ちょこっと寄り道&投宿してきました(1)

(2025/5 Takemaオフキャンプ前日のお泊まり編1)

さて2025/5下旬に行われたTakemaのオフキャンプFinalでしたが、このページはその前哨戦的な位置づけで、キャンプの前日から当日朝までのお出かけ記録です。おまけのお出かけ記録ですが、まぁ記録として残しておきたいのでね。

オフキャンプの様子はこちらから行かれますが、次ページの最後からも行かれますのでざっくり読んでいただけると幸いです。



さて出発です。バラギ湖のキャンプ場はご存じの通り群馬県嬬恋村にあるのですが、まずは東名高速を西へと向かいます。鮎沢PAで休憩し、ナビの指示通り足柄SAのスマートICから下道に出たのでしたがこれは失敗。変な道を繋いだ上で県道経由でR138に合流したのでしたが、絶対に御殿場IC経由の方が早かったと思うぞ。ま、この日は急ぐ道のりでもないのでいいんですが。峠道を越え、山中湖沿いをちょこっと走り、まず向かった先というのは‥





Takemaにしては珍しいメジャー系観光地への立ち寄りですが(いつもは避ける)、この日は平日だったし到着が早かったし(9時ころ)、ついでにいえばこの翌日の雨予報をホーフツとさせる曇天で富士山も見えなかったので「案外空いているかな」という読みからでした。自分としては小学生の時以来でしたからもう半世紀ぶりの訪問です。でもね、





上画像はいわゆる「忍野八海」の中心地でしたからある意味当然です。大きなお土産屋もありましたが、半世紀前はもっとこぢんまりというかガラガラだった気もします。

でもTakemaは経験的に知っています。「中心部を外れればそこそこ空いているはず」ということを。このお客さんはお遍路さんのように全部回ることを第一目的にしているわけではないと思うので、特にインバウンドの方々はこの池の周りを見ておしまいにするのではないかと考えました。というわけで、八海(八池)を回ってみまショー♪(有料の「底抜池」は除きます)。



とはいえ画像はほとんど撮りませんでした(苦笑)。上画像は「菖蒲池」近くのトイレと東屋ですが、何だかトイレなどは「まんが日本昔話」の一軒家をホーフツとさせる造りで、茅葺き屋根がいい味を出しています。このあたりは雪もさして積もりませんから屋根材の保ちも良さそうです。東屋は‥「お金かけてるな」というのが第一印象(笑)。いや、それだけの資金力があるというのはいいことです。ただ、われわれがいる間に菖蒲池に来た人は一人もいませんでした。



すぐ北側にある浅間神社にもきちんとお詣り。



「湧池」と「鏡池」は駐車場から歩いてくるまでに目にしていたので、今度は西側に位置する池へと向かいましょう。あ、鏡池に戻る途中のお宅は茅葺き屋根がだいぶコケティッシュな感じになっていていい感じでした。でもやがては葺き替えになるんでしょうね。でも職人さんはいるはずだし(後述)。で、右上画像は銚子池です。





この川の水源は忍野八海の湧水ですから水量が安定していることもあるのでしょう、岸辺の浸食もほぼないにもかかわらずそこそこの水量の川が蕩々と流れています。歩道はしっかりと整備されていて、脊柱管狭窄症のTakemaでも無理なく歩けます(でも一歩ごとに鈍痛なんですけれどね)



西側の一番奥に位置するお釜池にはニジマスとおぼしき個体が悠々と泳いでいましたが、これって雄の婚姻色?ニジマスの産卵時期は秋から冬にかけてだと思っていましたがこんな時期に?と思ってwikiってみると(大した調べではない)、水温が低い摩周湖などでは6月に産卵するのだとか。

右上画像の深い位置にはもう1匹泳いでいるのが見えます。あれが雌だとすると‥ほかに邪魔者はいなかったようですし、浅い流れに乗って川に下らない限り(脱出!)完全に「ターゲット」ですね(笑)。逆にあの1匹も雄だったりすると‥地獄絵図ですね(いろんな意味で)。



駐車場まで戻ると建築中の家がありました(到着時も目にしていましたが)。これって「茅葺き屋根の新築家屋」ですよね間違いなく。ちゃんと屋根を葺く職人さん(見た感じ若い方だった)がおられるのですね。これなら屋根の葺き替えも安心してオーダーできるというわけです。地域によっては職人さん不足が問題となっているところもあるようですが、そうなると他地域への「出張葺き替え」需要なども出てくるんじゃないかなという気がします。そういや左上画像の花はシャクヤクかな?

で、このあとは1つだけ離れた7つめの池である出口池を目指します。そこそこ距離があるので車で移動しました。



あれま、こちらにはルピナスの花が。まぁ外来種ですし繁殖力が高いのでいろいろ思うところはあります。ちなみに自分が初めてルピナスを目にしたのはNZの南島で、テカポ湖周辺にはそこそこの群落がありました。その後2011にはその周辺で、




この時の画像です)

でもその後NZ政府も外来種ルピナスの駆逐に乗り出したようで(増えすぎるからね)、テカポ湖の湖岸沿いには今ではほとんど生えていないようです。でも少し離れた場所ではまだ群落があるということなので政府も「全面駆逐」までは考えていないようですね(お金もかかるし)。ということはある意味政府とルピナスとの「いたちごっこ大作戦」が始まったということなのかもしれませんが(苦笑)。

そういや日本だと、舘岩から只見に抜けるR289の旧南郷村あたりの家々にはそこそこ生えていた気がするなぁ(すごくローカルな話です)。



さて池をめぐる周回路があったので歩いていくと神社が。もちろんご挨拶した上でさらに進むと‥



「湧水入口」とあるじゃないですか。これは行かずにはおれませんので下っていきます。あ、念のため申せば一歩踏み出すごとに痛いのですよ。忍野八海中心部歩きはそこそこ苦行でしたが、それでもそこを歩くことを決めたのは自分でしたし、それにギックリ腰とかとは違って「刺す痛み」ではないのと、あと「人間とは慣れる生き物である」ということですかね。でもこれからの人生、この痛みと日々対峙したくはないのですが(笑)。

ま、ここ出口池を訪問した10時過ぎになるとさすがに朝飲んだ薬が効き始め、痛みは和らいでいました(傷みがなくなるわけではなくマシになる程度)。

話を戻して湧水部ですが、何だかちょっと拍子抜けな湧出量でした。いや、そこそこ出てはいたのですがこの池の大きさを考えると‥と思ったのは早計でして、実際は池の各所から湧きだしていました。そりゃそうだよねこれだけじゃ溜まり水同然だし。



小手毬の花が満開でした。すぐ近くにあったのは柏の木かな?



「生活用水汲場」もありましたが、もう利用はほぼされていない感じ。

というわけで7/8池を訪問したのでこれで満足、次へと進みます。この富士山麓界隈にはほとんど来たことがなかったので、この次はどこにしようかなと前夜のうちに考えていたのですが‥やっぱりお風呂ですね♪





富士山麓ということもあり冷泉なのですが(それにしても富士火山由来の高温温泉が全然ないのはなぜなんだろう?)、こちらの霊水不純物というか含有成分が非常に少ないらしく、pHも7.32とほぼ中性。ゆえに肌への刺激が少ないからかアトピーなど皮膚関係の疾患に卓越した療養効果を発揮するのだとか。



確かに、沸かし湯の単純泉なのにしっかり「療養専用風呂」が用意されているのはすごいです。しかも「一般客は入浴禁止」としっかり区分がなされており、これなら重い症状の方も気兼ねなく入浴できるでしょう。そして、「特記成分ほぼなし」なのにこの湯宿が長らく営業を続けられている理由もこのあたりにありそうです。つまりは、





で、われわれは当然一般浴場です。先客&後客さんありで湯画像はありませんので、苦し紛れにパンフの湯画像で勘弁してください。浴槽のタイルは青いものに貼り替えられていますが。

さて浴感ですが‥「成分が少ないことを売りにしている源泉水(霊水)」ですから、特徴的な湯触り感があるはずもなく、ツル感もキシ感もなしのさらり感かな。pHも人間の体液とほぼ同じですから「出て行くこともなく入ってくることもない」のでしょうか?(笑)。

でも浴感よりも何よりも、こちらのお楽しみは「加温浴槽と源泉浴槽との交互浴」に決まっています!ただし源泉浴槽とはいっても実際は「源泉微加温浴槽」のようで、温度は30度を少し切るくらいなのでガタガタブルブルの修行浴とは無縁です。いやぁ気持ちよかったぁ♪



さてお風呂をいただいたあとは「霊水」汲みに向かいます。ん?「霊水を汲む場合は入浴券をお買い求め下さい」とありますぞ。有料になっているのね(平成20年から)。ポリタンク5個までとありますが、入浴料は1000円だし、そこそこお高めかな。もっともわれわれはすでに入浴券を買い求め(て入浴し)ましたから堂々と汲めるのです。あ、「ペットボトルには汲まないで」とも書かれていましたが、「渇水のため」とあったので水のロスを減らすためかな?ペットボトルしか持っていませんでしたが、われわれがいるときは他に待っている人もいませんでしたのでお許し下さいませ。









もちろんこのあとすぐ上の不動尊にて手を合わせたことはいうまでもありません。なおすぐ脇にはこの霊水についての説明書きがありました。





それって「効能」なのかどうかはともかくとして、まぁおいしくいただけたのは事実なので霊水に感謝です。さてそうこうしているうちにお昼近くになってきました。お昼ごはんのお店を探さねば。

山梨だからほうとうかなと思っていたところでふと思い出しました。



というわけで急いで調べて‥レッツらGO!





吉田うどんの各店を比較検討したのではなく、単純に「近くてわかりやすそうだから」というだけで選んだお店でしたが、どうやら吉田うどんの中でもかなり重鎮サンダーライガー的な有名店だったようです。到着は11時30分頃でしたが満漢全席、いや違った全席満席でした。もっとも5分ほどで空きまして着席完了、肉わかめうどんと肉月見うどんを注文し、待つことしばしで‥





まぁそれはともかく、吉田うどんといえば(記憶によれば)「太麺でコシがすごい」ということでした。というわけで実食!(別にグルメサイトではないのでここからは「個人の感想」です)。





ちなみに「肉」は牛肉ではなく桜肉(馬肉)なのも地域性があっていいですね(あっさりした味わいがつゆとよく合う)。途中から無料の揚げ玉(各テーブル上に置かれている)をそこそこ入れて美味しく完食。

ちなみにつゆも尖ったところがなくて美味。食べ終わったつもりがついついまた飲んでしまうという感じでしたが、オバ還(オーバー還暦)なので完飲を自粛したことはいうまでもありません(笑)。ごちそうさまでした。

このあとは「御坂みち」のR137経由で甲府盆地へと進みますが、今回は甲府の湯には立ち寄らず、一気に長野県まで進みます。

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