- その5 七尾で買い出し&かもめクルーズのあと小谷温泉へ -



まさかキミたちと戯れる(翻弄される)ことになろうとは!

(2024年11月1日-4日 その5)

そんなわけでここからは一気に南へ‥いや、その前にお買い物タイムというわけでやってきたのは‥





実はこちらの道の駅もかなりの被害を受けたようで、建物内外とも一部エリアでは立ち入り禁止が続いていました。しかし1Fの名産品売り場は営業していましたのでとりあえず問題なし。というわけでいろいろと眺めていると‥テーブルを並べただけの仮設店で気になるものが販売されていました。




(ネットで調べた相場だとこの4-5倍はするようです)

ここでピンときたのが前日のネットニュースで見た「和倉温泉の旅館が使われなくなった食器などを販売」という記事でした。このお椀などもおそらくそれに違いないと思い、販売員の女性にうかがってみると‥



うーん、何とも切なくなるお話であるとともに、「それならば当然買うべし」という気持ちになりました。というのも、わが家の汁椀はその昔福島県三島町で購入したものですが、積年の使用によってだいぶ古びてきていたのです。というわけで2客だけですが購入させていただきました。うちは夫婦2人なのでねぇ。

ところで館内では時折遊覧船の運航を知らせるアナウンスが流されていました。われわれの最近のお出かけでは結構な確率で大小問わず船に乗ることが多くなっておりまして(あとダム訪問もね)、2024夏も東京-新門司のオーシャン東九フェリー、青海島遊覧船、仙台-名古屋の太平洋フェリーなどを利用しました。

ここ七尾で遊覧船に乗ることは考えていませんでしたが、せっかくだし乗っちゃえということに(先は長いのに)。まもなく出航ということでいざいざ。先客さんは何と女性がお1人だけ。お客3人での七尾湾クルーズが始まります。





そして、出航とともに予想通りやってきましたよ彼らが!










それにしても彼らも「取り慣れているのか」えびせんだけを器用に取っていき、指までかぶりついてくることはありませんでした。このあたりは岩手県浄土ヶ浜のウミネコたちより巧みだともいえましょう。でも「ほぼ船内のエリアまで入り込んでくる輩」もおり油断がなりません(笑)。



先ほど渡った能登島大橋を遠望しますが、正直言って「カモメとのやりとりに明け暮れて」あまり景色の記憶がありません。何のために乗ったんだ(苦笑)。うん、この遊覧ルートの名前が「かもめコース」であることには異論なしです。もっとも25分のショートクルーズなのでカモメ以外に多くを望んではいけません(笑)。



餌やりを終了し寛ぐおしんこどんと楽するカモメ。



そんなわけで能登食祭市場の桟橋まで戻ってきました。このあたりの岸壁は地震の影響でかなり壊れており、まだ土嚢で仮復旧されただけの状況。船を下りると、船長さんが「ちょっとこちらへどうぞ」と案内してくださった先には‥




(一般客立ち入り禁止エリアでした)

復旧復興作業にも優先順位がありますから、このような園地の再整備などはどうしても後回しになります。今度来るときにはきれいになっていることでしょう(いつ再訪するかはまだ未定です)。



さて船に乗る前には汁椀だけ購入しましたが、ここからがお買い物の本番です。まず自分はひっぱり餅や、おしんこどんはお菓子4-5箱詰め合わせ袋を購入。あの袋の中身は多少賞味期限が近くなっていた詰め合わせだったのかもしれませんが、もちろん何の問題もありません。そもそも賞味期限の「1/3ルール」(業者は期限の1/3以内に納入し、販売者は2/3以内に販売できなかったものは廃棄する)という慣行自体が明らかにおかしい、いや「もはや時代に合っていない」と思うので。

その後フードコートで休憩。能登産のミルクを使用したソフトかどうかはわかりませんでしたが(たぶん違うのでしょうが)まぁいいや。



お土産菓子エリアの反対側には地元七尾の杉野屋さんが出店しておりまして、そこで気になったのが「からせんじゅ(唐千寿)」。「からすみではないがその風味に近づけた」とのことで、公式サイドのお言葉を引用させていただくと‥

能登からせんじゅは、ねっとりとした鮫の卵に弾ける食感の鱈の卵を使い、最高峰の職人の技でお求めしやすく仕上げた杉野屋与作『秘伝の逸品』です。(公式サイトより)

ボラの卵巣を用いた「からすみ」は超高級品ですが、その風味&安価に提供することを目指してもう60年以上前に発売された商品のようです。ものは試しですしまずは購入。

すると、通路を挟んで反対側の三幸食品さんからも声がかかりました。様々なダシを試飲させていただき、こちらでも数袋を購入させていただきました。

こちら側の海産加工品ブースはやや人通りが少なかったのですが(高級そうに見えるのかもしれません)、もう少しじっくりと見れば良かったかもしれません。しかしですね、





というわけで七尾氷見道路(無料高速)に乗り込んで‥ハイ、あっさり高岡北ICで一般道に下ります。例の「ポケふた」サーチのためなんですが、高速出口からはかなり距離があるので、ここでのタイムロスはある程度覚悟しておりました。



途中のGSではBOXティッシュをゲット(嬉)。



よく整備された大規模施設内の端っこ(かなり目立たない場所)にひっそりと設置されていたポケふたでありました。しかしここに至るまでに想像以上に時間がかかり、やはり少し急がねば。ということでポケふた至近戸建てカフェでのランチは断念し(順番待ちの列あり)、



こちらのラーメン大翔さんにてお昼ご飯。自分は味噌ラーメン、おしんこどんはチャーシューメン(醤油)を注文しましたが、スープは味噌の勝ちだったかな(笑)。

このあとはすぐ近くの富山西ICから北陸道へ。今宵のお宿は長野県北部なので、ここで一気にワープ!はせず、黒部ICで再び下道へ。黒部川沿いの快走路?経由で県道2号にアクセスし、やってきたのはやっぱりここでした。







到着したタイミングはなぜだかやたらと混んでいて、汲み口はほぼ先客さんで占められていましたが、われわれが2Lペットボトル*12本を汲み終えた頃にはほぼ無人になり、上画像のようにのんびりした雰囲気になりました。そしてそのタイミングを見計らったかのように地元の女性が自転車で汲みに来ていましたっけ。

さてこのあとは入善スマートICから再び北陸道へ。この時点で15:00を回っており、ここからはさすがに糸魚川ICまで直行しました。



連休中日の11/3ですが見事に道路が空いていて何より。

そんなわけで糸魚川からR148を南下していきますが、時刻は16:10頃。うーんどうしようかと思いましたが‥





初めて訪問したのは2012年7月でしたが(この時です)、その後こちらの施設は火事被害を受けつつも復活して現在に至るわけです。

いつの間にかオートキャンプ場としての整備も行われたようで、男女別のメイン浴槽は夕方ゆえ常に先客さんあり。並びのミニ露天?にはスマホを手にした先客さんがおられたので「いやいやどうもどうも」というわけで撮ったのが右上画像です。

でもこちらは湯もぬるめでしたし、内心ではイマイチ満足感に欠けつつ湯を上がると‥





受付棟(常連さんたちが談笑&宴会中)で確認すると、空いていればもちろんOKとのことでいざ進みます。実はこの貸し切り風呂の施設は2012/7の訪問時にはまだ最終工事中で「明日以降の数日中に運用開始予定」だったんです。



こちらが2012訪問当時、工事最終段階の画像です)。







熱めの湯がたっぷり注がれており、オーバーフローさせるのが申し訳ない気にもなりますが、心と身体は別物とばかり、身体はザブーンを求めていたりします(笑)。



というわけでこちらの貸し切り家族湯をタンノーし受付棟の方(々)にお礼を言って出発した頃には徐々に暗くなり始めていました。道の駅で飲み物を買い込んだ上でこの日の宿である小谷温泉に到着したのは‥







実はこちら山田旅館には2007年にも泊まっておりまして、おしんこどんの「小谷のあの宿にはまた泊まりたい」というリクエストにお応えしたというわけでした(この時です)。

ただし湯原の猫鼻湯に立ち寄ったこともあり到着は17:15頃。チェックイン時にお宿の方から「夕食は18:00から(固定)となっております」とのことで‥











美味しかったのですが、お宿ご飯に慣れてきたからかそれほど感動がなくなってきちゃったかな。やっぱり時々は宿の外で食べるのもいいなぁと。ただし小谷温泉界隈には外食のできるお店など一切ありませんが(笑)。

少し部屋で休んだあと(宿泊客がまだお腹いっぱいなうちに)再びお風呂です。別館の内風呂と展望露天風呂に行きましたが、まぁ夜なので画像は翌朝に撮ったものを。











源泉飲み場もありまして、ペットボトルに汲めばよかったなぁと(もちろん節度は守って)。朝ごはんは基本を押さえつつもたっぷりのお味噌汁がなかなかのものでした(お腹タポタポ)。

さて仕上げの入浴といえばやはり大湯元の元湯しかありません。先客さんがいないタイミングを見計らって‥







打たせ湯はなかなかの勢いですし、成分析出による奥の柱は、17年の時を経てさらに成長したのでしょうか?

話は変わりますが、この小谷温泉界隈には以前熱泉荘ほか個人営業の宿がもっとあったと思うのですが、現在ではこちらの山田旅館と、少し上にある雨飾荘だけになってしまったようですね。またそれとは別に、探索してみたい沢もいくつかあったのですが、もう砂防工事などで状況はすっかり変わってしまったのかな?

 







さて3泊4日のお出かけもこの日が最終日。高速道路の上り線渋滞は必至なのでさっさと帰ろうという気持ちもなくはなかったのですが、実際のところはそれとは正反対の「1日中遊び尽くす」行動に出たのでありました。だってさ、天気が良すぎたんだもん♪

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