− その1 まずは文明の利器を利用して楽々小沢平へ − 朝一番で千葉を出発すれば、そこそこ歩いた上でも尾瀬北部の山小屋入りできちゃうんだから今はすごいよなぁ。 |
|||
(2017年6月15・16日) |
|||
|
|||
まずは上越新幹線の始発(6:08発新潟行き)に乗るべく早起きして東京駅へ。Takemaの自宅最寄り駅は総武線の本八幡なのですが、やっぱり総武線は朝早くから走っていて便利、結婚当初住んでいた市川大野(武蔵野線)の時は結構大変で、タクシーを予約して総武線の駅まで出たこともあったような記憶があります。 |
|||
|
|||
さて、上越新幹線における「尾瀬の玄関口」たる上毛高原駅をあっさり通過し、越後国に入った先の浦佐駅で列車を降りました。今回はこれまで歩いたことのないルートで尾瀬入りしたいというわけで、魚沼=奥只見側からのアプローチを考えたわけです。 |
|||
|
|||
到着したバスは外見こそ普通の路線バス車両でしたが、車内の片側は全席2列シートであり「なるほど、『特急』だけあるな」という感じでしたが、13:40発のバスは『急行』なんですよね。同じ仕様のバスなんでしょうか?(多分そうでしょう)。 |
|||
うーん大丈夫なのか南越後観光バス?せめて銀山平にも立ち寄る運行路線にしたほうが少しでもお客を拾えるんじゃないのか?(大湯温泉には往復して立ち寄っているわけだし)。何だか心配になってしまいます。そのうち「土日祝日運行」になってしまいそうな予感が‥。 |
|||
|
|||
でもね、どうやら地元魚沼市も「尾瀬へのルートとして」力を入れているようです。左上画像の緑色の幟には「尾瀬国立公園 魚沼から行く尾瀬!!」(オッタマゲーションマークが2つ!)とありました。なるほど地元関係団体がその姿勢であれば(しばらくは)大丈夫かと安堵したと同時に、「それなら今日歩くルートの整備も大丈夫だよな」とちょっと安心した次第です(この時点で、この日歩く登山道は最初から最後まで「福島県内」であることを完全に失念しておりました(苦笑))。 |
|||
|
|||
左上画像をご覧になればわかるとおり、トンネル内は狭く大型車同士のすれ違いは場所によっては難しかったりします。またトンネル内にはかなりの湧水がありトンネル内の路面はほとんどの場合濡れているといっても過言ではないでしょう。でも‥ |
|||
ずいぶん前のことになります。ただしこの時も、進入前の会津側御池で「小出方面に抜けられますか?」と係員さんに確認したところ「大丈夫ですよ、ただし枝折峠経由でお願いします。シルバーラインは二輪不可なので。」との言質をいただいた上で銀山平まで来てみたら、そこで初めて「枝折峠は工事のため臨時通行止め」の情報掲示を発見しちゃったわけです。うそだろ!でも日帰りツーリングではるばる銀山平まで来て、再び檜枝岐経由で西那須野塩原ICまで戻れって‥あまりに酷な話です。 |
|||
|
|||
さて貸し切りモードのまま奥只見ダムまでやって来ちゃいました。ということは、ここから乗り込む尾瀬口行きの船便も自分だけか?‥などという期待?は、すでに左上画像の駐車場に着いたときから打ち砕かれておりました。というのも‥ |
|||
ええっと、正しくは「基本リタイア世代の団体グループ」(カタカナを直訳すると「部活観光」が主催するツアー)と、小学生の団体グループ*2で、トータルだと80人くらいいたんじゃないかな?結構びっくりしたと同時に「うわ、今回歩くルートは人が少ないだろうと思っていたのに、どうやら賑やかな山道になりそうだな」と思ったわけでした(大いなる勘違い)。 |
|||
|
|||
坂道を上がってダムサイトまで上がり、その先にある遊覧船&渡船乗り場へ。ここで名前を伝えてチケットを購入です。「バスを小沢平で下ります」と伝えると、バスのチケットは尾瀬口のバス乗り場で直接買ってくださいと言われましたんでハイハイと。 |
|||
いや、何だか背景の山々が険しいこともあり「ここはミルフォードサウンド in NZか?」と思ってしまいましたよ(参考ページはこちら)。ちなみに銀山平から回送で到着したようで、どなたも乗っていませんでした(定員は何と300人らしい)。ゴージャスランチご飯を積めばものすごくツアー客に流行ると思うんですけれど! |
|||
|
|||
さて出航してしまえばネット接続も無理だろうなと思いきや、しばらくは強い電波状態が続きました。何でだろうなと思ったのですが、おそらく奥只見丸山スキー場がある関係で近隣の高い位置に基地局があるのでしょう。 |
|||
船でしか行かれない十二山神社(左上画像)、子どもたちは景色に興味津々です。いい経験してるねぇ。 |
|||
それにしてもこのあたりの山は思いきり削り取られた急峻な地形をしています。というか、右上画像などは間違いなく周氷河地形なんじゃないでしょうか?奥只見恐るべしです。観光周遊船でもいいから乗る価値があるなと思いました(何も知らなくてもなかなかゴーカイですから)。 |
|||
この燧ヶ岳をして「東北の最高峰」と称するのはどうかと思います(最高峰である柴安ー(しばやすぐら)の標高は2,356mですが、あまりに関東との境界に近すぎます=群馬県境までほんの3kmほど&直近の日光白根山は2,578mですから)。それはともかくとしてとても立派な山容です。船内ガイド放送にもありましたが、確かにこちら北側からの燧ヶ岳は格好イイゾ。 |
|||
|
|||
ところどころに釣りのボートがいるのを眺めつつ、いよいよ終点の尾瀬口浮き桟橋が見えてきました。小学生団体に付き添う先生だかガイドさんは、「はい皆さん、これからバスの駐車場まで階段を登ります。ただ、湖の水量によって階段の数が変わります。わたしが前回来た時に数えたら130段ありました。今回は何段あるか、ぜひ数えてくださいねー」とおっしゃると同時に‥ |
|||
と、このお言葉を耳にした瞬間、「あ、この子たちは小沢平から尾瀬に向かうんじゃないんだ」と確信。まぁ考えてみればこのバスは御池を経由して沼山峠まで行きますから、たぶんこの子たちはこの日御池でキャンプなんだろうなと。そんなわけでこの時点では小沢平ルートの何たるかを全くわかっていないTakemaでありました(うふふ)。 |
|||
|
|||
さて階段の段数は数えませんでしたが(一生懸命数えながら上がっていた子どもたちに聞けばよかった=たぶん喜んで教えてくれたはずなのに)、とにかくバス停へ。行き先表示が出ていない、ある意味特別運行のバスです(要予約です念のため)。部活観光の方々はお隣のバスへというわけで、こちらは小学生とその引率者‥ん?それ以外の個人客はいたのかいなかったのか? |
|||
|
|||
小沢平到着です。もうこの時点では予想していたことですがここで下りたのは自分だけ。この日の行程は賑やかどころか完全にソロですね。でも他県ナンバーの車も停まっていたしまぁいいかと(この時点では実に楽観的)。 |
|||
|