- 2017夏 キルギス旅行編 その3 まずはカザフスタンのアルマトイ到着、ぐわぁ暑い! -



いよいよ出発です。このところ成田と羽田の出発比率はそこそこ半々なのですが、やっぱり自分としては地元の京成電車で直行できる成田発のほうが落ち着くなぁ。羽田の国際線ターミナルって、規模こそ小さめなのに何だかお高くとまっているというか上から目線系の雰囲気(あくまで雰囲気だけですが)でどうも好きになれないんです。

で、今回は成田第一ターミナルから出発というわけでいつもの「海鮮三崎港」へ。案内図を見ていたら「あれ?ない?まさか撤退した?」と思いましたが、単純に見取り図をちゃんと見ていなかったようでした。ちなみに「いつもの」と書きましたが、成田空港以外ではこのチェーン店に入ったことはありません。できれば「すし銚子丸」とかが入店してくれると嬉しいんですが、それだと日常週末の延長になっちゃうからそれもどうなのかな(笑)。



というわけで当然お寿司です。キルギスも、最初に向かうカザフスタンもバリバリの内陸国ですからお寿司は食べられないでしょうし(あとで「アルマトイには寿司屋もある」ことを確認しましたが)。



そしてお酒。ここのお店がいいのは窓がとっても広く、離着陸の飛行機をいながらにして眺められるというところなんですよね(右上画像、離陸していく飛行機が見えてます)。各ターミナルともお寿司屋はいくつかありますが、ここ以外は(回らないお店も含めて)外部窓がなく閉鎖的なんですよ。そもそも空港で食べるお寿司にネタの高度なクオリティを求めているわけではないですし。



今回のキャリアはアシアナ航空。ソウル乗り換えでカザフスタンのアルマトイまで同一キャリアで行かれるわけですから楽々でまずはソウルまで。これまで韓国に入国したことはないのですが、北海道の利尻岳を一緒に登ったキーちゃん元気かなぁ、あれからもう11年も過ぎちゃったのね(その時のページはこちら)。しかし今回もソウルではトランジットだけなのでありますが。



天候や気流の状況にもよるのでしょうが、この日のフライトはわれわれの住む市川市上空を西進していきました。近隣のビルも見えたもんね。富士山はまさに「アタマを雲の上に出し」でしたね(右上画像マウスオン)。どこかで「アシアナ航空の(エコノミーの)ご飯はまぁまぁよい」と聞いていたのですが、ランチ食だったこともあってか特にそうでもなかったかな。で、ソウルまでは遠くもないので映画もどうかなと思いながら選択してみたら‥





ソウル到着までに全部は見終えられなかったのですが、次の区間で最後まで見られたのでいい‥んですが、これだけ日本各地に就航しているアシアナ航空なのに、日本映画がこの1本だけというのはどうなんですかね?シンガポール航空とかだと3本くらいはありますよ。欧米系の映画も何だかイマイチで、ちょっと期待はずれ。まぁそもそも安いですから無理な期待は禁物ということかも。



いやーインチョン空港大きいなー。成田や羽田と違って広々のびのびした感じです。なるほど東アジアのハブ空港を目指しただけある‥いや、でも飛行機のお客から見えるところで職員さんがそんなにのびのびくつろいでいるのはどうなんでしょう?(笑)。いや自分としてはこういうの結構好きなんですけれどね(右上画像マウスオン)。



インチョン空港での乗り換え時間は3時間半弱なのでターミナル内をうろうろと。広いんだけれどあまり個性がないというかくつろげるスペースや遊び心のあるユーティリティスペースがないのが玉に瑕、お店なども特徴のないところが多くて結構すぐに飽きちゃいました。右上画像は喫煙所。広いんですが、もう少し換気ファンを強めに設定した方がいいと思うのですよ。



もっとも成田や羽田のような入り乱れたごちゃごちゃ感はなく、場所によっては電源タップもあるしネットにも接続できるしで不満があるわけじゃありません。うどん屋さんもありましたが、まださすがに日本食が恋しいわけでもないのでとりあえず黒豆シェークをば(なぜかアルコール類を売る店は見つからず)。



さてアルマトイ行きの搭乗も始まりました。アルマトイまでの飛行時間は実質6時間45分とそこそこ乗りでがあります。ざっと見の乗客数からするとほぼ満席じゃないかと思われますが、エコノミーの最前列席を確保してあるので特に問題はありません。たぶんこれからも航空券予約時にこの席を指定しちゃうんだろうな。多少の追加料金はかかりますが、今回だって成田~アルマトイ全区間ともこの席指定の料金&諸税諸費用込み94,000円/人でしたから、ビジネスとかに比べればとてつもなく安いです。ただ、当然ながら数席しかないので早めの予約必須ですが‥(今回は3月に予約しました)。



飛行予定ルートはおおむねこんな感じ(左上画像マウスオン)。まぁ見事に中国上空を横断するルート取りで、北京上空を飛んでいくわけですね。さすがにこんなルートを飛ぶのは初めてだなぁ。とはいえ到着が22:00過ぎなので景色は期待できませんけれど。

そして夕ごはんはビーフ、チキン(右上画像マウスオン)ともこんな感じ。そこそこのボリュームもありますが、ドリンク(白ワイン)のおかわりができなかった‥おかわりワゴン配車なしにいきなりコーヒー or ティーとなりましたよ。往復ともそんな感じでしたから、アシアナはこのあたりケチってるなぁ(不満)。ええっと、タダ酒を飲みたいわけでもないんですよ。現にアルコール有料の便に乗ってもちゃんと買って飲んでますから(笑)。これなら「有料だけどいつでも頼める」ほうがいいよなぁ。



「シン・ゴジラ」の続きを見たらあとはすることもないので就寝。と、起きたタイミングでおしんこどんを見たら、左上画像の通りやっぱりゲームやってましたね(笑)。で、到着1時間くらい前に右上画像の軽食(ブリトー)と飲み物(ワインをお願いしたら断られました)の提供があり、さーて間もなく到着です。



だいたい予定通りの飛行ルートでしたね。よーし初中央アジア到着だーい♪

さてそんなわけでいざ機内からボーディングブリッジへと進んだときの第一印象、それは‥



何だか事前の印象としては「涼しい中央アジア、内陸高地だから昼間は暑くても夜はひんやり」という感じだったのですがしっかり裏切られました。これじゃ東京と変わらないぞ!(まぁ湿気は低めですが)。



到着時間が遅いのでピックアップをお願いしてあり、おかげでホテルまでは楽々でしたが、このあと「まさかの苦難の夜」が待っていようとは‥。



この日の泊まりはオトラルホテルという、旧国営旅行社系の高級ホテルです。とはいえネットサイトで予約したので「1泊朝食付きツイン」、1人3200円と考えれば格安です。しかしこのあとまさかの落とし穴が(笑)。



ご覧のとおり311号室に通されました。室内は昼間の熱気をたっぷり蓄えていて暑いわー。即座にエアコン(左上画像中央部に見えている窓付けのやつ)のアナログスイッチを最大パワーON!(謎笑)。ちなみに室内には冷蔵庫もありましたが無料の水ボトルとかはなし。あー水もないのは困るわ。というわけでレセプション(さすがに英語OK)で聞いてみると、近くに24H営業のお店があるのだとか。

でもね、空港で両替できなかったのでまだカザフスタンの通貨テンゲを入手していないのです。そんなわけで、初めて来た国の、しかも23:30頃になっていきなりATM両替と買い出しにお出かけします(あのね)。

しかし、この時間になっても人通りはそこそこありますし、若い女性の一人歩きも小さな子どもを連れた家族も見かけましたんで(こんな時間まで子ども連れで何をしていたのでしょうか)、治安的には大丈夫そうです。それでも屋外ATMの操作時にはちょっと緊張しましたけれどね(そのため手順を間違えてましたが、カードが呑み込まれるミスじゃなくてよかった)。



小規模ドラッグストアの集合体のようなお店でとりあえず飲み物ボトルも購入完了。この時間にもお客さんがそこそこおりました。ちなみにアルマトイ(カタカナ名称については「アルマティ」「アルマトゥイ」といろいろあるようですが)は人口150万人、カザフスタン最大の都市であり1998年までは首都だったということで、夜も人通りが多いのも宜なるかな。さてホテルに戻ってきてエアコンパワー全開のはずの部屋へ入りましたが‥





左上画像には何の意味もないのですが(笑)、右上画像は寝る前に撮影した室内温度画像です。勘弁してください系の温度なのですが、窓を開けると夜中でも通行量が多い車の音がかなりうるさいという内憂外患モードです。結局、夜中に外の気温がそこそこ涼しくなってきたところで「しばし窓&ドア開放で室内気温を下げ、でもやっぱりうるさいので閉める」を何度か繰り返しました。でも、何だかこれ系の「苦しい体験」をかつてどこかでした記憶があるような?


(その時のページはこちらとかこちらとか。部屋によって雲泥の差がありましたっけ)

ちなみにこのオトラルホテルには帰国前日にも滞在するので、その時のチェックイン時にはじぇったい別の部屋!と心に誓いつつ大汗をかきながら最初の夜を過ごしたTakema夫婦でありました。あ、念のため申し上げれば311号室のエアコンはガス抜けか何かでぶち壊れていただけだと思います(苦笑)。

そんなわけで初日終了、明日はいよいよキルギスの首都ビシュケクへと向かうんですが、くっそぉまさか(謎)。

[戻る] [次へ]