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- その2 南三陸昼飲みランチのあとは東鳴子焼肉宴会! -



すっかり暗くなった頃本日の目的地に到着しました。駅の佇まいからこのあとの行動もバレバレ?

(2019年1月5日-7日 2/4ページ)

というわけでBRT志津川駅到着。実は乗車券はここまでしか買っていなかったので、まずは窓口でこのあとの区間の切符を購入しようとしますが‥都区内までの切符なのに東北新幹線経由ではなく大回りでややこしいからか窓口の女性は発券にお悩みのご様子。「仙台に電話して確認しておきます。発券しておきますから14:33発のBRT乗車前にお越し下さい」とのことで、切符の購入は後回しに。まぁしょうがないですね。

ちなみに乗車券を通しで買わなかったのは同一駅(古川)を2度通るからということもありましたが、「やっぱり志津川で買いたい」という思いもあったからなのです。結果としてあとで「この乗車券をお使い下さい。お待たせしました」と言われたときには「ありがとうございます、ここで買いたかったんです」とついつい。でもリップサービスではなく本音でしたよ。



それにしても、以前の仮設さんさん商店街手前にあった駅に比べても明らかに貧相な現プレハブ志津川駅なんですが‥これは「周辺エリアの整備が進んだところで駅を再移設(本設)する」ということなんでしょうかね。なお見た目は間違いなく「バス停と待合室」なのですが、掲示を含めてあくまでここは「駅」ですので念のため!

さてそれではいざ直近にある目的地に向かいましょう!



やってきたのは展望の丘のすぐ東側にある「食事処 松原」さん。これまで、仮設のさんさん商店街時代から何度も通ってきましたが、現在の独立店舗(2017/12再開店)になってからはこれで3回目の訪問です(まだ1年と1ヶ月なのに3回目!(笑))。

初めて仮設の店舗におじゃましたのは2014/7でしたが(その時のページはこちら)、その時はある意味「何店舗もある中から偶然」入ったに過ぎなかった当時の「松原食堂」さん。まさかこんなにご縁がつながるとは思ってもみませんでした。

ちなみに現在の店舗になったあと最初の訪問(2017/12)は車での訪問ランチだったのでお酒を我慢せざるを得ませんでした(こちら)。しかし「最初の訪問時のように松原さんでお酒を飲みたい」という酒望をかなえるべく2018/3には近隣に泊まってタクシーで乗り付けその欲求を満たした次第です(こちら)。







で、もちろんおつまみを頼んだわけで、まずは松原さんの絶対推し定番の「たこ唐揚げ」を注文したわけですが‥





「早すぎですよね?」と伺うと「たぶん注文なさると思って先行調理していました♪」。ぐわーすごい!確かに(マジな話)松原さんのたこ唐揚げは本当に美味しくて、初めて訪問してから(2人でおじゃまするときは)いつも注文していた品なのです。Takema単独訪問の時は少食男子なので無理だったんですけれどね(苦笑)。

というわけでお刺身盛り合わせ、蒸し牡蠣もタンノーしつついやぁお酒が進む‥え、おすすめされた澤乃泉生貯300mLは在庫切れということでもっと大きいボトルからショットグラスに注いで下さいましたが、これってもしかしてもうちょっとグレードの高いやつでは‥しかもそうかなと思いつつもおかわりした節操なきわれわれ(苦笑)。



しかし飲んでばかりでおつまみだけではやっぱりちょっと足らない‥というわけで、震災前の定番復活メニュー「松食うどん(天ぷら・肉・玉子入り)」を注文しました(少食夫婦なので2人でシェアね)。これ、お酒の仕上げに絶品です!(まだ昼過ぎでしたが)。

なおお店のランチタイムは14:00で終了なので、後半は奥さんといろいろとお話を。なかなか難しい内容もありましたがここには書きません。でも、とっても嬉しいひと言もいただきました。それは‥



というお言葉でした。有り難いなぁ。自分たちは最初の訪問中の会話で「南三陸に行くときは是非訪問したい」お店としておじゃましているだけなのですから。

現在の店舗オープン直後におじゃました際には「ん?ご主人はちょっとふっくらしたかな?」と思いましたが(その時には「(仕事を)休んでますからね」というお返事でしたが)、再オープン1年が過ぎ、以前のようにすらっとなさった感じでした。やっぱり日々のお仕事って健康管理にも大切なのかなとこっそり思った次第です。あ、でも自分は定年できっぱり仕事やめたいなと思ったりしているのですが(矛盾)。

さてすっかりいい気持ち(お話とお酒とで)になったところでお店をあとにして再び志津川駅へと向かいます。



松原さんのあとに行こうと思っていたさんさん商店街、時間切れでした。また次の機会におじゃまします!



再び志津川駅に戻り、都区内までの乗車券を受けとった上で(念のためいえば、クレジットカードは使えませんでした)BRTに乗り込みます。ほかのお客さんはどうやらほぼ地元の方のようで、やっぱり利便性が高ければ地元の方に使われるんだなと。

しかし一方で、同じく津波で被災したJR山田線は2019/3に三陸鉄道に経営移管されて再開業の予定です。こちらは鉄道での復活となります。使い勝手はどうなるのかなと?すでに新ダイヤは発表されていますが、それを見ると釜石-宮古区間でも日中には「2時間待ち」の運行間隔もあります。

たださんてつの場合は震災後とみに観光路線に集客の重点を置いていますし、今後は「全長163kmの長大路線」の強みを生かして新たな観光需要を掘り起こすことも可能だと思います。いや、必ずや「掘り起こす」ことでしょう。その企画を楽しみに待っていますよ。片道4時間半ということですから「星空夜行列車」だって可能なはずですし(笑)。自分も開業直後のブームが落ち着いた頃全線を乗りに行くつもりです。

あとは最初の話の通り地元の方々にとっての利便性をどこまで考慮できるかというところですね。さんてつの今後に期待しております!



さて、前回(2018/3)の松原さん訪問の翌日午後に開通した新R45の新道はかつての防災庁舎を指呼の間にのぞみ、また(株)阿部長商店さん(南三陸ホテル観洋の親会社)が保有していた(今も)「旧 高野会館)の脇を通っていきます。この高さの道路を走っていると実感が湧きませんが、かの津波は防災庁舎の屋上をはるかに超え、高野会館の4階付近までを海として埋め尽くしたのです。

なお右上画像マウスオンで別角度画像に変わります。壁に横長の青いマークが見えるところまで津波が来たそうです。高野会館についての詳しい記事はこちら産経新聞さん、この記事を削除しないで下さいね大手新聞社の多くは震災直後の記事を誤報でもないのに時が流れるとともに軒並み削除しています(アーカイブスに組み込むこともしていません)。あんたらは歴史の記録者の一員たるマスコミとしての矜持はあるのか?とこの点においては憤りを禁じ得ません。ネット報道で用いた文字や画像・動画をアーカイブとして保存&公開するのはマスコミのまごうことなき義務だと思います(それが有料か無料かはさておき)。



さてこのあとは再び専用区間を通り抜けて一路石巻線との合流駅である前谷地へと進みます。で、志津川駅で購入した乗車券は右上画像の通りで、要は「羽越線&新潟経由で都区内まで」というルートなのです。乗車ルートとしては新津経由のほうが距離が短いので安いはずなんだけれど、新潟から新幹線に乗ることを考えればその発券は無理だし‥ということで悩んでおられたわけですね窓口女史。



途中の柳津駅(ここから先は鉄路との重複運行区間)で運転士さんが「トイレに行きたい方はおられませんか?このあと前谷地までは30分以上停車しませんので」と確認して下さいました。でもわれわれを含めて残り4-5人だった乗客にそのリクエストはなく(確か一眼レフのカメラを持った女性ともう1人地元の方がいたかと?)そのまま発車して、石巻線との合流駅である前谷地にはきっかり定時に到着しましたよ。



しばらく時間があったので駅前へ。駅の真ん前の空き地にあった看板には分譲住宅の募集看板が。確かに便利だろうけれど、自分としてはこのエリアなのにこんなに密集した「住宅街」には住みたくないなぁ。あえて探せばこの駅から10分圏内にはもう少し広い敷地の売地がないものかなぁと思ってしまいました。おっと列車が来たようです。

乗換駅の小牛田まではたった15分とちょいなのでさすがにアルコール摂取は自粛。というか朝の新幹線松原さんとでもうそこそこ飲んでますしね。



小牛田では36分の待ち合わせで鳴子温泉行きに乗り込みます。車内はご覧のとおりの乗車率で、古川を過ぎたあたりからは時折雪が舞う中を列車はずんずんと進んでいきます。



そしてかねての予定通り鳴子御殿湯駅にて下車、今宵のお宿へと向かいます。このあとの利便性を考えて今回は阿部旅館さんではなく‥







古い建物ですしトイレに行くときの廊下はとことん寒かったりするのですが、まぁ安さには代えられません。4500円くらいですからね(ただしこれにプラスして朝食もお願いしていましたが)。

布団を敷き終えて就寝準備スタンバイのあとはまずお風呂に浸かりましょう。この日は移動&飲みばかりで温泉はここが初めてなのですから!



とりあえずひょうたん風呂に浸かってこの日の汗を流しました。ふぅ。

そういえばここに隣接する女性専用の炭酸泉、浸かったことあったっけなぁ?(黒湯と同じく男性タイムがありましたが今回も浸かりませんでした)。



結構好きな館内の絵と暖簾。この暖簾、倉庫の隅に忘れられた在庫として残っていないかな?(あったら即買います!)。

さてしかし、われわれには本日最後のミッションたる「夕食修行」が残されております。というわけで‥



やきにくはっちょう

いや何がバレバレって、なぜか予告していたわけでもないのにお知り合いが2人もいらしたわけですわ(ただし席の予約はしていたのでマスターに聞けばわかったはずですが‥普通はわざわざ聞かないはず)。

で、温泉師匠とSさんがカウンターにおられたわけですが、ここでSさんがわれわれにご持参の振る舞い肉を!(ええっと、ここは焼肉屋さん店内カウンターなんですが(大笑))。もちろんマスター公認です!




(あ、削ったのはわたしではなくSさんですが(当然))。






あ、でももちろん「海鮮八兆」の名に恥じず(いやそんな名前ないですけれど)、アイナメの焼きもありましたけれどね(笑)。しかしやっぱりお肉なんですよお肉♪

この日はもう昼から(いや違った朝から)飲んでますからここは控えめにと思ってはいたんですが、ついついボトルを頼んでしまいました(もちろん飲みきったりはせず次回のお楽しみに)。

帰りはすぐそこの高友旅館なのに温泉師匠に送っていただきありがとうございました。師匠は飲んでませんからね(そのまま自宅にお帰り)。



というわけで危険な飲酒後入浴ゴメンナサイ。迷路の先の家族湯(宿泊者専用)に浸かり、



誰も入っていなかったんで黒湯とプール湯(何だか心霊写真のような暗さ)にも浸かりました。



明けて翌朝はいい天気。以前年末に泊まった時(この時)はつららが伸びまくっていましたが、今冬は雪が少なくそれほど寒くもないのかほとんど成長していませんでした。というわけで朝風呂へ。





というか、ここで「黒」を感じたことはこれまでにないんですけれど。色だけなら北海道の松原温泉とかのほうがはるかに黒いですし(こちら)、ただそれでもやっぱりここは「黒湯」でいいと思うんですよお祭りにしていいんですよ(笑)。それが「黒湯の高友」たる所以なのですから!(わかるようなわからないようなですが)。



しかしびっくり、昨晩暗い中で入ったはずのプール風呂にはすでに湯がありませんでした。

このあとひょうたん風呂とかにも入りましたがまぁ省略。このあとわれわれのメインミッションは湯治棟にある「もみじの湯」なのです!なんでも職人さん(よく知っている人です)が配管を再整備した結果お湯が「コンスタントに供給」されることとなり、よって温泉ファンの方々によっても「無念の加水」を余儀なくされたというコメントを拝見していたわけで。というわけでいざ勝負!そんなわけで手を付けてみると‥。





推定50度とみられるアツアツの湯にチャレンジするほど無謀ではなく、やむなく加水の儀を開始、何とか入れるようになったところではふーっ♪



浴槽底に沈殿していた湯花が攪拌により巻き上げられ、「白湯花祭り」となりました(笑)。



朝ごはんをいただき、さてそれでは駅へと向かいましょうかね。おっとおしんこどん、こんな所でも突然雪だるまを作り始めましたが‥何だか全然ダルマになっていない気が(右上画像マウスオン)。



いったん駅の待合室に荷物を置きにいった上で、



はい、なるまんを買いに行きましたよ。いつものパターンです。



で、おみやげ&車内飲み用のお酒を買い込んで出発準備万端です。早く列車来ないかなー。そんなわけでこの続きは次のページにて。

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