その3 ミニハイクでコマクサを見に行く 上田平方面を眼下に見下ろしつつ、かの「女王」とやらを眺めます。 |
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(2023年6月15.16日 その3) |
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というわけで、歩行距離と時間は長くなりますが、雲上の丘経由で行くことに(帰路は池の平湿原経由)。まぁ周回ルートにしてもコースタイムは30分くらい長くなるだけなので(1:20が1:55に)、これくらいならいいよね。 |
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自然保護の意識が乏しかったかつての時代には全国各地で希少植物の盗掘が相次いでいたと聞いていますが、このエリアはなぜその被害から逃れられたのでしょう。少なくとも2000年代半ばでさえ、西篭ノ登山では頂上部に普通にコマクサが生えていたことを覚えています。柵はおろかロープすらない状態で当時ですらびっくりしましたっけ(この時です。この時は篭ノ登山と三方ヶ峰を掛け持ちで回りました)。 |
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登るにしても急登はなく緩やかなところばかりで、神さまというかこのエリアを創造なさった特別な存在たる主は、たぎりし燃える山の脇にこんな桃源郷をもお造りになったのですね。ありがたいことです(ま、この場所も間違いなく火山活動により造形された地形であるわけですが)。 |
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と思っていたら、この先の歩道のサイドはとにかくイワカガミだらけとなり、ほかの花を探す方が大変でした(笑)。 |
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どこもかしこもイワカガミ。タイミング的にそういう時期だったのね。 |
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左上はシロバナヘビイチゴ。登山道沿いに多く見られたのですが外から持ち込まれた種?それとも日あたりがいいからでしょうか?右上はマイヅルソウの咲き始め。満開になる頃には花茎ももう少し高く伸び、花は「白い線香花火」のような感じになるということです(実は自分もよく知らなかった)。 |
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こんな樹の新芽を見るだけでも何だかうきうきします。 |
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ぽくぽくと歩いていくと、眼下に池の平湿原が見えてきました。で、目の前にはレンゲツツジの花が(実際はまだつぼみばかりでしたがもう今日明日にでも咲くのでは?)。湯の丸山やその周辺はレンゲツツジが多いですからね。なお苦労して歩かなくても、湯の丸峠から鹿沢方面に下りていく道路沿いでしっかり見られます(下部に無料駐車帯あり)。 |
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さらに進んでいくと「雲上の丘」に到着です(この日は「上に雲を携えた丘」でしたが)。なおこのルートには「なんちゃらの丘」というのが3つもありますが、いずれも |
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まぁ(楽勝)だからこそ、そもそもこの三方ヶ峰を選んでいたのですけれどね。おしんこどんは以前尾瀬でまさに「足が前に出ない、上がらない」というびっくり症状を呈したことがあったのです(その時の様子はこちら)。そのあとその症状が続くことはなかったのですが、やはり数時間単位でそこそこ標高差のあるアップダウンが続く山登りとなると夫としても躊躇してしまうのです。 |
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ただもちろんやむを得ないことだとは思うのですが、遊歩道と群生地の間には頑強な木製の柵が設置されています。正直な印象としては「無粋」というしかないのですが仕方がないですね。 |
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さらに歩みを進めていくと、ここにもレンゲツツジが咲いていましたし、針葉樹にも若葉が芽吹いていました。針葉樹はある意味自己主張が少ない気がしますが(いつも葉をつけているし紅葉とかもないので)、やはり新緑はいいですね。 |
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いよいよ大詰めで、最後の最後には樹林帯の登りとなりました。でもわれわれは知っているのです。もう三方ヶ峰までは水平距離で200mを切っていることを(笑)。というわけで頂上到着です。 |
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というわけで「コマクサのない側」をバックにして記念写真を撮りました。あ、Takemaが着ているごく薄手のフード付きパーカーはいつぞやのGWに岩手県一関市のユニクロで買ったものですが、そのあとはまさかのチェルノブイリ(チェルノーヴィリ)訪問時の「長袖しばり」(半袖での行動は不可)のために「これだって長袖だもんね」というわけで、かの地で着用していた同志だったのであります(その時の様子はこちら。ただ脱いでいたときもあった気がしますが)。 |
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木柵を写さなかったのでイメージはしにくいかもしれませんが、一方向からしか撮影できないので、上画像のように馬蹄形に開いた花を正面から撮るのはなかなか至難の業なんです。もちろん柵沿いに咲いているわけでもないので距離もありますし。 |
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こんな感じでしか撮れない場合がほとんどでした。 これも、花は多いけれど角度的に全然ダメ。 こらこらおしんこどん、掲示画像を撮って悦に入っては駄目ですよ(笑)。 |
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ちなみにここ三方ヶ峰に至る稜線からは佐久から小諸、上田方面が実によく見渡せます。花のない時期でも、景色を楽しむために歩くだけでも十分に楽しめます。本当にお勧め。逆にガスっていたら歩く意味なし芳一とも言えますが(苦笑)。 |
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続いて池の平の湿原に降りてきましたが、女性がアドバイスして下さった通り池の平にはまだ何の花も咲いていませんでした。稜線ルートで大正解です。それでもトータルで2時間もかかりませんから楽々でした。 |
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(実はこのあとすぐに閉じたのでしたが)。 |
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駐車場に戻り、鹿沢温泉方面へと向かいます。何だか本当にバラギのキャンプ場に向かっているような気になってきましたよ(笑)。ちなみに2019/5を最後に新型コロナの関係で開催を断念してきたTakemaオフキャンプですが、2024/5下旬に開催予定&ファイナルキャンプとすることを決定しています。ご承知おき下さいませ(詳細は2024/3頃に発表します)。 |
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湯の丸山はレンゲツツジの大群落で有名です。鹿沢温泉側に駐車場もありますが、おいおい湯ノ丸峠から頂上を目指してみたいなぁ、もちろん平日にね。 |
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