− その3 三源泉の宿「不動湯温泉」にてほっこり −
そう、この日の宿は土湯温泉の奥に位置する不動湯温泉。実はここにするか横向温泉のおばばの宿にするべきかで少々悩んだんですが、横向は微温湯同様メイン湯船がぬるいですからやっぱり不動湯かなあと考えたわけです。これが7-8月だったら、宿泊は「微温湯−横向」の2泊になった可能性大なんですが‥。ちなみにここには去年立ち寄り入浴できております。その時のページはこちら。
さてこの日のお部屋はといえば2階一番奥の角部屋。当日の予約にしてとてもいい部屋をあてがって下さった宿の方の心遣いに感謝です。
室内にはまだコタツがしつらえられておりました。6月に入ったとはいえ、夜になるとそれなりに冷えるので重宝しました。そして窓の外には一面の緑の海!いやはや、やっぱり宿はこうでなくっちゃ!(何だか変な基準ですが)。
とりあえず単純泉のお風呂に入り(そこだけ貸し切りで入れたので=この日は土曜日ゆえ結構混んでいた)、そして夕食。何だかカナダ出張からこのミニ旅行にかけて食べる量が増えていて胃拡張になりつつあるのかな?やや不安であります。
山あいの宿らしく山の幸メインで好感が持てる内容。食べ終わってみると宿周辺はすっかり闇にとざされておりました。
さて、ではゆっくり寛いだ上で寝るか‥とはいかないのが本日の悩ましさ(笑)。数時間前、「欲望のおもむくままに」取りに取ったワラビを何とか成敗しなければなりません。幸いここ不動湯には自炊設備も整っており、鍋やら何やらを借りることもできます。ただあまり自炊客はいないのでしょうか、何となくわびしさが感じられる雰囲気ではありましたけれど‥(ちなみにこの日は自炊湯治のお客さんはなし)。というわけで、宿の方にことわった上で大鍋をお借りして、ここに来る前土湯温泉で買ってきた重曹を使ってアク抜き作業開始です。
大鍋×2にそれぞれ目一杯ワラビを並べ、「瓦斯自動販売機」により購入した?ガスを使って沸かした熱湯をどどどーっと、ひたひたになるくらいまで流し込みます。あとは翌朝まで放置するだけ(笑)。かなりの量ゆえ50円分のガスでは湯が足らず、追加購入いたしました。ちなみに右画像にマウスオンすると、件の自販機画像に変わりますが、この機械の製造元である「株式会社カセヤ商会」って、ちょっと調べてみたら大阪の会社なんですね。どうやらまだ存続しているようですが、まさか今はもうこの機械では商売にならないだろうし、現在この会社の「主力商品」って何なんだろうと、人ごとながらちょっと気になります。
朝方5時起床(別にアラームをかけていたわけではありませんが)。よし今なら「朝の早いご老人」でさえもまだ布団の中だろうと考えて行動開始です。ま、この日は宿泊客の中にご老人は見受けられなかったんですが(笑)。
前回訪問時同様、早朝ゆえ全く人気のない階段をどんどんと下りていき、一番下まで下りきったところにある硫黄泉の湯は予想通り「本日一番湯」!よーし早起きは三文の得だぞというわけで湯っくりと楽しみます。そしてここを含め一つ一つ階を上がっての湯めぐり三発!いやあずっと登りだし、多少なりとも息を切らせつつの三連湯は結構疲れます。というか、それぞれの湯が離れているんで服を脱いだり着たりが面倒なんですけれど(笑)。
だから、朝ご飯はとっても美味しくいただけました(笑)。
チェックアウト後、土湯温泉から峠に上がる旧道沿いにあるヒメサユリ群落を見学したんですが、うーんイマイチ(笑)。ここなら喜多方のヒメサユリ山の方が風情があっていいよなぁ。
さて、さすがに今日は帰らねばならない日となったわけですが‥ん?キミはいったい?というわけで、温泉とはみごとに全く関係のない某所訪問となりました(大笑)。
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