- その14 歌登側から函岳へ、フェリー欠航を乗り越えて天塩川温泉へ - はい、道北エリアの高峰たる函岳頂上までやって来ました。あ、歩いたのはほんの数分ですが(笑)。 |
さてトロッコ乗車イベントも終わり、再び移動開始です。前夜のうちに地図を見ていたら、これまでオンロードのスポーツバイクゆえこの函岳往復は諦めていたことを思い出しました。だって美深側は整備されているとはいえブラックバードで往復54kmのダートはどう考えてもナニでしょうよ(笑)。 |
そんなわけで函岳への往復区間も含め約55kmの長大ダートを楽しむべく、道道120号天の川トンネルの北側にある牽牛PAの脇からスタートです! |
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しばらくはトンネル完成前の旧道道を行くので舗装、そのあとも幅の広い真っ直ぐダートが続きますが、さすがに途中からは普通のダート路に。右上画像はまだ峠のずっと下なので直線路ですが、峠が近づくにつれて傾斜が強まりくねくね道に。それとともに路面状態も少し悪くなっていったので(わだち部分の浸食によるえぐれ等)‥ |
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(右上画像マウスオンでX-MODE作動中のパネル画面に変わります) |
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ええっと、結論から申し上げます。X-MODE不要でした(笑)。というか、そこまで荒れた路面でもなかったのですぐにモード解除スピードの30km/hを超えてしまうんですよ。もっと荒れた道じゃないと威力発揮を実感することはなさそうです。 |
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そんなわけで加須美峠に到着、ここからは路面&線形の状況がさらによくなり、なるほどこれはオフローダーには人気だよなぁと。ちなみに美深側からの往復なら足つきのいいオンロードバイクだったら大丈夫じゃないかな?それほど深砂利のところもなかったし(あくまで2016夏の状況です)。ちなみに一番の深砂利はたぶん間違いなく終点=避難小屋のある駐車場です。深入りすると厄介ですので念のため(笑)。 |
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気持ちよくずんずんと進んでいくとやがて樹高も低くなり、冬の季節風の強さを思わずにはいられません。ん?何かが見えてきた?(右上画像マウスオン)。なるほどあれが頂上にあるレーダードームのようです。あと少し! |
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そんなわけで到着。綺麗&立派なな避難小屋で、ここに泊まって日の出を拝むのもいいなぁ。駐車場には日本一周系のバイクと地元ナンバーの軽のオープンカーが。でもまぁご挨拶はあとにしてまずは頂上を目指しましょう。 |
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ドームがあることから勝手に自衛隊のレーダー基地なのかなと思いこんでいたのですが、こちらは北海道開発局の気象観測施設のようです(右上画像マウスオン)。考えてみればそうだよな、考えてみれば奥尻島や佐渡島などでも自衛隊のレーダー基地はかなり手前から入域禁止になってたし。 |
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そんなわけで函岳頂上にて「登頂記念」のアホ画像です。2017の年賀状にはこのあたりの画像が使用されると思われます(笑)。 |
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実はこの岩、結構な高度の絶壁だったりするんです。おしんこどん、髪がすごいぞ(右上画像マウスオン)。 |
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ちなみにオホーツク海は見えましたが西側に雲が多くて日本海および利尻岳は見えませんでした。でもまぁ悪くないです十分です、20年以上前から来てみたかった函岳まで来られたのですから。そんなわけで避難小屋まで下りてきました。 |
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ご覧のような上天気ですが風強し。なおその関係で風に服が煽られていますがおしんこどんはもっと細身です。 |
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で、このあと避難小屋に入ってみると、中には何と!尺八を吹く男性が!当然おしんこどんが外で篠笛を吹いていたこともご存じで、このあとはいきなり篠笛と尺八それぞれの演奏会となりました! |
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このあとは一気に美深方面へと下ります。この日のお泊まりもキャンプなのですが、美深にするか天塩川温泉にするか‥まずは美深のキャンプ場をのぞいてみましたが、平日なのに「これでもかっ!」という感じでテントが林立していたのであっさりパスすることに。しかしお昼ごはんを食いっぱぐれていたのでここで軽食、もう14:30だったので軽食で済ませることにしたわけですが‥ |
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ここでいきなり青天の霹靂的大問題が一気に噴出したのでありました。携帯メールの着信音が鳴り、誰だろうと思ってガラケーのメールボックスを開いてみると、そこに書かれていた内容とは‥ |
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この時点ですでに旅行終盤戦の8/5、この日はキャンプで翌日はいつものお宿に泊まり、8/7いっぱいはどこかをうろうろしながら夜に乗船し日付の変わった深夜の出港という水も漏らさぬパーペキ算段だったわけなのですが‥。台風5号、くっそぉやってくれるじゃないのさ! |
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そんなわけで天塩川温泉へ。公営の温泉施設が一軒だけポツンとあるだけのところに無料のキャンプ場が併設されています。美深のキャンプ場の喧噪がうそみたい。 |
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バッチリ平坦のテントサイトに先客テントは1つだけ。留守のようですから連泊でしょう。キャンプ場の看板は根元が腐食してポッキリ折れていましたが、これでもここがキャンプ場であることはわかるだろうというわけか、倒れた状態のままになっているところが何だかほのぼのです。 |
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テントを張り終えて影絵遊びもしてました。ともに50歳をとうに越えているわれわれですが‥(苦笑)。 |
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さて一段落ついたのでお隣の温泉に行ってきましょう。まだ夕方前の早い時間なので‥先客さんの車やバイクはなし(奥の方に車が停まってましたがおそらくは従業員さんたちのものかと。左上画像にはチャリが1台見えていますが、この画像は帰りがけに撮ったものです)。ということは‥お風呂は貸し切りかぁい? |
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と思ったら男風呂には先客さんが1名おられたので、おしんこどんに無人の女性風呂を撮影してきてもらいました。あとで見比べてみたら大きさの差はないようですね(左上画像マウスオンで女湯の露天風呂画像に変わります)。 |
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とはいえ女湯と大して変わり映えしませんね(両上画像マウスオンでそれぞれ湯足画像に変わります)。 |
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ちなみに温泉としては循環だし加温だしさしたる特徴もないのでありますが、内風呂でもジャグジー側では全く感じなかったツル感が普通浴槽では確かに感じられたりして、「やっぱり湯をいじくるとろくなことはないな」とあらためて実感しました。 |
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今回の旅行ではここのセイコマが最北の到達ポイントとなりました。本当は豊富温泉まで行きたかったんですが‥。 |
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しばしはテントで飲み会開始。この日のテントは結局ソロライダーの3張りとわれわれだけでした。何でこんなに人気がないのかなぁ?無料だし温泉が隣にあるのに?たぶん知られていないだけだと思いますが、ずいぶん以前から利用してきた自分からすれば正直言って穴場だと思います。以前はトイレが「鼻より目に来る」ボットン系でしたが、今は水洗化されており快適です(洋式だった気がしますが和式だったかも=記憶曖昧)。 |
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ロースカツ定食とカツカレーを注文。たまたまですが2人ともカツなのね。ちなみにこちらのレストランメニューはなかなかリーズナブルで、かけ蕎麦ならワンコインでお釣りが来るし、カレーライスもワンコイン+αで食べられます。蕎麦も音威子府咲来産の蕎麦粉を使っているらしいし、案外ランチで立ち寄るのもありかもしれません(この界隈だとそもそも食事処の選択肢が少ないですしねぇ)。 |
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ちなみにおしんこどんが発見したのがレストラン内に設置してある水槽。何とスッポンが飼われていますが、おしんこどんが口を大きく開けるとスッポンも警戒モードとなり口を開けて威嚇してくるんですね! |
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夕食後はテントに戻ってくつろぎタイム。しかしほんとにガラガラですね。同日泊の方の中で唯一お話ししたソロライダーさんもすでに高いびきのはるかな境地に至っておられ、やがておしんこどんも就寝。ひとりさびしきお酒タイムとなりました。とはいっても「太平洋フェリーから『やっぱり欠航となりました』なんて連絡が来たらどうしよう」とビクビクしてはいたんですけれどね。この夜はかなりの結露でタープ下はなかなか大変でした(テントはゴアテックスなんで問題なし)。 |
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