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- その3 知内温泉宿泊の翌日は恵山方面へ -



この宿泊時の湯はやさしい熱さでした。

(2023年7月28日-8月16日 その12 北海道編その3)

花沢温泉のあとは一気に来た道を戻り(途中nicotで飲み物買い出しをしただけ)、で、2年前(2021)にも宿泊したお宿へ(その時のページはこちら)。



ハイ、「ユートピア和楽園 知内温泉旅館」です。それにしても冠の「ユートピア和楽園」ってなぜ付けられているんでしょうね?

秘湯提灯のお宿ですが、予約サイト経由でブッキングしましたのでスタンプ帳とは無縁です(ま、もうスタンプを集める気はないですが)。それより、日帰り入浴の料金がかなり強気になっていてびっくり‥と思ったら、800円というのはイチゲンさん用の料金で、掲示下部には「回数券11枚で5000円=1回あたり約455円」で提供しているんですね。しかも町民のみならず町外在住者でも常連であれば購入できるというところがなかなかヨロシイです。

なお前回は図らずもエアコンありの洋室に泊まりましたが、その翌朝同宿の方と話していたら「いやぁ、昨晩は暑くて眠れませんでしたよ」ということで、「われわれはラッキーだったんだ」と悟り、ゆえに今回はしっかり予約時に「エアコン付きの部屋」をリクエストした次第です。



だから、前回同様洋室でした。和室洋室のこだわりは特にありませんが。

前回宿泊時、外来入浴の方が比較的下の湯方面に進んでいくなと記憶していたので、まずは空いていそうな上の湯(女将の湯)へ。ただ結果としてはチェックインが早かったこともあって下の湯も含めて貸し切りでしたし、実は滞在中どなたと同浴になることもありませんでした。



上の湯の結晶人形、あまり成長していませんでしたね。というか、湯の落としどころがダイレクトになってますが、上部の湯樋を動かしたのか、それとも投入量その他の加減でこうなっていたのでしょうか?せっかくならどんどん大きくなっていくのを見たいんだけれどなぁ。

ちなみに知内温泉の湯は基本熱めで、前々回(立ち寄り)の時の上の湯は推定47度、前回(宿泊)も46度は超えていたと思うのですが、今回は浴槽縁のタイルが乾いていたにもかかわらず「あ、こりゃ45度台半ばすぎだな」という感じで比較的楽勝でした。手加減されていたのかな?



勢いに任せて下の湯へ。こちらもかなり「手ぬるい」感じでした(本来比でね)。でも別にあつ湯原理主義者ではないので別にこれでいいのです。適温大好きですから(いっぽう水風呂はめっぽう苦手。サウナーでもありません)。





部屋に戻ってビールで乾杯!ふだんビールはほとんど飲まなくなったTakemaですが、やっぱり湯上がりには芋焼酎よりもビールですね(笑)。で、わたしは喫煙者なのですが、こちらのお宿では玄関外(屋根はある)のほかにも、半屋外の喫煙所があり24時間利用可能です。アウトドア用の椅子も設置されておりありがたい。

そうそう前回宿泊時、チェックアウト時に「次回ご利用時に」ということで優待チケット(生ビール1杯無料)をいただいていたのですが、予約後電話で確認したところ「申しわけありません、繁忙期はご利用いただけません」とのことでした。まぁ、また来ることもあるでしょうからいいか(有効期限はなさそう)。訪問3回目、宿泊2回目なので次もありそう。



というわけで夕食です。確か今回もビジネスプランだったと思います。ゆえにカニとかアワビとかは付きませんが、カニについてはこの翌日に食する予定なので問題ナシナシ。量もほどよくてヨシヨシ、こちらのお宿のビジネスプランが「2泊以上限定」とかにならないことを願うばかりです。



もちろん夜にも入りに行きましたよ。下の湯の露天風呂は基本的に予約制なのですが、深夜から早朝にかけては入浴自由ということでおっしゃる通り深夜と早朝に。こちらは加水量が多めでいつも適温です。



おはようございますの朝湯は上の湯へ。こちらのエントランス部分はリフォームの手が入り綺麗になっていました。脇の休憩所にはマッサージチェアまでありましたが、数日前の安楽温泉でお世話になったのでここでは利用しませんでした。というかそもそもこの手のチェアってそんなに好きじゃないんですよね。ま、それだけ今のところ身体が無事ってことだと思うようにしておきましょう。

あ、でも足(ふくらはぎ)のマッサージ機とかは、シンガポールのチャンギ空港内に無料マシンがところどころにあったりするのですが、トランジットの時間に利用したりすると気持ちよかった記憶が。やっぱり鬱血しているのかな。このページをタイプしている2024/1中旬は能登半島地震で多くの方々が避難している状況でありまして、車中宿泊によるエコノミークラス症候群発症を危惧するコメントをあちこちで見受けます。自分では気づかないうちに血栓が生じている可能性もあるので、こんなチェアはなくても予防のためのストレッチや水分補給はしっかりとお願いします。

なお余談ですが、2024/1を迎えた今になってまだ2023夏の北海道編を作成しているのには理由がありまして‥



無料系の復元ソフトで確認してみると、過去に削除したファイルの痕跡を示すファイル名こそ出てきたものの、このページに関するファイルはまったく出てきませんでした。それと同時に、このUSBデバイスがチャイナ製なのはともかくとして(それは悪くない)びっくりしたのは、



ご存じの通り「USBには寿命(読み込み&書き込み回数限界)」があり、よくわかりませんが10年弱保ったというのはかなりいい製品だったのかということなのです。

そうなると、「なぜ全データが消えたのか」というよりも「お疲れさんでした」という気にもなってきます。今や別に高いものでもないですし、個人用と職場用(個人情報なし)を買い替える気になりました(まだ買っていませんが)。なお古いUSBは通電(PC等に接続)していないと記録データが消失するのだとか。

というわけで皆さまお気をつけあれということでエジソン旅行記(違)に復帰しましょう。



早朝の上の湯には成分膜がみられましたが、源泉はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉ですがカルシウム分もそこそこあるので(というか洗い場は千枚田状態だし)それなのでしょうね。

朝ごはんはご覧のとおりですが、自分としては「朝ごはんで固形燃料利用の鍋ものは好きじゃない」のでこれで十分イナフ満足です。本音をいえばおかずは半分でもいいかなという感じなので。

というわけでチェックアウトですが、表には気になる御仁がおられるのですよ。





ところでトカラヤギのそもそもの出自は鹿児島南部のトカラ列島なのですが、今やいろんな所で繁殖が進んでいるようです。このヤギも近隣の乙部町生まれのようですし。





ただこのように木の葉っぱを食べようとしている所作、モンゴルの放牧ヤギではなくどこかでこんな絵面を見たような気がと思ったら‥



アフリカでした。左は南アフリカ、右はケニアです。
(左は
2008、右は1995、ともにクリックすると当時のページに飛びます)

さて、すこし進んだところで青函トンネルの撮影ポイントありという看板に釣られて、ついつい立ち寄りました。



なるほど、青函トンネルの出口直近にしつらえられた展望台の東屋がしつらえられていました(右上画像マウスオーバー)。ただ高架からは若干離れているのが残念です。もっと近ければ定番の撮影ポイントになったと思うのですが‥地権の関係なのかな?あ、「モノが投げ入れられるのを防止」するためかも知れませんが。それってテロだよなぁ。

なお、左上画像の看板にある「世界一長い(鉄道トンネル)」というキャッチコピーはすでに過去のものとなっており、2024年現在世界最長の鉄道トンネルはスイスのゴッタルドベーストンネルで、57.1km。青函トンネルは53.85kmですからね。なお海底鉄道トンネルといえば思いつくのが英仏海峡トンネルですが、あちらは50.49kmでした。ただ、建設時期を考えるとやっぱり青函トンネルの先駆性というかある意味「勇気」を感じます(青函1961-1988、英仏1988-1994、ゴッタルドベース1996-2016)。

さてこのあとは函館市の市街地を取り囲む「函館新外環状道路」(要は無料高速というかバイパス)経由で東側の函館空港側へと進みます。確かに函館市西部や北部の北斗市側から東部に立地する函館空港へのアクセスは便利になったと思います。

で、海岸沿いのR278まで出てしまうとそこそこ混んでいるだろうと予測し、しばらくは内陸の道道‥いや道道ではなく市道なのか?を利用して東進します。ん?何かあったぞ?というわけでUターン。







ということで牛乳やソフトほかを注文、うん当然ながら美味しいじゃないのさ!ちょっと風は強めだったけれど十分に堪能し‥ん?



函館牛乳撮影ポジションのTakemaはいいとして、駐車場奥には子牛用のテントが。仲良しのようです。あとで調べたら授乳体験もできるのだとか(要予約)。でも「お子さま用企画」のようなので、アラ還のわれわれは遠慮しておきます(苦笑)。ただ、その手前には「年齢関係なし」の企画スポットがありましたのでそちらは是非是非と。










子ども連れの家族に人気のコーナーでしたが、アラ還夫婦(うち1人はマジ還)のわれわれだってあげちゃいます、幸いまだお腹いっぱいではなかったようでわしわしと食べてくれました。よしよし。

このあとは東へ。この道も何度か走りましたが案外空いていて気持ちのいい道です。そして‥





というか、ここ以外にあまり立ち寄る場所がないともいうのですが(笑)。ちなみに「えさん」(奥に見える活火山の「恵山」)はともかくとして「なとわ」というのは地名なのかどうなのかということであらためて調べてみると「なとわ=この地域の方言で『あなたとわたし』という意味」なのだそうです。そういえば青森在住の友人(最近お会いしていませんが)も自分のことを「わ」とおっしゃっていたなぁ。

ところで「わたし」という一人称代名詞は各地域の方言はもちろん、時代によっても変遷するわけで、先日SNS上に興味深い表が出ていましたので引用させていただきます。



「おれ」の歴史が長く、「ぼく」は実は近代語であることがわかります。ただし各地域によって用語の消長はさまざまで、上述の「わ」は現在も北東北や道南では現役ですし、Takemaの親族でいえば母の姉は自分のことを「わし」と言っています(愛知県出身)。いっぽうで母はまったく使わないのが面白いところです。ハイ、関係ないお話はここまでね。





さてこのあとは温泉、そしてまさかのお勉強系見学となりましたがそちらは次のページにて。

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