Takema&おしんこどんの聖地訪問。

− 2009北海道ツーリング本編その17 川湯温泉へじんわり移動(1) −



雌阿寒岳登山という「夏の運動」をおこなった翌日は、再び文明の利器CBR1100XXにまたがって川湯温泉を目指すのであります。

で、最初の寄り道は下記画像の場所でありました。でも砂利ダートの下り道でそこそこ積載タンデムは結構ナニですね。ちなみに登りでは空転ゴケの不安に堪えきれず、ちょっと深砂利のところで「すまんおしんこどん、ちょっと降りておくれ」と頼んだくらいのへっぽこライダーTakemaです。

その寄り道場所とは‥雄阿寒温泉。たぶんいろいろな意味で「奥が深い」エリアだと思うのですが、わたしはまだ一部しか行ったことがありません(謎)。

今回はおしんこどんもタンデムシートでしっかり起きていたのですが、Takemaもなぜか「今回は奥行きはパス」という気持ちで、「ま、見に行くだけ」という気持ち満々だったのですが、川を見下ろしたところで俄然やる気になりました(笑)。だってよく見ると「いかにも人工的な構造物」があるじゃないですか!



となれば、こうするしかないですよね(苦笑)。

なお、気持ちよく浸かっているようにも見えますが、実際は熱い源泉と川の湯とのせめぎ合いの渦中に置かれる「アチツメたい」浴感であったことをここに告白いたします(笑)。もっといい思いをしたければ上流へ行くしかないのですが、絶妙の天気だったにもかかわらず「じゃ、奥へ行こう」という展開にならなかったのは今考えると謎が謎を呼ぶ世界です。やっぱり行っておくべきだったなぁ。ちなみに奥にはこんな湯があったりします。ただし足場は結構悪いので下手すると阿寒川の本流に数m上からジャボンです。

入浴を終えて(Takemaのみ)一段上の駐車スペースに上がってくると管理者とおぼしき方の車がちょうど入ってきたところでした。実はここは私有地ということもあり、このスペースに車を止めるのには「駐車料金」がかかるのです(掲示あり。前回レンタカーで来たときも支払いました)。誰が駐車するのかというと釣り師の方々であり決して野湯ハンター目当ての料金徴収ではありませんが、駐車は駐車。というわけで、「すみません、あそこのバイクですが駐車料金を‥」と申告すると、

というお言葉を残し上流側へと去って行かれました。感謝感謝です。

ここからは双湖台とか双岳台とかをチラ見しながら進んでいきます。峠部分のワインディング路を抜けてからの直線も、15年くらい前は普通に100kmオーバーで走ってましたがもう大人だもんねというわけで法定速度+αの定速で進んでいきます。大人になったのね(いやこの日の朝に「子供バリバリ」行為をして懲りたんですが=ただし警察のご厄介になったわけではありません=でもおしんこどんにこっぴどく怒られました=すまんすまん)。

「こんなに車のいない阿寒横断道路は初めてかも?」という感じの道を走り続け、弟子屈ももうすぐというところで「ソフトクリーム」の幟に惹かれて右上画像のお店にピットイン。以前はこんな所に建物はなく明らかに最近できたお店ですが、この界隈はある種の「ソフト激戦区」ですから「大スカ」はないだろうなという感じです。



結論、大当たりではないが決してスカでもない!また寄ってもいいかな。

さて実は、この日はTakema&おしんこどんが離ればなれになる日でもありました。というのは結婚生活9年と6ヶ月にして‥

行動中の別行動ってのはかのバヌアツ共和国でもありましたけれどね(詳しくはこちら)。あれはお互いに面白かったよなぁ‥と、それはともかくとして、おしんこどんは友人関係の集まりでこの日は網走に向かうのであります。で、彼女をピックアップして下さる方との打ち合わせで、待ち合わせ場所が何と‥

うーんこれは嬉しい!実はわれわれがまだ結婚する前、初めて一緒にキャンプをしたのがここ多和平だったわけですね。でもここしばらくはこのエリアにまで足をのばすことがなかったため、今確認してみたら前回の訪問は2002年。というわけで7年ぶりの訪問となるわけです。

さーてでもこのまままっすぐ行くと待ち合わせ時間にちょっと早すぎなので、そういえばいまだ未湯の養老牛温泉に行ってみようか、そしてあの「からまつの湯」に入ってみようかと考えたTakemaでありました。



清里峠に向かう道の途中で例の「牛」文字をパチリ。これってもう随分前からやってますよね。

で、メインストリートから行かなかったのが運の尽きというか「なんだよー、やっぱりダートじゃないかー!」というわけでTakemaバイクの一番苦手な下りダートへと進入します。幸い砂利ジャリではなかったので事なきを得ましたが、当然のごとくゆっくり進んでいきます。と、何だかバイクのスピードに合わせて周囲を同じスピードで移動する大量の飛行物体が。その直後に全てを悟ったTakemaでありました。それは‥

ダート区間は1kmほどですぐに舗装路に変わり、最初のアブ軍団はすぐさまぶっちぎったのでありますが、養老牛温泉の公共駐車場に停車した瞬間別の軍団が襲来し「うわーこりゃやってられない!」。こんな状況で露天風呂に入るというのは地獄絵図そのものです(というかホントは野湯探索意欲満々だったのですが、一気にその気も萎えちゃいました)。というわけでSee you 養老牛温泉!次回訪問に期待しようっと。

そんなわけで多和平に一気に到着。とはいえその道中はかなりキンチョーしてました(その昔この区間で覆面にとっ捕まったトラウマ)。何と待ち合わせをしていたYさんはすでに到着していました!(は、早っ!)。ちなみにYさん、北海道出身であるにもかかわらずここは初めてということで、まずは快晴の多和平展望台へ!

お盆前の平日昼間ということからか、広大なテント場に2-3張の連泊テントしかありませんでした(係員の方が芝を刈ってましたっけ)。でも広いとはいえ傾斜地が多いんで意外と適地は限られるということは、ここに泊まったことのある方ならご存じでしょう。そして、これまで数々の多和宴会の記録はこちらこちらに濃厚に記録されているのであります。もちろんサイトを立ち上げる前にもTakemaソロでずいぶん宴会していましたからね。あー、ここは全然変わらないなぁ(しみじみ)。

なお展望台すぐ脇のスペースにはサフォーク種のヒツジが放牧されておりました。



いろんな所でサフォーク羊を見たけれど、ここのは毛並みがキレイですね(右上画像マウスオンでタッチ画像に変わります)。

ちょうどお昼時でしたので、ここのレストランでお昼ご飯をいただくことにしました。周りのお客さんはジンギスカンを食べていましたが、Takema一行はそれぞれ洋食系を注文。

ビーフシチュー、ごちそうサマンサ奥様は魔女でございました(ふ、古っ!)。そんなわけでおしんこどんとご友人を乗せた車は網走方面に向かって走り去り、自分も川湯‥に直行するのは時間的に早すぎることもあり、この周辺の施設系温泉をいくつか巡ってみること。あ、その前に牛さん見学をちょっぴり(右上画像)。

ではでは行ってみましょー入浴してきましょーの続きは次ページでということで。
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