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- その15 玉勝別館宿泊で旨々居酒屋夕食、翌日は八甲田の山越えで津軽側へ。 -



この画像ですぐにどこだとわかるあなたはコアな青森県人♪

(2021年7月-8月 その15)

さてチェックインだかランドリーだかの順番が云々と書きましたが、この日のお宿はこちらなのです。




(というか温泉施設には泊まれませんし)。

この界隈にあるいくつかの湯や湯宿にはそこそこ訪問していますが(こことかこことかこことかこことかこことかetc)、玉勝温泉には入浴未湯でした。そして温浴施設向かいの「別館」では宿泊可能、かつ別館ならではの新鮮湯に入れるというわけで予約の電話を入れたわけですが、お宿側の女性はわれわれの自宅が千葉だということを確認すると、「うーん、ちょっとわたしでは(受け入れOKかどうか)判断できませんねぇ、明日○時-×時の間にもう一度電話してもらえますか、オーナーがいますから」。

なるほど、こんなご時世ですからそういう対応になるのも仕方がないでしょう。というわけで翌日あらためて電話をしたところ「あっさりOK」が出まして、晴れてこの日の宿泊となったわけです。なおこれより下の画像は翌朝撮ったものもごちゃ混ぜに配置しておりますので念のため。



温泉施設の受付で鍵を受け取り、別館の部屋へと案内されました。部屋は広く3組の布団が敷かれておりました。室内の家電製品はそれぞれなかなかに「年季」を感じさせるもので、ここでもアナログTVが絶賛現役稼働中でした。エアコン?そんな文明の利器などありませんって(あーあこれでエアコン通算「2勝5敗」)。



基本的に「湯治宿」というよりは「仕事人の宿」という感じで、各部屋の入口には「滞在者名を記した達筆の紙」が掲示されているのですが、われわれを除いては皆会社名でした。設備は最小限ですが、そもそも「素泊まり2500円(入湯税込み)」と激安なので。

そうそう、2Fからは外(屋上)に出られるようになっていました。東鳴子の阿部旅館さんと同じような感じで、外に出るには備え付けの(女性用)サンダルを借りなければなりませんが(そもそもお客がここから出ていいのかどうかは不明ですが)、コインランドリーで乾ききらなかったやや厚手の衣類などはこの外に干させていただきました。あ、あと喫煙行動ね(灰皿はありませんのでポケット灰皿持参)。



また素泊まり宿らしく自炊用設備も充実しています。

さてさて時刻は16:50ころとなりそろそろお仕事の皆さんもお戻りになるはず、その前にお風呂をいただいちゃいましょう!



脱衣場からは「謎の通路」を通り抜けての入浴会場入りとなります。うん、まだ誰も入っておらず洗い場のタイルが乾いています。よしよし。





3箇所の湯口から湯が投入されており鮮度は抜群。利用者も宿泊者限定ですから湯汚れとはほぼ無縁でしょう。色はタイルの色も反映して緑色に見えますが、ほぼ透明でうっすら黄色味の程度だと思われます。

そしてお湯はといえばツル~ツルツル感ありで、先人によると「本館(の公衆浴場)よりも少しツル感が強い」ということでしたが、翌朝本館湯に浸かってみたところ、自分もそんなように感じました。源泉からの距離も関係しているのかなと。泉質的には単純泉ですが肌ざわりがよく、毎日こんなお湯に浸かれたらシアワセですなぁ。この日は汗もかきましたんで、夕ごはん前に頭も洗い全身を清めました。



ところで夕ごはんと書きましたが、こちらのお宿は素泊まりのみで食事は付きません。よって、朝ごはんだけは途中コンビニに立ち寄って購入しておきました。で、肝心の夕ごはんはというと‥



実は2019GWに、ここからほど近い(徒歩数分)「温泉旅館 松園(松の湯)」に宿泊した際、夕ごはんの場として居酒屋「粋や」さんを利用して実に美味しく楽しく過ごすことができたので、今回も是非というわけです(2019はこの時です)。

とはいえこのご時世ですから休業しているかも知れませんし、「県外者お断り」になっている可能性だって少なからずあります。というわけで、この旅行の出発前に確認の電話を入れておきました。「2年前のGWにそちらを利用させていただいた千葉在住のTakema(夫婦)と申します。あの時は温泉めぐりの話をいろいろとさせていただきました」と申し上げると、ご主人「あー、このあたりの温泉に入りまくっていたご夫婦ですね、覚えていますよ。え、また来店したいと、それはありがとうございます。8月○日の18:00ですね、わかりました、では当日お待ちしています!」



もっとも「過去の来店経験」を全面に出す自分のやり方もある意味姑息ですけれどね(苦笑)。ただ、2019の訪問時にご主人及び常連さんとそこそこ温泉話で盛り上がったのは事実なので、覚えていて下さったことに感謝です。



というわけでやってきました2年ちょいぶりの「粋や」さん!前回はまだコロナ禍前でしたしごく普通に入店したわけですが、今回は「あぁ、入店させていただき感謝です」という感じです(本当)。入店人数の制限をしていたかどうか定かではありませんが、われわれ夫婦は奥のお座敷で、最後までわれわれだけでした。うん、ほかのお客さんとの距離は十分取れていましたね(前回はGWということもあって満席でしたが、今回は平日でしたから空いていたこともあるのでしょう)。



地元の方々を顧客ターゲットとしているお店で(観光客はまずほとんど来ないと思われる裏通りの立地)、自分としては前回「よくぞ見つけた自分!」という感じでしたが、今回もいいですねぇ、旨い酒旨い肴!






ご主人はわれわれに気を遣って下さり?追加注文時にもすぐにカウンター内には戻らず、いろいろと話をして下さいました。うーむ、次回訪問時(コロナ禍明け)にはいつかカウンターでいろいろと話をさせていただきたいゾ!(カウンター席が数席ゆえ常連席となっているようであり、ハードルは高そうですが)。というわけでお会計を済ませて帰路につきます。



すっかり暗くなりましたが、街灯があるので安心(右上画像、うっすらとガッツポーズね)。



宿まで戻ったところで「青い森鉄道」の電車が踏切を通過していくのを撮影したと、と、ところで!



すぐに気づきました。「これが‥アレか、温泉ファンがあれだこれだと言っていた‥」。というわけで手を差し出してみると‥予想通りの適温湯ではないですか!(笑)。ここで自分がこのようにつぶやいたところ‥





というわけでこの夜はしんしんと更けていきましたとさ(自分はアビてません!)。



明けて翌朝です。向かいの温泉浴場は朝5:00からという青森デフォルトオープン時間なので(確か近隣の松の湯もそうだったかと)、われわれもそれに合わせて(少し遅れましたが)そちらへと向かいます。そういや津軽の温湯温泉鶴の湯は、以前は4AM開場でしたが今は5AMになっているようですね。当時「4:00ってとてつもないなぁ」と思いつつ一番湯を目指すべく(目の前の後藤客舎に泊まってましたんで)3時台に起きたんですが、4時前にはすでに「湯を掛ける音」が聞こえてきたことを思い出します。「津軽人、何でこんなに朝が早いんだ」と唖然としたと同時に刷り込まれた対処方法、



温泉は「○時から」と記載されていても、当然その○時には清掃が終わり湯客を迎える準備ができているはずです。ぎりぎりまで清掃を行っているはずもなく一定の時間的余裕をもって完了しているとすれば、あまりほめられた行動ではありませんが「早めに行ってもお願いすれば入れてくれる可能性大」というわけですね。わたしは青森からそれを学びました(笑)。

ただしもちろん本来のあり方ではないので決してお勧めするわけではありません。また施設によっても対応は違いますが、その「お願い」が通る可能性は概ね「私営の小規模なお宿>ローカルな共同浴場>中規模系のお宿>大規模系のお宿>大規模系の日帰り入浴施設」というような感じかと思います。

また早朝入浴客の平均年齢が高いことを考え合わせると「NHK連ドラ」の時間が穴場か?と思ってトライしてみたこともありますが、その時間になれば高齢者以外の方々もやってくるのでなかなか難しいところです(ただし平日であれば当然少ない)。



無駄話が長くなりましたが玉勝温泉の公衆浴場はこんな感じ(この直後に次のお客さんがやってきたので浴室内では撮影していません)。真ん中に浴槽、それをぐるりと囲むように洗い場がめぐっているという青森デフォルトの造りです。

何だか「これ要らないよな」系のマシンが設置されていましたが、概ね湯は良好。ただ前にも書いた通り湯ざわりは別館のほうが良かったと思います(なお同じ源泉とのことです)。「モール云々」の記載もありましたが、それを主張しなくてもこの湯の良さを地元の皆さんはわかっておられるでしょうしねぇ。



ちなみに館内ロビーでは煙草が吸えるようです。というかロビーのそれこそあちこちに灰皿が設置されていて、「ええっと、受動ナンタラカンタラ法って‥」という感じでした。ま、自分は退館後に外で吸いましたが(ナンタラ法云々絡みじゃなくて単なる習慣です。そのきっかけはNZのワーキングホリデーだからもう30年以上前ですね)。

ここで秋まきのタネを売るというのもなかなか「お客のニーズをふまえた燃える商魂」というところですね(たぶん業者さんが玉勝温泉さんに「置かせて下さい」と頼んだものだと思います)。



さてお隣の薬局前の温泉も朝から元気に出ています。一応蛇口は付けられているのですが、基本的に1年365日止められることはないのでしょうね。温泉側から見ていたら、薬局の男性が雑巾をゆすぎ洗いしているのが見えました。それにしてもモッタイナイ‥(だからアビていいという論には首肯しませんが(苦笑))。



部屋に戻り軽い朝食を食べたあとは、チェックイン前にもう一度別館のお湯をタンノーします。うん、やっぱりこっちの方がツル感が強い気がする!ちなみに他のお客さんはすでに「出勤」なさったらしく、館内もお風呂も静寂が支配していました。



そういえばチェックイン時に「コインランドリーで洗ってます」との話をしたところ、お宿の女性は「あら、洗濯機だったらうちにもあったのに」とおっしゃっていました。洗濯機の周りに料金についての記載がないところをみるに無料なんでしょう。ただ、膨大な量の洗濯物を干す場がない‥(館内に物干し場はあるのですがすでに長逗留の方々が使用中の満艦飾でした)。ま、イチゲンさんは素直にコインランドリーで正解でしょう。

さて出発後ですが、この界隈にはまだ未浴の温泉もあるので少しずつ訪問していかなければなりません。もっとも昔のような数泉行動は寄る年波ゆえキビシイ感じなのでポツリポツリとね。そうなると「閉廃業とのバトル」ともなりそうですが。



今回まず立ち寄ったのはこちらの杉の子温泉でした。予想外に立派な新しめの施設で「これなら当分あり続けるかな」と思ったりもしましたが、個人系の温泉(宿)の場合はオーナーの年齢や館内の鄙び具合(や清掃の度合い)により何となく「先が読める」気もしますが、こういう施設の場合は「経営母体」が行き詰まるとどんなに立派な施設でもいきなり閉まりますから、これまた湯断ならぬところでもあるのです。とにかくいえるのは「温泉は逃げるので、そこにあるうちに入っておけ」ということです。



撮影禁止の掲示はなかったように思いますが、少ないとはいえ先客さんがおられるのでエントランスとロビーの画像のみ。館内はエアコンが効いていて湯上がりにも心地よし。飲み物をいただいて新聞を読んだりしてくつろぎました。あ、お湯は玉勝温泉以上に単純泉で、個性は少なめですが湯量豊富で露天風呂も広々。近くに人家はなく田んぼと背後の里山に囲まれたのんびりした場所でした。なおおしんこどんは車で待機しておりました(出発前に別館湯に浸かったばかりでしたので)。

さてさてここからは八甲田方面を目指してR394を進みます。県道40号と合流したところで右折し、やってきたのは‥



はい、又兵衛の茶屋です。こちらには温泉もあり、以前宿泊しています(その時のページはこちら)。自分の以前の記録では「田代平温泉」と分類していましたが、確かに独自源泉ですし、自由に名乗っていいわけですしね。

で、ここではおやつ休憩として味噌おでんをオーダー。朝がお宿のごはんだったらまだ全然食べられないお腹レベルだったはずですが、コンビニのサンドイッチ程度だったので余裕です(右上画像マウスオーバーで味噌おでん画像に変わります)。冷たい麦茶も美味しかったぁ。

お店番をなさっていた女性の方に、「実は以前宿泊させていただきました。その時ご主人の尺八を聞かせてもらいまして‥」と申し上げると、これまでお静かだった女性の「お話スイッチ」がオンになられたようでした(笑)。

実はこの女性はご主人の娘さんなのだそうで、お元気ながらほぼリタイヤなさったご主人に代わって施設を切り盛りなさっているのだとか。温泉はわれわれが宿泊した時は熱かったのが、その後急激に湯温が低下して「あれあれ」という感じになったそうですが、浴室を造り替えて33度くらいにまで下がった源泉浴槽と加温湯浴槽とを並べた結果、かえってマスコミなどにも取り上げられて人気が出たそうです。禍転じて‥というやつですね。

ただ現在お風呂(日帰り温泉)は土日祝日のみの営業とのことで、この日は平日だったので残念。あ、宿泊については伺うのを忘れましたが、とりあえず2020夏は営業なさっていたようですから2021年現在でもたぶん大丈夫?ただし平日の宿泊については要確認です。

さてちょっとお腹に入れましたが、このあとは一気に移動する必要もあり、このあたりで食事をしておきたいところ。ただ、お蕎麦が食べたいんですよね‥(沈思黙考)‥。





実はちょっとルートを外れての往復となりましたがまぁいいでしょう。ここからさらに下った大川原地区にも旧学校併設のお蕎麦屋さんがあるのですが、あまりに下りすぎるのと、事前の下調べで「コロナ休業」だとわかっていましたので。

到着時には先客さんなし。とりあえずざる蕎麦と天ざる蕎麦を注文しました(天ぷらは分け分けするつもり)。ワンオペなので少々時間はかかりましたが、ほらほら、TVでは東京オリンピックを中継していましたからね。退屈することなく待つことができました。

で、先に出てきた天ぷらを見てびっくり!







こちらのお店には以前も訪問したことがあり(だから場所を知っていたわけで)、たぶん前回も間違いなく天ざるは注文していたと思うのですが、天ぷらのボリュームについては記憶なしでしたんでびっくりしました。ま、分け分けするにはありがたい量なんですけれど、あとから入ってきたご夫婦は「天ざる2つお願いします」と注文し、われわれが食べ終わったころに供された天ぷらをみてびっくりしていたようでした。まぁ天ざるは1400円とお高めなんですけれど、「料金相応にどどんと提供しますよ!」の姿勢は何だか好きだなぁ。

お蕎麦は細めでつゆに馴染むタイプ。喉ごしも良くツルツルと美味しく食べられます。しかし天ぷらの油分に舌(というかつゆ)が負けて、途中からはよく味がわからなくなっちゃいました。ここは天ぷら用の塩も欲しいところです(普段は「つゆ派」なのですが)。

以前訪問時はほとんど愛想がなかったと記憶していた店主さんでしたが、調理の手が空いた最後のほうは一緒にTVを見ておられ、「あー、これは○○だよね」などと話の輪に加わってくれましたっけ。単独オペなので忙しい時は話は無理でも、基本的には寡黙な方ではなくお話し好きな方なのかなぁと。

さてこのあとは八甲田を縦断するR103酸ヶ湯方面に戻りますが、せっかく通ったので城ヶ倉大橋脇の駐車帯で休憩です(トイレあり)。



展望エリアのすぐ下には旧道が見えていますが、すでにこのあたりでも路上に張り出した草というか小灌木が見えており、道路保守作業が行われていないのは明らかです。ここから先は下の沢までずっとダートのワインディング路ですから路肩や山側からの崩壊などもあるだろうし、もう通れないんだろうなぁ、たぬきの湯へはこの道が便利だったのに‥と思っていたわけですが!



その方によると道路状況は「良くはないが悪くもない」といった感じで、崩落等による通行困難はなかったそうなのです。城ヶ倉大橋が開通してもう随分たちますが、どうやら最低限の整備は行われているのではないかと(名にし負う豪雪地帯ですから手を入れなければ数年で通行不能になるはずですし)。よーし、今度は行ってみよう!(ただし車体が傷だらけになることくらいは覚悟しましょうね>ALL)。



途中睡蓮沼にも立ち寄りました。お盆直前ですがガラガラでした。

ま、駐車車両の少なさを見たからこそ立ち寄ったわけですが。ちなみに長い動画を撮影している人がおられ、どうしても前を通過せざるを得なかったので通過したあと、その方が「すみませんね、ネットに上げる際にはボカシを入れておきますので」と声をかけて下さいましたが(音は使わないみたい)、



ま、たぶん公開された動画ではボカされているでしょうけれどね。そもそも動画の中のどの人が顔出しOKだったかなどは覚えてもおられないでしょうし、逆にわれわれだけがボカシなしというのも不自然ですし(苦笑)。

このあとはR102を、十和田カルデラの縁をめぐる細い区間に入って御鼻部山展望台へ。交通量極少で、展望台には終始われわれだけでした。





でもしかし、世はコロナ禍なのであります。ゆえに温泉もいろいろとあります。途中で立ち寄った猿倉温泉は日帰りは週末だけ(だったかな)という掲示で断念、山を下りての温川山荘はまだ営業しておらず(その後営業再開準備作業に入ったようです)、さらには‥



あー、こうなるともうここは再開は厳しそうだなぁ。



こちらはコロナ禍ゆえの外来者入浴禁止でした。仕方ないです。



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