- その4 鹿部でお風呂、縄文遺跡、そして長万部温泉へ - どうやら入浴OKのようでひと安心でした。 |
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(2023年7月28日-8月16日 その13 北海道編その4) |
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こちらは定額の料金はなくあくまで「寸志投入」での利用です。とりあえず1人500円なら問題ないだろうということで2枚投入。で、以前とは違っていたのが‥ |
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特段の問題もないというか至極当然のことなので、まずは1枚外しました。われわれは2名入浴なのでこのあともう1枚外しましたが。 |
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泉質はカルシウム・ナトリウム・マグネシウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉で、カルシウム分が多いためツル系ではなくややキシ系の湯触りで、笹濁りでした。以前来た時はほぼ透明だった気もしますが、日によっても色が違うのかな? |
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前にも書きましたが、おしんこどんのお仕事(パート)は遺跡関係なので、やはりこういうのには心惹かれるようなのです。そういやこの旅行前半の東北編でも青森県田舎館村で「埋蔵文化財センター弥生館」に立ち寄っていましたっけ(こちらです)。 |
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新道のほぼ終点近くにあたる場所に新しい駐車場があり、そこからは歩きでウッドチップが敷き詰められた遊歩道を下りベースで歩いていきます。と、一気に視界が開けるとともにビジターセンターがありましたよ。この看板は反対方向から来ると最初に現れるもので、どうやらわれわれのルートは「裏道」だったようです(笑)。 |
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建物の脇には「石皿」が大量に屋外展示されており、この遺跡の規模の大きさや使われていた時代の長さがうかがえます。 |
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なるほど、皆さんはこの定時解説を目的に集まっておられたわけですね。申し込みは不要であったため、即座に参加しました!(解説&見学終了後にアンケートに答える必要はありますが、スタート時には何の手続きもありません)。 |
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大船遺跡は縄文中期の集落跡で、1990年代に行われた発掘作業では100以上の住居跡が見つかり、中には深さ2m、直径10m以上の大型住居もあったそうです。また長年にわたり集落が維持されたため、「昔の住居跡に手を入れて新たな住居を造った」箇所も多く見られます。 |
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後半になるとおしんこどんも質問をしておりました。 |
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それにしても、北の大地にかつてこれほどに多くの縄文遺跡があったことにもびっくりします。以前(2022)にはサロマ湖畔近くの常呂遺跡も見学しましたが(その時の様子はこちら)、自分が高校時代に習った日本史ではまったく触れられていなかった気がします。まぁまだ調査が進んでいなかったからかも知れませんが(40年以上前のことだし(苦笑))。 |
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というわけでこの辺りでは一番「まだ食べられる可能性のある」道の駅しかべへ。確か「浜のかあさん食堂」とかがあったはずと思うも、問題は到着時点でもう14:05だったということです。いわゆるランチ営業はすでに終わっている予感が‥。 |
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でも手造りでおいしかったし大きめで食べでもあったので満足しました!というかこの時間にモリモリ食べてしまうと夕食に差し支えますのでよしよしというところです(マジ)。 |
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幸い到着時に駐車場に先客さんの車はなくよしよしと思いましたが、いや待て、亀の湯なき今地元密着のお風呂として徒歩客来訪中の可能性も捨てきれません。入浴料を支払いいざ脱衣場、そして浴室へ(どきどき)。 |
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まずはかけ湯‥うぉ、入れないレベルではありませんがそこそこ熱めです。泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩泉で、高温(70-100度)のため地下水を加水しているのは当然ですが、もしかしてこちらも「あつ湯原理主義」系のお宿なのかな。海沿いだとよくありますしかの函館からもさして遠くはないですから(笑)。 |
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湯口付近は成分で赤く染められていましたし浴槽周辺の石やタイルも少し染まっていますから鉄分も含んでいるのでしょうか。それにしてはお湯は完全透明で、浴槽底のタイルに色付きがないのは気になるところです。当該成分がそれほど濃いわけではないのかもしれませんね。泉質こだわり主義者ではないのでまぁいいや。よく鉄道ファンの分類で「撮り鉄」「乗り鉄」云々といった分類を目にしますが、自分は鉄道好き分類としては「乗り呑み鉄」、湯好きとしては「浸かり湯組」(とりあえず浸かれば満足する)だと思っておりますので蘊蓄はあまり語り(語れ)ません。 |
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さてこのお宿セレクトに意外感を感じる方もいるかも知れません。「長万部温泉ホテルじゃないんだ」「丸金旅館かと思った」という感じで。この宿を選んだ理由についてはおいおい紹介していきますので‥。 |
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エントランスはこんな感じで、昔からの商人宿と湯治宿の雰囲気を漂わせる感じです。自分としては好きな雰囲気です。 |
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さてしかし、「この宿の個性(1)」はこのエントランス部ほかに濃厚に見ることができます。左上画像はアンプとスピーカーですが、よく見てください、アンプは何と「真 空 管」です。今やその姿を見ることはほとんどなくなった真空管アンプがここでは現役なのです(小音ながら曲が流れていました)。 |
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食事会場にこの圧倒的存在感って(笑)。 |
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もっともこれにはわけがありまして、こちらの宿オーナー氏、この宿とは別にバーを経営していたのです(ジャズバーかな?)。諸般の事情でバーを閉店するにあたり、そちらの機材を宿に移設していたというわけなのです。 |
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こちらのお宿も長万部温泉の湯を引いており(確か共同源泉です)、まずはお風呂へと向かいます。熱めのナトリウム-塩化物泉で、この日も気温は高かったため湯上がりには汗が引きませんでした(なお、お宿にクーラーはありません@北日本のお宿あるある)。 |
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浴槽中央表面で44.7度。黄色く見えますがタイルの色で実際は無色です。 |
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ちなみにこの日は家族連れのグループも泊まっておりまして、小4くらいに見える男の子は大丈夫かなぁ入れるかなと思っていたのですが、翌朝の入浴時、ちょうどその子と入れ替わる形で浴室に入ったところ「加水の気配無し、そして浴槽の湯面がまだしっかり揺れている‥」 |
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(朝の計測では44.1度でしたが) |
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とびっくりした次第です。いやぁ、あの子すごいなぁと。かけ湯だけだとしても大人でもできない人多いよ45度近くとなると。もしかして函館市民ゆえ温泉銭湯で鍛えているから楽勝とか?(未確認です)。 |
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夕ごはんは比較的シンプルで、毛ガニ1パイを2人で分け分けでちょうどいいなという感じでした。というかわれわれの普段の夕ごはんは正直この半分もありません(笑)。 |
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夕ご飯後、ちょっとお散歩したりしつつまたお風呂へ。ふと斜め前のビジネス宿に目をやると、「あ、エアコン付いてる‥(羨)」。そう、大成館の各部屋にはエアコンがなく、近年は夏になるとしっかり暑い北の大地では「避暑をするのもなかなか大変」なのです。あちらも温泉を引いているのかなぁ? |
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朝ごはんはシンプルで好ましい。おかわりは面白いシステムでした。 |
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さてさて長らくお待たせいたしました、「この宿の個性(2)」のスタートです。ある意味地味な長万部温泉郷の中でもこちらのお宿を選んだ理由はこちらにあります。 |
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こちらのお宿には多くの「飼いねこ」がいるのです。ただし正式な「飼いねこ」は屋外に出したりはしておらず、右上画像の猫は野良ねこです。ただオーナー氏によると、「入れ代わり立ち替わりだけど常時5匹以上は来ているね」ということでした。彼らは野良だから建物内に入ることはなく、また「飼いねこ」は専用室から外に出していないので館内をねこがうろうろすることはないようです。 |
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外(玄関側)から見たこの「ねこグルグル」も実に良し。 |
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それぞれにキープしたスペースで寛ぐねこたち。 当然ながらイチゲンのわれわれにも警戒心無しです。 キミたちはこれからもこの部屋で日々を生きていくのだね。 |
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あ、念のため申しあげれば上の言葉に皮肉というか反語的な意味はまったくありません。オーナーさんの気持ちはよく理解していますし(だから泊まりに来たんです)、昔はともかく今は家で飼う猫は室内飼いが基本ですしそのほうが長く生きられるというのはもうわかっていますし。 |
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最初は「その咀嚼の小さいけれど力強い音、それはこの子猫が『生きるのだという意志を育む音』にほかなりませんでした」くらいに書こうとも思ったのですが、それだとどこかの赤い新聞記事における余計なコメントみたいになってしまいそうなので自粛しました(笑)。 |
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