと)。

もっとも国道から少し入ったエリアや、民宿などでランチとして提供しているところもあったのかもしれませんが下調べ不足でしたので何とも。というわけでもうここしかないぞの尾瀬檜枝岐道の駅内「水芭蕉」へ。



ん?でもレストランというか食堂に行くとちゃんと裁ちそば&岩魚蒲焼丼」のセットがあるじゃないですか!これには気を良くしました(丼ではなく蒲焼だけでも自分としては十分なのですが)。



というわけでこのセットと鴨ざるそばを注文。自分は冷たいそばと熱いつゆの取り合わせはあまり好みではないなと思うようになっていますが、まぁいつもの通り途中チェンジしながらどちらもタンノーしました。お蕎麦、ちゃんと美味しかったです。ツユがちょっとかなという気はしましたが好みの問題かも知れませんのであまりエラソなことは申し上げません。



左上画像の焼肉だれ、妙に気になっていたのですが結局買わなかったな。あんまりニンニクの主張がありすぎると飽きそうだし。思い出すと大学生時代にアルバイトしていた洋食店のステーキソースは今思い出しても絶品でした。自分も厨房でソースを調合していたんですが、たぶんあれは「つばめグリル」の流れを汲んだソースなのではなかったかなと。

さてこのあとは只見方面へと向かいますが、途中で今晩の夜伽となってもらう‥お酒じゃなくてペットボトルのお茶とアクエリアスを購入しました。自販機がない宿もありますしね(お酒=芋焼酎はもちろんすでに荷物の中に入ってます)。



只見駅までやってきた頃には雨が降り始めていました。駅舎は入口を除いてはすでに雪囲いが成されていて冬の準備は万全です。東日本大震災の5ヶ月後、2011/8に魚沼から奥会津を襲った大水害により不通となった只見線の被害は甚大で、多くの鉄橋が流出し、一時はこのまま区間廃止になりそうな様相もありましたが、上下分離(運行:JR、路線管理:地元)という荒技で路線維持が決定し、2022/10/1から運行再開に至ったというわけです。

おっと、事前に何も下調べをしていませんでしたが、駅舎西側の踏切警報器が鳴り始めました!







かなりの乗車率、というかほぼ満席ではないでしょうか。各扉にも立っている人が見えますし(下車した人は数名でした)。ただ「上」を運行するJR東日本ですが、知る限り全然やる気を見せていない気がします。

2023現在の小出駅始発は「5:36」。これって駅近の宿に泊まっていない限りどう考えても乗れませんよね。しかもどう考えても新潟側の高校生が利用するとは思えませんし(只見から先はそこそこの利用があるとは思いますが)。

只見までは(夜間の除雪車運行のあと)「朝の除雪を兼ねて」の運行なのかなと思いますが、このダイヤで「(只見までの区間で)お客が乗らない」とは言ってほしくありません。東京を朝一番に出て乗り換えられる列車の運行が是非望まれるところです。

現状では小出発2本目の列車は13:12発です(2023/3にダイヤ改正がありますが時刻は変わらないようです)。この中途半端な発車時刻たるや!只見線沿線、特に只見や金山や三島界隈では立ち寄り観光をさせない気満々と思われても仕方がないのではないでしょうか。

奥会津の各町村関係者の方々には是非ともお願いしたいのです!



需要は絶対にありますから。それと、そのような「首都圏からの接続便」については、是非とも増結(もう1両)をお願いしたいものです。上でも書きましたが、この日は平日にもかかわらず小出からの列車はほぼ満席+αくらいでしたし、週末ともなるとさらに乗車率は上がっていることでしょう。JR東日本、少しは増収・利便性・快適性確保のためにいろいろと検討をお願いしますよ。



さて話を旅行記に戻しましょう。只見からは金山・三島方面へと只見川沿いの道を進んでいきました。幸いなことに雨はすぐ止みましたが、山の上のほうはすっかり白くなっています。秋と冬のせめぎ合いといった感じで、もちろんあの「白」は日を追うごとに下がってくるはずですね。里は晩秋のラストステージを迎えているのでした。

さてこの日は只見川沿いの温泉宿に泊まるわけですが、せっかくいい湯があちこちにある奥会津ですからどこかに入っていきましょう。そういえばというわけで、2005年に宿泊して以来なぜかすっかりご無沙汰だった「民宿 松の湯」さんへ。しかし‥





というわけで大塩温泉へと向かうことに。いや、そもそもたつみ荘の女将さんにはご挨拶に伺うつもりだったんですが、ついでに温泉もというわけです。で、深謀遠慮の末「先に温泉」







最初は男湯のみ先客さんがおられたのですが、途中で上がっていったので湯足画像が撮影できました。しかし旧施設の浴槽も味があって良かったんですよねぇ(遠い目)。



このあとはもちろん女将さんにご挨拶&ご主人にも手を合わせました。お供えは邪魔にならないものをということでお線香を持参。必ず使うものですからいいかなと思いまして。

で、お詣りのあとは女将さんと3人で歓談。なかなか来られませんが(普段は連休が取れないシフトになっているので)、楽しい時間をいただきありがとうございました!あ、この日たつみ荘さんに泊まらなかったのはまぁいろいろということで(要はいろいろなところに泊まってみたいだけです)。



このあとは一路お宿へと向かいますが、お茶を買っておこうと近隣のスーパーに立ち寄りました。するとおしんこどん、「このネギ、安い!」。というわけで旅の途中ですがネギ購入ね(笑)。

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