- その4 アブラ、強食湯経由で津軽入りは一番湯をば - さすがの風格たる岩木山。高曇りだったのが残念でしたが。 |
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(2024年3月27-31日 その4) |
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お風呂もさることながら、大女将のお人柄の良さを語るコメントもあり、それなら行ってみようと決めておいたわけです。 |
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(調べていたので知っていましたが) |
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そしてその浴室内には「あっさり系、されどまごう事なき巣郷の湯たらしめるアブラ臭」を感知できました。ただしあっさり系でしてあまり湯上がり後に気になるほどではないかなと。 |
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湯温は測りませんでしたが真ん中あたりで42度あるかないかという感じでした。ただし! |
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(浴槽に入るのもこの辺りがエントランスです) |
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なおこの奥には「深浴槽」もあります。こちらはかなり深く、またメイン浴槽からのオーバーフローからの湯供給なのかかなりぬるめの案配でした。もしかしたらリハビリ用にしつらえられたのかも知れません(それにしては中間部の手すりがないような気もしますが)。 |
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湯川の湯が硫酸塩泉由来のきっちり湯なのに対し、こちらの湯は単純泉+硫黄(ほぼ感知せず)&アブラ臭ということでじっくりじわじわの湯です。アブラの関係もあり保温保湿系についてはこちらが上かも知れません。湯上がり後しばらくは外でクールダウンしました。 |
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とはいえ外はまだまだ雪景色でしたが。 |
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ただ、右上画像のようにしっかり雪が溶けて流れ出している場所もありました。左右の土手?も雪が溶けており、これは未利用の源泉湧出なのかな? |
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さて湯田ICまで戻りますが、直近にある「でめ金食堂」は聞いていた通り閉館中でした。ただ駐車場は完全に除雪されていて小型の重機もありましたから維持管理はきちんとなされているようです。こちらには1度しか入浴したこともなかったし、復活してくれるといいなぁ(期待を込めて)。ご家族が体調不良という話も云々。 |
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横手JCTを直進です。湯沢市界隈のキャンプ場にはこれまで20年ほどお世話になりまして(途中何年か別エリアへ)、2023GWもとことん山キャンプ場コテージに泊まったりもしておりました。でも2024GWは岩手側のコテージかな。 |
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さて秋田道で秋田市をパスし、八郎潟をもパスした先の琴丘森岳ICで高速を下りました。目指すは‥森岳温泉(初訪)です。どこの施設にしようかと思っていたのですが「唯一のかけ流し」と公式サイトに記載のあった「森岳温泉ホテル」へ。やっぱりねぇ。 |
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しかし到着してみると、駐車場はほぼ満杯の盛況でした。「うわぁ、こんなに人気があるのか(年度末平日の昼前なのに!)」と、ほぼ諦め覚悟で脱衣場へ進んでいくと‥ |
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実は浴室へ向かう途中、広間の前に思い切りたくさんのスリッパが並んでいたのを目にしました。そうか、駐車場の混雑は「年度末の会合」に参加している方々の車だったのか! |
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なお塩素臭はありませんが「塩」はかなーり濃いですよ(笑)。塩化物イオンだけで13,590mg/kg、成分総計は22,500mg/kgもありますから、夏はなかなかきつい湯上がりになりそうです(苦笑)。 |
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なお分析表は固定掲示(平成18年1月分析)よりも、あとから貼りつけた掲示(平成27年8月)のほうが源泉温度が上がっていました(58.6が-59.3へ)。近年各地で源泉温度の低下や湯量の減少が問題になっていますが、森岳温泉はそのあたりは当面大丈夫‥ん?別要因もあるのかも?(下で述べます)。 |
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さて湯上がりにお昼ごはんです。ここ森岳温泉エリアで食べておかないとランチ難民になりそうだったのでまずは調べてみました。このホテルのレストランでもランチ営業はしていたのですが、焼肉(自分で焼く系)がメインだったのでとりあえずパス(結果的にその選択が吉だったか否かは微妙)、ちょっと調べて「寿司」カテゴリーに属するお店に行くことにしました。 |
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と考えた次第です。そうだとすればなかなか難しい話で、いずれにせよ「森岳温泉ホテル」にはとにかく頑張ってほしいところであります。 |
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おそらくは、お寿司メインで始めたお店が、地元住民のリクエストに応える形でお寿司以外のメニューを充実させていった結果「町の定食屋さん」的な立ち位置での営業スタイルへと変貌していったのではないでしょうか? |
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なぜか寿司定食の画像がありませんでした。撮ったはずなのに? |
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食事後は内陸部をショートカットする県道経由で日本海縦貫国道であるR7に合流し、大館方面へと向かいます。途中、こちらの道の駅に立ち寄りました。 |
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施設には外装にも内部にもふんだんに木材が使用されており、おそらくは場所柄「秋田杉」なのでしょう。 |
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館内の歴史・民俗資料コーナーには、足下に秋田杉の土埋木が展示されておりました。そういえばその昔、屋久島で屋久杉の土埋木展示を見た記憶がうっすらと。 |
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「あと数日で閉館なのだから、平日とはいえかなり混んでいるんじゃないか」と考えたのがその理由ですが、この温泉の閉館を知ったのがこの旅行をスタートさせた後だったので、そもそも深い思い入れがなかったというのもあります。 |
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とのことでした。あっちゃー、やっぱり寄っておけば良かったかなぁと思うも後の祭りとはこのことです。「温泉は逃げる」の好例でありました。 |
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(とはいえ、空が高曇りなのでイマイチ映えてない)。 |
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でも、マシュマロっぽい頂上部はいい感じだし、裾野の広がりもよいですねぇ。やはり名山ですよ岩木山。津軽富士とかじゃなくて岩木山は岩木山なのだと思います。 |
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暖簾が掛けられていることと駐車場に車がいない(一番奥の1台はお店の関係者車両)ことを確認して心の中で快哉を叫びました。実は前回の初訪問時も先客さんなしだったんですが(この時です)。「こんにちわぁ」とお声がけをすると女性が出てきて下さり、入浴料300円をお支払いした上で浴室へ。 |
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と、ここまでタイプしてきたところで念のためネット上の情報を確認してみると、普段は11:00から営業しているようですが、訪問日だったこの日の木曜日は16:00からの営業だったようなのです。で、上画像のプロパティを確認してみると‥ |
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(知らなかったとはいえすみませんでした。) |
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しかし当時はそれとて知らず(つまりは一番湯だった!)貸し切り状態での入浴を喜んでいたわけでした。ま、いずれにせよ有り難いタイミングで、さすがに1時間前に来ていたら入れてはもらえなかったことでしょうし。 |
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湯には小さな茶系の湯花が散り舞っています。成分分析ではナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉ということですがこの湯花はどういう成分なのでしょうか(詳しくない)。ただ、嶽温泉の硫黄系とは当然湯脈も一線を画していますし、また湯段の湯ともまた違う感じです。キシ感のある湯ですがカルシウム分はメイン成分の表示にないのですよね。まぁ「百沢系」と分類してしまえばそれまでなのですが。 |
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さてそんなわけで、この先数kmにある今宵のお宿へと向かいます。 |
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