- その4 福島の桃、高湯&赤湯、お蕎麦のあとはどしゃ降りシャワー! -



おはようございます。朝湯は溜まりきっていませんでしたがしゃっきりお目覚め♪

(2018/8/29-31)その4

さてこの日は帰るだけなのですが、本当は以前Cafe Amazonと温泉でまったりした川内村にも、これまでほとんど立ち寄ったことのなかった葛尾村にも行きたかったんです。でも結局は行かれずにまた次回ということになりました。ちなみに湯上がり後にNHKTVを見ていたら、今でも福島第一原発の周辺状況を日々報道しているんですね(右上画像マウスオン)。個人的にはもう通常時には不要だと思うんですが。というか、こういうリアルタイム情報提供が常時必要なのは、たとえば東京都青ヶ島村における「本日の港の様子」とかだと思うんです(左上画像マウスオン)。



朝ごはんはご覧のとおりですが、温かいはずのものは全て温かく、直前に火を通していたことがわかりとってもヨロシイです。ラジウム半熟卵は別に冷たくても問題なしというかむしろ冷たいほうが好みですので問題なし。

で、チェックアウト時に「せめて1つくらいは共同湯に行っておこう」と殊勝にも思い立ち(笑)、ほりえやさん駐車場に車を止めたまま(許可をいただいています)対岸の「切湯」に行ってきました。実は最初「仙気の湯」に行こうと思ったのですが、近くまで行ったところで向こうから「これから身体洗う気満々セット」を手にした男性が歩いてきたので「じゃ、目的地変更」と考えて切湯にしたわけです。こちらは浴室内撮影禁止でしたが、貸し切り状態だったのでまぁ楽しめました(画像は入口まで撮影)。



さてこちらの切湯共同浴場は摺上川沿いにあります(左上画像は橋から撮影したものなんで、別にこんな突出したところにあるわけではありません(笑))。で、右上画像の看板から階段を下っていくわけなんですが‥

 




ちょっと先人の記事を追ってみると、、この番台小屋の向かいにはかつて確かに建物があり、しかも左上画像の撮影地点左側にも別の建物があったようです。でもその頃もすでに共同湯は花乃湯の建物地下だったようで‥このあたり、いろいろな絡みがあるんだろうなと(深くは詮索しません)。

訪問時には先客さんなし。狭いながらにちゃんと整備されています(ま、管理人さん常駐だし)。ただこちらも暑い時期だけに浴槽への湯の投入量はかなり絞られていました(浴槽を横断する樋で源泉の多くを流し込まずに排出)。それでもほりえやさんの湯よりも熱めで、湯上がりにほりえやさん駐車場に戻るまでには大汗小汗玉の汗でありましたよ(この時期のお約束)。

さて飯坂温泉を出発しあとは帰るだけ‥え、いや、でもやっぱりちょこっと寄っていきたいですよね温泉に(笑)。そこで自分としては「飯坂温泉-高湯温泉-磐梯吾妻スカイライン-その先のどこかの湯-二本松」と進んで千葉に帰るつもりだったわけです。全部は無理でもなと思っていましたが‥

で、まずは高湯温泉‥いやその前にですよ!





でもそもそも偶然なんです、こちらの果樹園直売所にお世話になったのは。この時が最初で、こちらの直売所を選んだのは「あまり大きくなかったから」というだけの理由でした(大きな店は避ける傾向大ありのTakemaです)。

で、この時ご夫妻から「前に行った八丈島はよかったよぉ!」などのお話&エンドレスに出てくるカット桃に「こ、これは今後購入する福島の桃はここだ!」と勝手に誓ったTakemaだったというわけです。こういうこだわり、自分にはかなりあります(そういうところを一番わかっているのは当然ながら妻のおしんこどん)。



到着時には奥さんだけでしたが当然の助動詞的に試食の桃(決して「試食の量」ではない)をどんどん剥き出します。ちょっと世間話をしながら2個目をいただき始めたところで‥「直売所の真ん前に大型トレーラーが到着!」(右上画像マウスオン)。

もちろんこのトレーラーのドライバー氏もお客さんで、「ここは大型も止めやすいからね」とおっしゃっていました。この直売所は米沢と福島を結ぶ東北中央道の無料区間終点ICにほど近く、しかもその関係で道路が拡幅されたわけで、ご主人も



とおっしゃっていました。多くの直売所が「駐車場スペースは広いが間口はそれほどでもない」なか(それでもバスとかは切り返せば入れますが)、こちらの直売所は「幅広スペースとはいえ奥行きは全然なかったところに、道路拡幅の関係で逆に前方のスペースが広がった」ことで、何とトレーラーでもそのままスルーイン&アウトできてしまうという僥倖モードとなったようなのであります。ゆえにトラックの皆さんが「お、ここは止めやすいから寄っていくか」という流れになっているようなのです(ばんざーい!)。

ちなみにコンテナトレーラーのナンバーは「横浜」。失礼ながら伺ってみると山形との往復ということで、積み荷は何と‥


「なるほど納得!」の積み荷でした。ちなみに「このコンテナには○○トン積載しています」とおっしゃっていましたが、いったいわれわれが手にする小袋換算だとどれくらいになるのやら。でも、でん六豆って、やっぱりちゃんと山形で製造されているんですねぇ。そしてさらに‥(実態は未確認なんですが)、





画像引用元は「Warakasu」サイトなのですが、セキュリティ上問題ありということでリンクなしでスミマセン。


この画像における分類およびオフィシャルの動画は恣意または作為的なものかも知れません。でも少なくとも山形市に本社を置く(株)でん六は、節分豆まきにでん六豆を撒いてもらうことに積極的な営業姿勢のようです(笑)。しかもそのために小袋(撒いてもそのあと回収して食べられるように)まで用意されているのだとか?(でもいっぽうで節分用豆まきページでは普通の大豆ラインアップが紹介されているんですがね。全国用?)。

トレーラーのドライバーさんは5カゴ購入の大人買い。25個前後となれば家族用には多すぎですから職場の同僚にもおすそ分けかな?というわけで自分も4カゴ+ブドウを購入。梨も売っていましたが、残念、梨はわが千葉県市川市北部にもたくさん直売所がありますので‥。

ところで今回、奥さんから「今さらながらちょっとびっくり」系の発言が。それは‥



というお言葉でした。これを聞いた時には「え?『福島の桃の風評被害売れ行きダウン&単価下落』という情報自体がデマだったのか?」と思ってちょっとびっくりしましたが、よくよく考えればこちらの果樹園は小規模?ということもあってもともと県外への出荷を行っていなかったようなのです。ネット通販もやっておらず(直接の注文はFAXで)、つまりは「地産地消、地元の方相手の商売」だったことが幸いして長き風評被害に苦しまされることもなかったということのようです。なるほど‥(いろいろあるんだなと)。

さてこのあとはフルーツライン経由で高湯温泉方面へ。え、えええ??



というわけで山越えルートで二本松に抜けることは断念せざるを得ませんでした。ということでルート変更、「高湯往復、いったん下って土湯側から山に上がってどこかの湯に浸かり、下った側のどこかでお蕎麦を食べて猪苗代界隈から高速に乗って千葉まで戻る」ことにいたしました。ま、しょうがないですね。そんなわけで‥





高湯温泉静心山荘。2011/4に泊まって以来時々おじゃましている温泉です。前夜の宿泊候補宿でもあったんですが、4部屋しかないこともあり「その日の朝TELでは遅すぎて予約いっぱい」とのことで玉砕していたわけです(苦笑)。

自分がしばしばおじゃましている宮城栗駒の「駒の湯温泉」も硫化水素ガス排出のアイデアを活用させてもらったというここ高湯温泉の強制排気システム、ゆえに源泉の投入部を目にすることは出来ませんが、そのかわり上画像のように「静かにたゆとう湯」は湯色も合わせて温泉気分をあまりにも高めてくれるわけです。



いつもの湯足画像ですみませんが、ややぬるめの硫黄泉をまったり。どなたも来なかったのでちょっとトドってみたりして(笑)。ところで今回初めてご主人が「1時間以内でお願いします」とおっしゃいました。日帰り入浴&休憩の予約でもあるのかなと思いましたが後続のお客さんはなし。ということは‥



自分は日帰り(1回)入浴の場合、脱衣から着衣まで長くとも30分です。というか温泉ファンとはいえないほどに時には15分くらいで完結かなと。ぬるめの湯ではあっても1時間という入浴時間は十分すぎる長さです。これは栗駒駒の湯にもいえることですが(重要)、少なくとも「ほかのお客さんがいる場合はそこそこで上がりましょう!」。



湯上がりに宿の方の姿が見えなかったので「ありがとうございましたぁ」と厨房のほうに声をかけ(これってどこでも重要だと思いますのでみんなやってね)、遠くから「ありがとうございましたぁ!」のご返答があったのでこれにて入浴終了。ちなみにこのタイミングはそこそこポツポツの雨が降っていましたが、いったん下界まで下りたうえで土湯峠まで上がってきたら雨は止んでいて山も見えておりました。でもあっちの山岳道路経由でショートカットしたかったんだけれどなぁ(時間的にはショートカットとはいえそうにないですが)。

と思いつつ、続いてやってきたのは‥



赤湯温泉好山荘。野地温泉あたりには平日でも車がずらりでしたが、やはりこちらは急坂のダートが精神的ネックとなるのか?車は2台だけ。しかもあとでわかったんですがこの車は宿のオーナーご夫妻の車だったわけで、要はお客さんは誰もいなかったというわけです。やったぁ!



そんなわけで赤湯です。いったいいつ以来だろうと思って確認してみたら、何と前回訪問は2003年だったことが判明!(その時のページはこちら)。沼尻元湯のあとに赤湯を訪問していたわけでしかも千葉から日帰り!当時はまだぎりぎり30歳台だった自分、バイタリティあったなぁ(もう今はそんなパワフルさというか活力がないですよ)。

さて内風呂の赤湯です。先客さんがいないのはもちろん、洗い場の床も完全に乾いていて「むふぅ新鮮湯を楽しんじゃうぞにょほほ」とアドレナリン最大分泌モードに入りました。しかし、そんな「やる気いっぱい夢いっぱいモード」はこの次の瞬間はかなくも粉砕されてしまうのです。





温度系は車に置いて来ちゃったのですが(最近こういうパターンが多いな)、手指フィジカル温度計測によると余裕で50度を超えているようです。というわけで物理的冷却作業に即移行、まずは洗い場の水栓蛇口を湯船に向けて直接冷却開始!それと、「湯口も湯尻も浴槽上部から投入&排出という構造上、熱いのは上だけで浴槽底はぬる湯になっているかもしれん」という読みのもと、洗面器を手にして草津方式の湯もみで攪拌攪拌また攪拌!

浴槽底に堆積していた湯花成分が巻き上げられたせいか湯の色が多少濃くなりました。しかし湯温の低下は案外微々たるものというか、1-2度は下げられたとは思うのですが‥まだまだ熱くて入れません!たぶん49度台だったんじゃないかな?あ、わたくしTakemaの体感温度は自分でいうのもナニですがそこそこ正確(に近い)と思ってます。

ただ自分の過去最高入浴湯温は、温泉先達の方々からすれば笑われてしまうレベルなのかもしれない「48.3度」に過ぎません(福島湯の花温泉の石湯=その時のページはこちら)。でもさぁ、無理なもんは無理なんですよ!楽しくないしそもそも火傷するし!(苦笑)。

というわけで赤湯内風呂への入浴は断念(泊まりとかで時間があればとことんチャレンジするんですが)。でもね、







続いては駐車場を挟んで反対側にある露天風呂へ。前回も入浴したと思うんですが画像をアップしていないのは先客さんがいたからなのかな?うん、男湯の脱衣場ってこんな特殊なやつだった気がする(ミルクタンク?)。



こちらの湯は赤湯ではなく別源泉の硫黄泉ですが、マイルドでこなれた感じです。湯温もバリ適温、この時の車の車外温度計は20度だったので、そこそこ外気に冷やされていることもあるのでしょう。







この時の自分はこんなふうにツイートしてましたっけ(笑)。


というわけで再び硫黄臭を身にまとった上でさてどうするか。「中の湯に立ち寄る」「中ノ沢温泉に立ち寄る」、うーん‥あ、そうそう、お昼ごはんを食べなきゃですよ!

このあたりだといつも「おおほり」に行っていたんですが、たまには別の場所にということで、手前にある直売所群にあるこちらのお店「あいづ季節館」さんへ(何の下調べもせず飛び込み)。直売所と同じように建物の作りはやや簡素ですが、まぁそれはいいということで(お蕎麦の味とは関係ないし)。



ご夫婦で経営なさっているようですが奥さんはなかなか話し好きだと思います(笑)。



先に出されたのが蕎麦の実入りスープ。醤油だしベースですが、コショウが利いていてこれはこれでありかなという感じ。蕎麦の実だけでなくネギを入れているのは具のアクセントとしてポイントが高いと思います。

続いて本家本元の(何が?)天ざるセット。お蕎麦は十割蕎麦ですが、ザラザラ感は少なくツルっとした喉ごしで蕎麦の風味もしっかりあります。ただ個人的にはもう少し十割ザラのほうが好みなんですが(笑)。ごま豆腐と刺身コンニャクが付いていて、箸休めにはちょうどいいです。

ここにサービスのキュウリ福神漬け(結構量が多い)も加わって、かなーりお腹いっぱいになりました(お蕎麦自体も写真の見かけより盛りぶりは多いです)。お店の雰囲気も「おおほり」より手作り感があっていいぶん、こっちの方が好みかも。

さてこのあとは温泉‥でもこのあと高速経由で300km走らないといけないんですよね。すでにお腹いっぱいというアラートが出ているところに温泉でまったりしちゃったら途中で眠くなる‥それは避けたいということで(ジジイ化している自分ですのでおうちには遅く到着したくないのです)、このまま真っ直ぐ帰ることにしました。

磐梯熱海ICから磐越道に乗り、東北道は運転が疲れるのでそのまま磐越道でいわき、そして常磐道経由で千葉を目指します。うわー磐越道久しぶり、しかし常磐道北部区間が開通したからかガラガラ、あ、でも結構な確率でくるくるパンダさんが‥


(側方目視確認で無事回避、後続の速い車もTakema車挙動でそれと気づいた様子)。

このあとはいわきJCTで常磐道に合流し、さ、あとは一本道!と気を楽にしたのですがそうは問屋が卸しませんでしたよ!というのも、



いわゆる「線状降水(豪雨)帯」のラインに常磐道がみごとに重なってしまったらしく、「ひたすら続く雷&どしゃ降り」はとにかくひどかったです。自分は国内と海外、四輪と二輪合わせれば60万km以上(たぶんもっと)は運転していると思うんですが、総合的に「この時の規模が一番凄かった」だろうと思います。雷は「ピカとバリ」が0.5秒くらいの間隔でのお祭りモードだったし(つまりは真上直近)、どしゃ降りの雨で高速ワイパーでももはや前が見えない状況ゆえスバルご自慢のアイサイトはあえなく意識不明。ま、その場合「普通の車」に戻るだけなんですけれど。

しかしそれより、高速道路上にもかかわらず鬼のような降水量により、走行車線を走っていたにもかかわらず(たぶん70km/hちょい)、水たまりに突入したわがフォレスターが車両の進行方向を多少なりとも強制的に変えさせられる中、確か「わ」ナンバーに見えた白のVitzが追い越し車線(その区間では追い越し車線のほうが排水状況がよかったみたい)をたぶん90km/hくらいで突進していく(ワイパー効いてないからほとんど前見えてないだろ状態なのに)‥おーい、血気盛んなのは止めないけれど、たのむから事故って常磐道を通行止めにしないでよと願いました。あと同様な意味で建築用足場を満載した中型トラックさんもやめてーっ!

幸いなことにあれだけのどしゃ降り大荒れ天気だったにもかかわらず、この夕方から夜にかけて常磐道が通行止めになることはありませんでした。でも、とんでもない気象状況でしたわ。

ということで、8月末の福島浜通りメイン+中通りのミニ旅行記、これにて終了です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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