- 2019GW旅行記(7) 人情芝居を楽しみ、「あけぼの」で平成最後の夜は更けて -



やっぱりここ、康楽館の芝居見学とアレに宿泊しようというわけです。

(2019年4月26日夜-5月6日 その7)

そんなわけで小坂町の康楽館へ。こちらは国の重要文化財指定を受けている建物であり、かつ「現役の芝居小屋」でもあります。初訪問時は館内見学のみ(この時です)、2回目はちゃんと芝居を観覧しましたが、いかんせん車で移動の途中だったので飲食(特に「飲む」ほうね。観覧中の飲食は「館内売店で買ったものなら」自由なのです)ができず、そのためこの時心に誓ったことがひとつ。それはもちろん!



というものでありました。そしてその日がまさに今日なのであります!

しかし、「ん?あれ、でも今日の泊まり地までまだ車で移動しなきゃならないんじゃ?どうせ大湯温泉あたりに泊まるんでしょ?」とお思いになったあなた、ご賢察!でも、この日は康楽館のあと車は運転しません。なぜなら‥



さてしかし、そうなると今日は温泉に入れない?(シャワー設備はありますが)、平成最後の日に身を清めて令和をお迎えしたい‥というわけで、観劇前にちょちょっと車を走らせて(まだ飲んでませんよ)、あかしや荘の温泉へと向かいました。がっ!



げげっ、「お清めの儀」の望みが絶たれ‥‥ん?ちょっと待てよ、まだ時間的には余裕があるし‥チキチキ‥ポーン!



ナビで確認したら車で片道15分ということでしたんで、まだ開演までには1時間以上あるし大丈夫でしょう!というわけで八九郎温泉を目指します!(奥とか奥々じゃないですよ(笑))。石けん等で身体を洗うことはできませんが「お清め」ですから問題なし。

さて舗装路の終わりまでやってきました。このあたりのどこに車を駐めるかが「本家」たる八九郎温泉訪問の課題なのですが‥ん?温泉施設から川の方に歩いていく人が見えるんですが‥あっちの方に道などないはず‥ん、も、もしや?




(道路画像は入浴後に上流側から撮影したものです)




(反対側から来ると飼い犬に吠えられたなぁ)

到着時には誰もおらず、どうやら先ほど見かけた方が唯一の湯客だったようで、ラッキーなことです!(何といっても10連休中ですからね)。というわけでいざ!







御覧の通りこれほどの源泉温度がありながらもシュワシュワ炭酸成分が湯口まで残っているという極上のお湯であります。成分分析では「カルシウム・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉」ということですが、口にしてみると(自己責任でね)確かに薄い塩気と金気を感じます。いっぽうで、炭酸成分は投入後即ガス化して抜けてしまうからか、湯ざわりはカルシウム分由来のキシ感です。

いやぁやっぱりいいわぁここ。奥々が圧倒的な人気を博す3兄弟ですが、自分としては「長男」たる八九郎が一番好きかも知れない(笑)。ただ、不遇をかこつ「次男」にもそのうち久々に行ってみようかな(笑)。

さてそんなわけで、



いや、まぁこのあとお酒も飲むしお肉もジュージューして食べるんですけれどね(笑)。ということで「平成最後の」娯楽たる康楽館人情芝居の場へと向かいます!



おっとその前に。康楽館前レールバイク運行区間の桜はちょうど見ごろでした。晴れてればもっと‥。



そんなわけで2017/11からおよそ1年5ヶ月ぶりの康楽館再訪!(3回目)。上にも書きましたが国指定の重要文化財ながら今も常打ち芝居(冬季除く)を行っている貴重な芝居小屋です。隣接する「(旧)小坂鉱山事務所」と合わせれば「見る(見学)」と「観(観劇)」と合わせて相当な観光名所になりそうなのですが、現状としてさほどそうなっていないように思えるのは、やっぱり知名度でしょうかね。

でも、大観光地の十和田湖から発荷峠経由で直通県道(大型バスも問題なし)で来られること、そして小坂ICから東北道に乗れるので小坂訪問後の行動にも自由度が高いことを考え合わせれば、今後観光客をもっともっと呼べる場所になると思うのです(特に康楽館のお芝居は知られなさ過ぎかと)。ゆえに、1年に1度とはいえ歌舞伎界の大御所の方々もここで公演を行っているという「事実」をひっさげて、是非とも「小坂 de 観光」のアピールを!あ、団体向けの食事処は確かにほぼないのかも知れませんが、大型施設のある十和田湖畔で食事をしてから来ればいいので問題ないかと(時間的にも大丈夫なので棲み分けられそうです)。

はい、またも勝手に小坂町への勝手な意見でした。そういえば今回もある旅行社(日本語に訳せば「部活観光」)の団体さんが「施設見学&舞台を一時見学」なさっていました。自分たちが初めて来た時も(個人参加でしたが)この康楽館見学ツアー参加だったんです。団体の皆さんの中で、「ここにまた来てみたいな、今度はお芝居をゆっくり観てみたいな」と思ってくれる人が増えればいいなぁ。



というのも、GW中なのにお客さん少なめだったんですよ(公演中はもうちょっといましたが)。

さてしかしそのことはともかくとして観劇のお供を売店で買ってきましたよん♪



ワンカップを2つと氷○1本!おしんこどんが「(ワンカップの)半分くらい飲みたい」ということで念のため「保険」として氷○も買ってきたわけですが、なぜその氷○から飲み始めたのかは永遠の謎といってもいいでしょう。今さらながら不思議です(推測としては「最後に飲み干すお酒は日本酒にしたい」と考えたのかと思われます=「自分でも 覚えていない 情けなさ」)。





第一部(人情芝居)はそもそも撮影禁止なので撮っていませんが、第二部の「舞踊(歌謡)ショー」は静止画のみ撮影OKとなっています。ゆえに華麗なる劇団の方々の舞を撮影したわけですが‥。





ショーの合間に行われるお客参加のアトラクションがありまして、この日は「殺陣(たて)」の体験、つまり(模擬)刀を用いた斬り合い演技体験というわけなのですが、舞台から希望者を募ったところ手を上げる人はおらず、やむを得ず?「おしんこどん、あなたが行きなさいよ」と一声かけたところ素直に手を上げてくれたおしんこどんだったというわけです。

拙サイト常連の方々であれば重々おわかりかと存じますが、こういう時におしんこどんが出ていくのは実に「いつものパターン」だったりします。こんな時(パプアニューギニア、2003)とかこんな時(ジンバブエ、2008)とかこんな時(キューバ、2015)とかが一例ですが、他にも数々の「偉業」を成し遂げているおしんこどんなのです(何のこっちゃ)。

というわけで、手を上げた直後の「公開練習」、そして何と衣装&被りものを纏った「本番」を綴った画像がありますので、ここでその様子をご覧いただきましょう!(公式サイトより公開許可をいただいています)















なぜかおしんこどんだけ「親指一本」で、役者の皆さんは全員ピースサインだったりしますがお気になさらずに(笑)。そんなわけでこのあとは舞踊ショーを楽しみつつ‥



しかし楽しい時間も永遠には続きませんで本日の舞台も終了。もっと観ていたかったなぁ。幕引きのあとは役者の方々がお客を見送って下さるので、まずは座長さんとともに1枚パチリ。そして‥





というわけで大満足の康楽館観劇でありました。この日は雨模様だったのですが、たまたまインドア系のアクティビティと重なってラッキーだったわけです。しかし、この日はまだ「イベントがあと2つ」あるんですよ!

というわけで康楽館からは歩いてすぐのところにある「小坂レールパーク」にてチェックイン。そうです、上にも書いたとおり‥





この「ブルートレインあけぼの」宿泊は初めてではありません(前回の宿泊記はこちら)。でもこの時(前回)は予約時点で出遅れてB寝台個室しか空いていなかったんですよ。後述するDさんによると「AとB、全然違いますよ!(わたしはまだAに泊まったことはないですが)ということだったので、今回は予約可能となる初日にターゲットスコープオープン、よし予約発射ボタンちゅどーんということで無事A個室の予約を確定させたというわけです。ちなみに同じ日の夜に再確認してみたところA個室はすでに満室となっていました。さすがの人気!



サボ表示は各車両ごとに変えられていました。「急行 日南」とはシブイ!

で、ここで秋田某所在住(最近引っ越したそうな)のDさんと合流いたしました。「もし可能であればお会いしましょう」というわけでわざわざお越し下さいました(実は雑誌の取材も兼ねての来訪)。もちろんDさんとは初対面ではなく、最初はレールバイクでお会いして(この時です)、その次にはジビエ食をわれわれの宿に差し入れて下さったこともありましたっけ(この時です)。

なおDさんはここ小坂レールパークの関係者でもありまして、少し前にはバラスト散布車であるホキ909号車の再塗装作業にも携わったのだとか(その車両画像はすぐあとで出てきます)。今回はこのあと夕食を一緒にいただくことにしていますが、まずはその前に寝台車両の入れ替え運転に乗車してきましょう!

全国にはまだあちこちに「ブルートレインを利用した宿泊施設」が残っていると思いますが(劣化によりどんどん少なくなっているとも思いますが)、少なくとも「今も車両を実際に動かしている(動態保存)」ところはここくらいなのでは?というのも、「ブルートレイン(客車)を動かすためには動力車が要る」わけで、実動可能な動力車を持っているところといえばとことん限られますからね。

今回は乗車中に撮影した動画の出来がよくないので(雑音が多い)、前回乗車時のページ内動画をご覧下さいませ。





塗り直してピカピカのホキ909に比べ、旅客車両はかなり傷んでます(右上画像マウスオン)。



ポイントを切り替え、隣のホームに戻ってきました。廃線とは思えない整備レベルです。


ただ、さすがに廃線後の劣化は当然ながら路盤にも及んでいるようで、例年冬季期間にはあけぼの車両をこの車両基地からトンネルまで移動させて保管していたのが、2018-2019の冬季はそれも断念したのだとか。今後車両もどんどん傷んでくるでしょうし、なかなか維持管理も大変になってくることでしょう。ある意味の正念場なのかも知れません。だから皆さん、小坂レールパーク(&レールバイク@別の場所)のご利用を!

さてこのあとはDさんと3人で夕食場所まで歩いていきます。



やってきたのは「ホルモン幸楽 小坂店」。あの鹿角の幸楽の支店がここ小坂にもあるというわけで、もうソッコーで予約を入れておいたわけですが、結果的にはそれほど混んではいませんでしたね。

もちろんDさんはここの常連でもあり、「ここではある程度『お店にお任せ』の注文が大吉です」ということなのでそのようにいたしました。本店と支店とでやり方が違うというのはよくある話ですし、味だって違ってもそれはそれでいいよねと思うTakemaなので問題なしです。



ほら、鉄板だってこちらは平らです。鹿角はジンギスカン系の丸板です。



お腹が減っていたので追加注文。おっとサービス?で採れたて山菜が出てきましたよ♪



「もちろん残さず完食!ごちそうさまでしたぁ!」



そんなわけで線路沿いの明治百年通りを歩いて帰ります(線路上を歩いたわけではありませんので念のため=そもそも暗くて無理だし)。



ちょこっと雨は降っていましたが風はなく、静かな「平成最後の夜」でありました。



そんなわけで「部屋」に戻りました。ここで「平成-令和」の年越しを迎えるわけで、たぶん新宿とか渋谷の喧噪に比べれば実に静かな年号またぎになりそうです(笑)。

でもまだ時間的に早いこともありますし、やっぱり「夜汽車」の雰囲気を味わいたいというわけで外に出てみます。







今となっては古きあの時代をホーフツとさせる懐かしい雰囲気。静かに佇む24系客車。やっぱり「ホームに止まっている客車」はいいですよね。で、「車掌さん」(どうやら少々遠くからやってきているそうな)がこのあと「平成最後の車内アナウンス」をなさるそうなので期待します!



おお、手造りサボに「この日だけの」プレートが添えられています。感謝!



「記念乗車券」もいただきました。さて。そろそろ「改元の床」につきましょうかね。


というわけでおやすみなさーい!実際はまだまだ起きてましたが(笑)。いずれにせよ平成最後の夜はしんしんと更けていきました。

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