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- その9 一浴のあとねぶたをちらり、北の大地へ -



いつも通り立派な山容の岩木山。格好いい。



(2023年7月28日-8月16日 東北編その9)

続いてはつがる富士見荘へ。こちらの湯には一度浸からせていただきましたが、まだ多目的ホール側の浴室の湯にも浸かれるのでしょうか?(もうないのかも?。今回は温泉はパス、駐車場からFootpathをなぞっていき‥





長い木橋、途中には屋根掛けのある休憩所まで付いているという至れり尽くせりの橋でして、似た感じということで思い出すのは、ミャンマーはマンダレー郊外にあるアマラプラの木橋です。



上画像がその橋ですが、手すりもなく危なっかしい橋ながら長さは1.2kmと長大で、途中には同じく屋根掛け付きの休憩所もあります。まぁもっとも日中は物売りの方々が出店しているわけですけれど。あ、全然水がないのは乾期だからで、雨期には全面が川になるのかと思われます(上画像は2016年訪問時のものですが(こちら)、初訪問した2004年には、エーヤワディ(イラワジ)川が増水してとんでもないことになっていましたっけ(こちら)。



というわけで珍しく神妙なそれぞれのスナップ写真。



というわけで橋のたもとまでやってきました。このあと中間部あたりまで行ったわけですが(全部は渡らなかった@以前渡ったのでまぁいいかと)、

こうしてみる限りさほどの傷みはないように見えますが、実は下部を中心にしてそこそこくたびれた箇所が散見されました。そのことは当局も確認済みのようで、実はこの後2023/9から改修工事に入り通行止めとなったようです(一期工事)。2024年4-8月は通行可能となりますが、2024/9-2025/3(二期工事)、2025/9-2026/3(三期工事)と、3年をかけての大改修となるようです。

ということはこの時(2023/8)は最初のお姿を見る最後の時期となったわけですね。これからも長く頑張ってほしいのでしっかりメンテの手を入れてくださいませ。



部材は青森ヒバの丸太を3,000本使っているようです。建造時(約30年前=1994年)でさえそれだけの本数をよく集めたねという気がしますが、青森ヒバってそんなに多く植林されているのでしょうか?





さてこのあとはつがる富士見荘のお風呂には入らずということで走っていくと‥





ずっと以前、GWにほぼ飛び込みで屏風山温泉に泊まった際、徒歩圏内(400mくらい?)にこちらの温泉があるのを知って、朝歩いて浸かりに来たんだっけ(その時のページはこちら)。

前回はともかく今回は空いていそうな予感!(いや前回も記録によると先客さんは2人だけでしたが)。そう感じた根拠は管理人さんがゆったりと寛いでいたからというだけなのですが‥





さてしかし、ここ光風温泉の湯はなかなかに手強いのです。泉質はともかくとして(ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉というよくある系、なおそこそこの塩味あり)、





源泉温度は50.5度。たぶんこの源泉をそのまま投入していると思われます。奥があつ湯で手前がぬる湯。当然手前の浴槽から湯を汲んでかけ湯行動。うん、これは入れそうだと浸かりましたがしっかり46度はあったと思います。

続いて奥のあつ湯‥チャレンジはしましたが、足首まで浸けたところで「これはTakemaの足がきな臭さを感じる湯温である」と感知しやめておきました。たぶん48度後半だったでしょう。自分の入浴最高湯温の公式記録は48.7度ですが(福島の湯の花温泉石湯@この時です)、微妙にその湯温を超えていたかも?いずれにせよ、



というわけです(大笑)。いや手前のぬる湯だって十分に熱いんですから(笑)。

塩分濃い目ということもあり、湯上がりは駐車場でうろうろしてクールダウンに努めましたがそれでもなかなか汗が引きませんでした。予想通りですがやはりすごい湯です。少なくとも夏向きじゃない(大笑)。

さて、大したことはしていませんが徐々に夕暮れが迫る頃さらに北上します。



道路は空いていて何より。街中に入ってきました。





さぁって、いよいよ北の大地に渡る!…おっとその前にもう1つイベントが待っています。だってこの日は8月2日なんですよ。そして青森市にいるんです。ええ、そう!



青森市最大のイベントがこの日から始まります!この前年(2022)の夏にはまだコロナの影響が色濃かったため(というか2023現在も本当はシビアなんでしょうが)、あえて青森市内には入らず八甲田の又兵衛の茶屋に泊まったのでありました(その時のページはこちら)。しかし今回はねぶたを見学しちゃおうかなという気にになったわけです。黒石のねぷたなどは見学したことがありますが、青森ねぶたは初めてですし。

さてしかし。青森市最大のイベントということで青森市内は大混雑、ホテルなども「ねぶた料金」となり料金高騰、われわれが車を駐めるにしろ会場に近いコインパーキングは軒並み満車でしょう。さてどうするか?



というわけで、乗船待機用の駐車場の端っこに駐車完了。約9時間後とはいえ間違いなく乗船するので不法駐車ではありませんよね(すでに予約は完了しています)。ターミナルから最寄りの市営路線バス停までは少し歩くのですがまぁお散歩ですね。



浄化センター内の広い敷地には多くのライダーがテントを張っていました。なるほど祭りの跳人(はねと)ライダーたちの拠点はここだったんですね(笑)。それにしても浄化センターというか青森市というか、公的機関の敷地を開放とはなかなか太っ腹です。



日も暮れようとする頃、青森駅行きのバスがやってきました。



駅が近くなるにつれて道路も混み始めました。駅より手前のバス停で多くの人が下りようとしていたので、「なるほど会場に近いのはここなのだな」と考えてわれわれも下りることに。うん、正解でした。

駅近くの巡行沿道は特に混むということだったので少し移動しましたがまだまだ混んでます(当然)。でも何とか場所を確保してっと。









知ってはいましたが、やはり山車の大きさに圧倒されます。黒石ねぷたは地域のお祭りですから集落ごとに中小型のねぷた山車が出て、なぜか掛け声だけは(マイクを使って)やたら大きいのですが、それを除けばほのぼの感がありました。

でももうこの大きさこの人数ともなると‥迫力はありますが、自分の感覚では跳人とかで参加したいとは思えないかも(個人的見解ですので念のため。ねぶた祭りを誹謗中傷するつもりはまったくありません)。自分はやっぱりこぢんまり系が好みなのだとあらためて思いました。

でも勇壮さはさすがのもので、腹に響く大太鼓のリズム、笛の音に合わせて山車を回転させたり上下左右に傾けたり、これらはチームワークが出来上がっていないとうまくいきません(下手すりゃ危険)。このねぶた初日に至るまで関係者の皆さんは相当な下準備を重ねてきたんでしょう。



七連、八連の大太鼓は当たり前です。



提灯部隊も祭りに華を添える大切な存在です。あ、「食卓にお魚を」、いいですねぇ。



広告系ミニねぶたも。ん?献血お願いのリアカー上にいるのは
灯籠人形ではなくてただのぬいぐるみのような気が?(笑)。



なお、どういう製作意図があったのかよくわからない人形たちも(笑)

約1時間ほど巡行の行列を見学しました。しかし、あの浄水場に腰を据えて跳人として祭りに参加していたはずの人たちらしい姿をほとんど見なかったような気がするのはなぜでしょう?まぁいいか、人には人それぞれの楽しみ方があるわけですし。

というわけで、世にはすでに数多く出ているのでしょうがTakemaが撮影した大したことのない(割に長い)青森ねぶた山車巡行の動画です。あらためて見てみると、各山車はそれぞれ大きな団体とはいえきっちりしているところもありますがユルいところもありますね(それでいいんですが)。太鼓組のうしろの笛鐘行列を見ていると各団の違いがわかりますが、それはそれでいいのかと。




ではでは、メインストリートを離れてそろそろ夕ごはんといたしましょう。巡行が終わると周辺の飲食店は一気に満員になっちゃうんだろうなという危惧もあったので早めの離脱としたわけです。

とはいえいつものように飲食店の下調べはなしでして(あのね)、行き当たりばったりでどこか‥お、生ラムジンギスカンか悪くないぞというわけでこちらのお店「林檎家」へ。



先客さんは1組だけでした(そりゃそうだよねみんな山車見物中ですし)。でもあとでちょっと調べてみたら事前予約がのぞましい結構な人気店だったようです。

Takemaはこのあと運転があるので(青森フェリーターミナル駐車場から船内まで。もっとも時間的には函館下船時だって駄目でしょう)お酒を自粛せざるを得ないのは残念ですが、まぁこういう時は割り切ってますので大丈夫、堂々と「ジンジャーエール」を注文です。




席について注文を済ませると炭火台が登場。なるほどいい感じです。ラムチョップほかを頼みジュージュー。とっても美味しかったんですが野菜はやや頼みすぎた感がありました(苦笑)。鍋やご飯は頼まなくてもこれだけで十分な少食夫婦です。

夕食後は駅の西口に行ってタクシーに乗りました(バスは終わってましたので)。ところでこの西口広場、妙に新しくて綺麗だなと思っていたら2023/7/22から供用開始だったんですね(この日の10日ちょい前)。タクシーのドライバーさんからすれば「西口で待ってどれだけ利用者が来るか」まだ手探りの状態だったと思うのですが、しっかり乗り場で待機していてくださり感謝です。





コロナ禍初期に世を騒がせたかのクルーズ客船が運航を再開していることに安堵するやら危惧するやらは人それぞれでしょうが、自分はまぁ(自分が乗ることはないと思いますが)「乗りたければ乗ればいい」と考えます。乗船されている方々も同じような考えなのではないですか?

なお自分が乗らない理由はそもそも「クルーズ」に興味が無いだけです。あくまで船は移動の手段であると考えており、フェリーにはこの旅行でも3回乗ってますが、「船旅を楽しむ」ことよりも「移動先で楽しむ」ことをメインにしたいだけです。



事前予約はしていましたが(車両ありの場合は当然必須かと)、どうやらこの便(AM2:30発)はかなり空いていそうです。乗船待ちの車両列も2列目末尾までしか伸びませんでした。というわけで‥





ねぶたを見てからフェリー深夜便で移動というのは案外穴場的行動なのかもしれません。ただ初日だったからかも。開催期間の後半になるとみんな同じことを考えそうですし。

寝る前にそうそう、最後のフルーツタイムとしました。初日に福島で買った桃がそこそこ柔らかくなっていたのでラストの2個をいただくことに(生ラムジンカンからは数時間経っていたのでお腹的には問題なし)。



とはいえ傷みはなく美味しくいただきました。真夏ですが朧月夜。



到着した函館は高曇りといった感じでした。お、海上自衛隊の艦船が停泊していましたね。というわけでこのあとはもくじページを挟んでそのまま北海道編へと続きます。

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