2017初湯&谷地温泉田村屋さん 祝宿泊再開訪問♪

− その1 那須から小野町、そして川内村経由でいわき北部の谷地温泉へ −



そういうルートでしたので、Takema夫婦の初詣は那須の温泉神社となったわけです。

(2017年1月8-9日 その1)

成人の日絡みの連休は(正月休みから間もないこともあり)スキー場近辺を除けば比較的空いているという勘どころのもと比較的お出かけ率が高いわれわれです。今回は、前回(2016/11)訪問時に「一般の食事付き宿泊を再開しました」と伺った、福島県いわき市北部の谷地温泉田村屋旅館さんに念願の宿泊というわけです(念のためですが、青森八甲田の谷地温泉じゃないですよ)。

しかし上画像のように、なぜか最初の経由地は那須湯本温泉となりました。お詣り後には当然2017年の初湯というわけですが、今回訪問したのは‥





こちらのお風呂が「お風呂のミニデパート」みたいで好感したのと、その時に3枚綴りの「立ち寄り湯 温泉周遊券」を購入しており残りが2枚あったのと、ついでにいえば前回は単独訪問だったのでおしんこどんはまだこちらのお風呂は未入浴だったということもありました。那須界隈にはまだまだ未入浴の宿も多いんですが、欲がないなぁ(笑)。ちなみに前回訪問時のページはこちら。なお自分でもてっきりこの時が「2016の〆湯」だと思いこんでいましたが、今ちょっと確認してみたら真の〆湯は千葉県の飯岡温泉福祉センターの湯でありました(この時です)。拙サイトは、かように管理人Takemaの備忘録としても大変重宝しているのであります(苦笑)。



お正月飾りはこの連休でお役御免でしょう。お風呂はロビーのほぼ真ん前。貸し切りでしたが湯足画像は‥まぁなくてもいいよね。



さて山快さんをあとにして那須の山を下り、やってきたのは「チーズガーデン」。おしんこどんがお気に入りなのでここは立ち寄り必須です。それにしてもずいぶん大規模な施設で、前回来た時のお店はこんな入口じゃなくてもっとこぢんまりしていたような‥と思ったのは完全なるTakemaの勘違い。前回は那須じゃなくて塩原の支店に寄ったんですね(「THE OVEN」のほう)。ちなみにおしんこどんは「爆買い」していたようでした(あえて画像は載せません 笑)。

ここからは一気に移動し、東北道を矢吹ICまで上がりそのままあぶくま高原道路へ。矢吹界隈にもいい温泉はあるのですがまた今度にしておきましょうというわけで終点の小野ICへ。ここでお昼ごはんというわけですが、いつものように下調べは特にしていないため、以前も訪問したことのある「KITCHIN フライパン」さんへ。



今あらためて検索してみると小野町内にはそこそこ和洋ラーメン等のお店があるようですが、前回の印象がそこそこ良かったので再訪というわけです。すでにランチタイムど真ん中という感じの到着でしたが先客さんは2組7人だけ(もっともこのあとコンスタントに来店客がありました)。そんなわけで「イタリアンハンバーグ」と「チキンソテー小悪魔風」を注文。



こちらのフライパンさん、ランチタイムでも作り置きはしていないようで注文料理が出て来るまでには少し時間がかかります。某グルメサイトにも「ハンバーグを頼んだら、パチパチとミンチから空気を抜く音が聞こえてきました」とありました。古い話ながら自分も学生時代は個人経営系の洋食レストランでアルバイトをしていましたので、その辺の手順は多少わかっているつもりです(笑)。「ほいTakema、タマネギ30個みじん切りな!」とか、仕込み地獄が懐かしいなぁ(遠い目)。

そんなわけでおしんこどんと分け分けしていただきました。びっくりする驚きの味!‥ではないですが美味しい洋食ごはんです。ただもう少しメニューの選択肢が多いといいかなぁと。ごちそうさまでした!

このあとは山越えの県道経由で川内村へ。2014年9月に第一原発周辺の国道6号通行規制が解除するまで、いわき市側から南相馬市方面へは山越え細道のR399経由が最短距離だったわけです(その頃のページはこちら 2013/5)。今回は小野町から北上する県道経由なのでしたがやっぱり細いところはありましたね。でも「登り切ったらいきなり山に囲まれた平地が広がる」地形にはびっくりしました。高原性の盆地とでもいうんですかね。

で、川内村の役場界隈まで来たところで2013のリベンジ、「かわうちの湯」訪問です。



ここ川内村は避難指示が発令された自治体の中でいち早く「帰還宣言」(2012年1月31日)を出し、「帰れる人から帰ろう」と手を上げた自治体です。実際、村内の大部分の放射線量値は比較的低く(だからそういう宣言を出したのでしょう)、最後まで避難指示解除準備区域に設定されていた荻・貝ノ坂地区の指示も2016/6に解除され、2017/1の川内村サイトによると被災前比で約7割の住民が帰還しているのだとか(川内村村長談話より)。

というわけで、2013GW、「すでに営業を再開していたにもかかわらずそのうちのわずかな休業日にやって来てしまった」前回のリベンジとしてやってきましたよ。あ、おしんこどんは久々に睡魔大王とのバトルロワイヤルというわけでおやすみなさいモードね(笑)。

さすがに三連休中日ということで浴室画像はありません。源泉温度26度だしこれだけの規模の施設だしというわけで加温循環塩素投入の(悲しき)3点セットは覚悟の上です(苦笑)。料金も連休ということで700円とお高めですが、川内村の収入にわずかながら貢献します!(右上画像マウスオン)。

で、いざ浴室に入ってみると‥あれ、せいぜい微塩素臭でちょっと拍子抜け(笑)。もっと「塩素の王国」みたいになっているかと覚悟していたんですが(あのね)。で、かけ湯をした上で浸かってみると‥



この日は天候もイマイチだったし(このあと荒れ模様の予報)、浴室にいるお客さんの数も多くなかったこともあって(常時3-4人程度。規模にしては少ない)塩素の投入も抑え気味なのかな‥と思いつつ、外にある壺&露天風呂へと移動。しかーししかし!



とはいっても一応は浸かりましたが、こりゃあ全然駄目ですわ。ついでにいえば肌に付着した塩素と反応したのかどうなのか、この直後に内風呂に再度浸かっても、最初のようなツルすべ感は感じなくなりました。あの壷湯の塩素のキツさは何とかしてほしい!で、最後に上がり湯をかぶって仕上げ完了です。源泉温度27度ということですが、せめて加熱かけ流しのミニ浴槽があるといいなぁ。pHは10.0とかなりの高アルカリ泉だし。



もちろんいただきました酪王カフェオレ♪施設はとてつもなく立派で日帰り滞在の人々多し。食堂もあります。

このあとは車に乗り込んでちょこっと移動。以前ニュースで見ていて「こ、これは是非行ってみたい!」と思っていた場所があるのです。それは‥





2016/11、ここ川内村の中心部に新規開店した「カフェ アメィゾン」タイ資本のコーヒー店チェーンであり(米国の某巨大ネット通販グループとは何の関係もなし)、タイ国内外での店舗数は約1500店、その運営母体は「タイ石油公社(PTT)」だというのですからちょっとびっくりです(日本では、川内村内に工場を持つ(株)コドモエナジーがフランチャイズ契約)。

いずれにせよ、川内村にカフェ!とは何とも気になる存在というわけで、今回はこのために川内村にやって来たといってもいいのです。というわけでいざ行ってみましょう!



村内中心部「JA川内支店の向かい側」に立地するカフェ アメィゾン。R399沿いですから見逃すことはないでしょう。ちょっとウッディな外観と材木によるオブジェが目印です。お店の入口は国道側ではなく脇道側にあります。



外観からもわかるようにテラス席もあります。というか、いろんな席があります!



お店の中は‥こんな感じの「よくある感じの席」、そしてテラス席もありますが、



会議だってできそうな席もあれば、「ここは応接間?」といった感じの席もあります!

なお、これらの席は「空いていれば自由に使っていい」感じでした。右上画像の席はファミリーにもいいかもしれませんね。ゆっくりくつろげそうです。JAや役場、そして工場勤務の皆さんも、もしかしたら簡単な打ち合わせの時などにこちらのお店を利用しているのかな?(この日は日曜日だったため不明ですが)。なおテイクアウトも問題なくできるようです。



まだ開店して日が浅いので、店内には開店記念に寄せられた花々がいっぱいでした。

さてそんなわけで注文です。ドリンクやスイーツ以外にも、カレーなどの食事メニューもあるようでしたが?(外に幟が出ていたので)、いずれにせよここで食べてしまうと夕食に支障を来すので、おしんこどんは「アメィゾン ホットコーヒー(\280)と「ゆいシフォンケーキ(\300)」、Takemaは「アイスタイミルクティー(\330)」と「ゆいプリンリッチ(\300)」を注文しました。それにしても良心的なお値段ですねぇ。



ハイ、注文の品が出てきましたよ。まずはアメィゾンのホットコーヒー‥うわ、苦いというか濃いっ!というのがひと口目の印象。日本人向けにアレンジというよりは「うちの定番の味はこちらです!」というこだわりなんでしょうね。

いっぽうで、タイミルクティー(アイス)のほうは、出てきた瞬間「うわ、オレンジ色なんですが!」とびっくりする色合いです(笑)。ただ、飲んでみれば「うん、美味しくて普通に飲める」という感じ。

またそれぞれが頼んだサブオーダーのケーキとプリンですが、これらはどちらもお隣の田村市都路地区にある「みやこじスイーツゆい」で作られているものです。都路地区も以前は避難指示地域でしたが(2014/4に解除)、あちらの商工会も頑張っておられるようですね。

で、食べてみると特にプリンは絶品!(両上画像マウスオン)。味にうるさいおしんこどんも「こ、これは美味しいっ!」と太鼓判です!その証拠に、会計時にはこのプリンを4つおみやげとして追加購入したわけですから(笑)。

さて、これで本日の寄り道は終了、いざ谷地温泉へと向かいます。ここからだと常磐富岡IC経由が一番近いのでそちらに出て高速経由で広野ICへ。で、そこから南下することしばしで‥





そんなわけでこの続きは次ページにて。

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