その3 秋山郷から奥志賀、奥只見経由で檜枝岐へ。



おお、すばらしき色合い。これぞ「錦秋」。
なお後付けの色調補整は一切なしです。


(2025/11/1-3 その3)

ではでは雑魚川林道を上がっていきます。この道を最初に通ったのはまだ20世紀で、拙サイト内の一番古い記録だと1999年に通っていますが(この時です)、確かその前にも通っていたはず。

それにしてもこの99年のバイクツーリング記録、われながらなかなかパワフルで、日帰り640kmというのもなかなかの走行距離ですが、千葉から新潟の松之山まで進み、そこからまさにここ切明までやってきて雑魚側林道を上がって志賀高原へ抜けて、さらには渋峠を越えて万座温泉、そして嬬恋村界隈でキャベツを入手して軽井沢経由で帰宅って‥若いってすごすぎる!(大笑)。



この林道、展望が開ける場所はあまり(いやほとんど)ないのですが、最初の方でちょっとした駐車スペースがあったのでさっそく休憩。道中には猿の群れもいましたが、車なのでまぁ大丈夫。チャリダーさんは威嚇されたりせずに済んだかな?

またも99年ツーリングの話ですが、あの時は「猿の飛び出しで急ブレーキ」だったのだとか。まぁ彼らの住まいというか縄張りであることは間違いないので気をつけて進みましょ。



紅葉の中を進み、あ、チャリダーさん発見!





ただ、綺麗なのはいいのですが、この林道は切明から終始上って上部の奥志賀林道に接続しているわけで、起点の切明があれだけ綺麗だったということは‥




(まぁこれは仕方ないです)



さていよいよ奥志賀林道(県道502号)との合流地点までやってきました。ええっと11/4午後から閉鎖です。この日は11/2ですからあと2日で閉鎖というわけです。ここから志賀高原に抜けたことはありますが野沢温泉方面は初めての走行で、舗装路とはいえワインディング路メインの43kmはなかなかに遠いぞ(自ら選んだ道ですが)。

しばらく進むとカラマツ林となりました。右上画像は直線路ですが、こういう見通しのいいところじゃないと絵にならないのでおしんこどんに撮ってもらったわけで、基本的にくねくねの1.5車線路です。そんなカーブ路でバイクとすれ違うとなると、自分も長年バイクに乗ってきたからわかりますが(最近は完全に通勤グマシンですが)‥



今回も、自分がイン側でのカーブ(ミラーなし)で大型バイク2台とすれ違ったわけですが、彼らは何とかすり抜けてくれました。危ないアブナイ(自分もできるだけイン側に寄せましたが)。バイクにとって落ち葉は本当に恐いんです。濡れた落ち葉路面などは凶器そのものですから。



合流から7kmほど走ってきて次の青看板が出てきました。このあたりは標高が高くてもはや茶葉が木々にかろうじてへばりつくばかりで、次にちょっと風が吹けば一気に落葉してしまいそうな感じです。ま、このタイミングの木々を見られて良かったかなとも言えますが。



野沢温泉村へ。もうこの辺りの木々は冬枯れ直前です。



と、ここでスキー場の上部ゲレンデに出てきました。



視界はいいです。でもすっきりと晴れてはくれない。



2ヶ月後はお正月、ここを多くの人たちが滑り降りていくのでしょう。



無意味に手を上げて自己存在をアピール。



再び紅葉散り残りエリアまで下ってきました。







さらに下っていくと、完全にスキーゲレンデ内に入ったようで、道路のすぐ上をリフトが交差しています。シーズン入りすると、この空中を通っていく人々は、ここに県道があることすら気づかないのでしょうね(積雪量にもよりますが)。そうしてさらに進んでいくと‥





なお切明出発後の雑魚川林道や奥志賀林道の県道502号はこの3日後の11月4日からすべて冬期通行止めとなりました。シーズン最後に走れたのでよかったよかった、奥志賀林道の今回走った区間はそもそも初めての走行だったし。なおこの後走る国道も同じく11月4日で閉鎖となりました(後述)。

で、この後は一気に栄村の国道合流部まで進みましたが、道の駅信越さかえは大混雑で駐車場内にも待機車両がうなる状況(自分も迂闊に進んだせいで駐車場内の待機車両からクラクションを鳴らされました)。あ、だったら「本当の『駅』に行けばいいじゃないか」ということで森宮野原駅へ。

撮影はしなかったのですが森宮野原駅の駐車場はガラガラでした。奥にある栄村の観光協会にてトイレをお借りし、そのお礼というわけではないですがトマトジュースを1箱(30缶入り)購入しました。やっぱりねぇ栄村には貢献したいのですよ。

さてこのあとはR117に出て十日町方面へ。しかしこの後のことを考えるとこの界隈でお昼ごはんをというところです(かなり遠回りしたので)。相変わらず下調べはしていませんでしたが洋食?と思って進んでみたら激込み。三連休の中日かつお昼時ですから当然です。

そこで洋食じゃなくてもということで、もう少し進んだところのお店へ。





こちらのお店は鰻がメインのようで提供しており仕出しもやっているのだとか。右上画像のカウンターには誰も座っていませんが、メインはお座敷席なので当然です。

で、鰻目当てではなかったのでランチA&Bを選択しました。そしてこれがまた♪





しっかり手造りの各品がそれぞれ美味しく、こりゃ次回は鰻を交えて‥いやそうなるとお酒か、あぁでもこの直近エリアにはいい温泉宿がないなぁといろいろ孟宗竹状態でありました。で、これまたたまたまなのですが‥





結局この日は18回までの大延長戦となったわけですが、これはすごかったよねぇ。おしんこどんはもう少し見ていたい様子でしたが、いや駄目です今日は福島県檜枝岐村まで行かねばならぬというわけでお勘定となりました。

というのもこの日のお宿までは、あの枝折峠を越えて延々と続くR352を進まねばならぬのです。しかし十日町でお昼ごはんを食べたということはかなりスローペース。さすがに奥志賀林道経由はかなり距離も時間もかかったというわけで‥。





道の駅ゆのたにでトイレ休憩のあともひたすらに進みますが、さすがに悠長に枝折峠を越えての紅葉狩りというような時間的余裕はなさそう(暗くなってからの山道走行は避けたいので)。よって、ありがたきショートカットであるシルバーラインへ。



実は1度だけ、この道をバイクで(以下略)。



というわけで銀山平へ。集落エリアが終わり、右上画像の地点からは延々と1.5車線幅の道が御池の手前まで続くことになります。長いぞぉ。まぁ何度か通ってるし。



ま、こんな道ですよ。枝折峠よりは道も広めで走りやすい。







しばらくは奥只見湖沿いを行くので、時折湖面も見えたりします。しばらく行くと銀山平~檜枝岐、いやR352号の魚沼~檜枝岐間で唯一のトンネルが出てきましたが、電源もない区間ゆえそもそも照明設備自体がなくトンネル内は真っ暗です(右上画像マウスオーバーで画像が変わります)。











洗い越しも何ヶ所か。水量は少なめです。







あまり車は止めませんでしたが、直線路で休憩も。







いよいよ福島県に入りました。この時点で15時30分、しかしあと1時間とちょいで日没なのでそろそろ焦らなきゃ。とはいえスピードはそう出せないのですが(笑)。尾瀬への登山道入口で休憩しましたが、もうあの時よりもずいぶん道も荒れたんだろうなぁ(遠い目)。







長かったワインディング路もそろそろ終わりで、県道1号の分岐(御池)までやってきました(15時55分)。この県道1号線(御池~沼山峠)ですが、今や全区間が通年一般車両通行止めなんですよね(冬期はもちろん閉鎖)。

ただ、昔は不思議なことにバイクだけは入れた時代がありまして(鳩待峠も同じ)、この時期にバイクでやってきて沼山峠から歩き出し、尾瀬沼キャンプ場でキャンプをしたこともありました。檜枝岐のAコープでサンマを買って、キャンプ場で焼いて食べたんだっけこの時です)。





それにしても、この日は雑魚川林道に奥志賀林道、そして枝折峠区間こそパスしたもののR352と、「酷道」ばかりを走ってきましたね。では宿泊編は次のページにて。

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