![]() - その9 野湯の汚れを黄金温泉で落とし、見市温泉でウマウマ! - ![]() お蕎麦の提供はなくなりましたが、「次の世代」が頑張っておられます! |
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(2021年7月-8月 その9) |
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到着してみると、多くの方々がかつて蕎麦処のあった場所の建物を普請中でした。皆さんお若い。聞けば、先代のご夫妻から施設を引き継ぎ、皆さんでこちらを盛り立てていこうということなのだそうです。長く使ってきた施設なのでここできっちり手を入れようと作業中なのだとか。なおご夫妻は引退したとはいえ現在もお元気だそうで何よりです。 |
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以前は自然石でしたが(左上画像マウスオーバー@2018年)、滑りやすいところもあったような記憶があります。おそらくは藻の繁殖等を抑制する塗料なのでしょう(全然滑り感がありませんでした)。 |
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前日ほどではないとはいえやはりそこそこ温度が上がってきたこの日ゆえ、内風呂で温まった身体にこれは実に心地イイ!ついでにいえばアブもかなり少なかったので(皆無ではなかったですが)かなり心地よく打たせ湯をタンノーすることができました。 |
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湯上がりに喉が渇いたのですが(普請中ゆえか)自販機がないということで残念に思っていたら、女性の方が「しっかり冷たい麦茶」をお持ち下さいました。これは皆さんのぶんなのでは?と申し訳なく思いつつもおかわりを含めてしっかり飲み干しました(笑)。 |
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すでに13時をとうに回っていたので、「こりゃ食いっぱぐれたらセイコマで何か買うしかないかなぁ」と思っていたのです。長万部までのR5って大きな町はないですので。 |
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![]() ![]() なかなか面白いエントランスです。ちなみに店内まで靴のまま入れます。 |
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このエントランスは「待ち席」のようですね。この場所でそんなに並ぶんだ‥。あとで調べてみたら、長年札幌市内で蕎麦店を営んでいたご夫妻が、令和3年3月3日にここ黒松内町初のお蕎麦屋さんを開業したのだとか。人気のお店なんですね(役場にも近いし)。「着麺」までには少し時間がかかりましたが、いただければ何の問題もありません。というわけで‥。 |
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蕎麦はコシが実にしっかり、そして香りもしっかりです。ツユはもしかしたらやや濃い目の味付けだったのかも知れません(自分は「つけとろ」で卵を含めて味がマイルドになる系の注文でしたので)。おしんこどんはうめおろしそばでした。 |
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最後に出された蕎麦湯は、蕎麦粉を追加したもので実に濃厚でした。自分は(貧乏くさいのか)こういう「濃い蕎麦湯」を出されるとそれだけで嬉しくなります。こちらの蕎麦湯、長野安曇村稲核の「わたなべ」さんと比べてどっちが濃いだろうか? |
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とにかくこの区間のR5は交通量が少ないんです。ただし長万部に近づくとさすがに車は増えますし、長万部でR37と合流してからは一気に「大名行列」となります。 |
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廃校となった学校を改装して工場と店舗にし、お菓子を製造直売しているお店なのですが、自分のところのお菓子だけでなく全国各地の、「なぜここで販売しているの?」系の食品がずらりと並んでいます。人気店なのか店内はお客さんでいっぱい(何よりです)。店内では振る舞いコーヒーがセルフで無料でした(カルディみたいな感じですね)。 |
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![]() ![]() エントランス風景。店内のPOPだけでなくこの手作り感が何ともいえません。 ![]() ![]() |
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「中の人」(社長さん?)にはお会いできませんでしたが(できるとも思ってもいませんでした)、少々のお菓子を購入させていただきました。来年もしコロナ禍が収束に向かってもメロン販売は続けてほしいものです! |
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![]() ![]() 牧場系の展望台って、どこも開けた場所にあるので好きですねぇ。 ![]() ![]() |
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というわけで八雲町乳牛育成牧場展望台へ。正しくは「監視塔」っていうのかな、一応本来は「牛たちの状況を確認する」という目的で(予算が付いて)建てられたものでしょうから。しかし訪問者は少ないようで、駐車場からの歩道はご覧のとおり。おしんこどんは「アブがアブがアブが!」とあたふたしていましたが、これまでそんなにアブを恐れてきたことはなかったはずなのになぁ。 |
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遠くに八雲町の市街地が見えています。天気がいい日なら羊蹄山なども噴火湾越しに見えるようですが、まぁ、この日はお天気が不安定でしたからしょうがないか。さっきまで雨が降っていましたし。 |
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ご覧のとおりわれわれ以外に誰もおらず「三密」どころか「三疎」状態です。ウシさんははるか遠くに20頭くらいいました。さて、そろそろ今宵のお宿へと向かいましょうか。 |
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丘を下り、国道を日本海方面へと向かい雲石峠へ(この峠名は両町名から一字ずつ取っているんですね)。でもこの先の日本海側も八雲町です。 |
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ただねぇ。駐車場に車を駐めるやいなや怒涛のアブ軍団襲来!ずっと以前は(この時です)、気温が低く天気も良くなかったこともあり、河原の野湯でもそれほど難渋した記憶はなかったのですが、今回はいろいろと厳しいかも? |
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なお、当然のように玄関外の灰皿設置場所で煙草を吸っていたら、お宿の方が「喫煙室」を教えて下さいました。何とわれわれの部屋のはす向かいで、室内には机の上に灰皿、そして扇風機もあるしブラウン管TVも(もちろんアナデジ変換機器装着済み)。何よりも、こちらは山側の部屋なので、窓からは「山からの冷気」が入ってきておりこちらの部屋のほうが涼しいのですよ(畳の表面温度からして違いました)。あー、この部屋、うらやましい(苦笑)。 |
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茶系の薄にごり湯であることは記憶していました。浴室に入るとムワっとした熱気が。こ、これは何とかしたいと思って露天風呂出入口の扉を開けようと思ったら、その外側にはアブ軍団が「開放の時」を今か今かと待ち構えているようでしたのでこりゃ駄目だと断念。上方に換気用の窓があったので操作しますがこちらは全く動きません。 |
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体感ですが45度は軽く超えていたと思います。おそらくは45.5度近くあったかな(自分の体感はそう外れることがないと何度か確認しています。いっぽうおしんこどんの体感はあてになりません(笑))。 |
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両上画像を撮影した次の瞬間、猛ダッシュで内湯へと舞い戻ったことはいうまでもありません。アブは写り込んでいないのですが、窓貼り付き組を含めると数十匹が「待機中」でした。ちなみにそれでもしっかり食われた(1匹)ことはいうまでもありません。 |
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いや自分は加水に関しては「全然構わない」派なので、熱ければ水を入れてぬるくするのは当然だと思っています(加温だってそれをする必然性があるのですからやむを得ない派です)。でもこのお父さんは何もいわずにしっかり入りました。もしかして温泉達人系の方だったのかな? |
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というわけで湯上がりの汗を拭きつつ(扇風機のパワーを大いに借りつつ)くつろいだところで夕ごはんタイムとなりました。山の中の宿ですが実は海(日本海)からはほど近く、そして旧熊石町となれば「アレ」でしょというわけで、この日の予約時には‥ |
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あわびがじわじわ踊るだけの何の変哲もない動画です。 |
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以前熊石のアワビ養殖場で、ある意味無理に(苦笑)その場で剥いてもらって生アワビを食べたことがあります(その時のページはこちら)。おそらくはあそこで育てられたアワビなのだろうとは思いますが、それでも立派に育った蝦夷アワビをたっぷりタンノーいたしました。 |
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![]() ![]() 四合瓶の地元酒を驕り、アワビをいただくシアワセといったら! ![]() ![]() |
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もう「悦楽園」というしかありません(あのね)。右上画像のいかソーメンに至っては「醤油を軽くかけ、ウニを溶かし込んでお召し上がり下さい」というとてつもないご案内が。えぇっとですね、そんなのもったいなくてほぼできませんでした(最後の最後にちょっとだけやった)。 |
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その他にもいろいろいただきました。お隣のご家族連れ(ちなみに娘さんも大学生くらい)も同じプランでの予約だったようで、背中から「これ、アワビだよね、すっごい美味しい!」系の発言が。 |
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![]() (このページの記載を引用)。 |
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という自己記録があります(確か20個以上/1日の喫食)。いっぷう変わった生き方をしてきたと思うこともある自分ですが(そういえば調理人として生きていく可能性もありました)、これはこれで面白かったかなと(ところで何故人生を振り返る?)。 |
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夜になればアブ軍団も退散するのでゆっくりと露天風呂をタンノー、そしてアナログTVで東京オリンピックのマッチを観戦します(喫煙室)。もともと自分は直接観戦するつもりもなかったのですが(おしんこどんはチケットのリクエストを出したが全て敗退)、まさかこのような形で東京オリンピックを見ることになろうとは思いもしませんでした。これも一つの「歴史」となるのでしょうかねぇ(たぶん間違いなく)。 |
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![]() ![]() 朝早い時間はアブもほぼおらず湯っくりできました。 ![]() ![]() |
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朝ごはんもきっちりいただき(実に適量!)、このあとはなぜか再び太平洋(噴火湾)側へと戻ります。 |
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