- その3 谷地温泉から飯舘・伊達を通り一気に北上、蔵王経由で東根温泉へ - ひと晩でそこそこの降雪、でもまだスタッドレスタイヤ装着で峠越えも安心。 |
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今宵のお宿はいわき市北部の谷地温泉田村屋さんです。これで3度目の宿泊となりますが、全て震災後なんですよね(この時とかこの時)。震災前は近隣の久之浜温泉には泊まっていましたが、何といいますか、たぶんあの震災がなかったらこんなご縁はなかったかもと思ったりします。 |
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近隣の各鉱泉宿同様、こちらの田村屋さんも震災後は復興作業に携わる方々の宿泊施設として頑張っておられました。自分が初めて日帰り入浴をさせていただいたのもその頃で(この時です)、それ以来何度もおじゃましています。 |
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ご覧のとおり「和室8畳+10畳のVIP部屋」、部屋の外にはお庭が見渡せます。 お風呂はPh10.1の湯が満たされています。非加温「ヌル」源泉も投入可能です。 |
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というわけでさっぱりしたあとは夕ごはんです。実は前回、「夕食の量はちょっと少なめで‥」とお願いしたのですが、考えてみれば具体的に「何品程度で」と申し上げたわけでもなかったので田村屋さんも悩まれたのでしょう、結果的には「むふー、お腹いっぱいもう食べられない」レベルでありました(苦笑)。 |
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うに、ウニ、雲丹がそれこそ貝の上にてんこ盛り!なおいわきのウニといえば「貝焼きウニ」が名物ですが、ここはお刺身プレートゆえ焼いてはいません(笑)。そしてお刺身の量もわれわれ的には絶妙で、これはお酒がススムくん! |
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その他の料理も美味しくてたまりません(なお料理は他にもありましたが無念にも撮り忘れ)。そして‥ |
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これがまた実に美味しくて!たまらない夕ごはんでありました。いつもながら(3回目の宿泊なので少し常連っぽくね)素晴らしい夕食でありました。ありがとうございます! |
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もちろんデザートは部屋にお持ち帰りしていただきました。湯ったりしてぐっすり後の朝食もお魚はアツアツ焼きたてをいただきました。そもそも小規模なお宿ですから作り置きなどあり得ないわけです。嬉しい♪ |
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というわけで田村屋さんをあとにしました。谷地温泉への分岐には石川屋さんと田村屋さんの名を冠した看板がありますが、少しくたびれてきていますね。でも肝心の温泉名はまだしっかり読めますから当分はこのままでいいのかな。 |
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県道12号の八木沢峠を一気に登るとほぼ平坦地の飯舘村エリアへ。高原地帯なんですねぇ。とはいえ自分が初めてこの村を訪問したのはまだ全村域が規制区域(県道沿いも居住制限区域)で、車は通っているけれどまったく生活の気配がない2013/5でした(この時です)。 |
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いやもちろん多少ながらわかってはいるつもりです。諸般の事情により農地及び牧草地を含めて営農が放棄された場所があることも(今回地元の方と話す機会がありましたが、現状についてかなり厳しいこと、また自治体や東電に対する不信感を述べられていました)。 |
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「この測定機器は一定数値以上には上がらないようになっているんだよ」とおっしゃっていた高齢の方がおられました。その真偽はともかくとして、確かに右上画像の「0.37μSv/h」という数値は「相対的には」高めです。前ページでは書きませんでしたが再開通した常磐線各駅にはリアルタイムの放射線量/hが表示されていました。たとえば大野駅のそれは0.318μSv/h、夜ノ森駅では0.214μSv/hでした。でもその両駅周辺は帰還困難区域、そしてこれだけ開放的な飯舘村のこの場所がそれより高いのですから。 |
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さてこのあとは北上して伊達市に入り、この界隈に来たらいつも立ち寄る「まきばのジャージー」さんへ。さすがに平日ですので空いておりました。塩ミルクと小豆のジェラートダブルコーンを分け分けしていただきました。うん、イイネ! |
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よって霊山ICからはしばらく下道進行、飯坂電車の踏切で電車を見送り(涙を飲んで飯坂温泉には寄らず)、フルーツラインでお気に入り直売所のあきば果樹園さんがまだ閉店中なのを確認(あたりまえだ)したりしつつ、福島大笹生ICから東北中央道へ。 |
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さてどこまで行きましょうかね。 |
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そういえばこの日はお昼ごはんを食べませんでした。まきばのジャージーでジェラート(糖分)を補給したことからかそんなにお腹が減らなかったのと、東北中央道のPAには基本的に売店等がありませんから(無料区間も多いので途中のICで下りて近隣の道の駅等に誘導するという流れのようです)、まぁお腹も特に空いていないし何となく食べずに終わったという感じでありました。 |
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2010/3、残念なことに火災の憂き目に遭ったかわらやさん、その後規模を大幅に縮小して再建したわけですが、実は最大2組限定で宿泊もできるんです(この時はコロナ自粛で宿泊不可、日帰りのみでしたが)。以前おしんこどん母と3人で宿泊した際は(この時です@2012GW)夕食の提供もありましたが(美味しかった)、2020現在はB&B形式になっているのだそうな。でも夕食はあそこのジンギスカンで問題ないし、コロナ禍が収束したらまた泊まりに来たいなぁ。 |
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湯を上がってしばしのクールダウン。幸い蔵王温泉は標高が高いので、この時期は外に出ればそこそこ早く汗が引きます。で、時間はといえば14:30。うーん、まだ他に立ち寄る時間はたっぷりありますが‥ |
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とまぁ、「温泉ファンの風上にも置けない」根性なし発想により、再び東北中央道の人となったわけでありました。ま、おしんこどんは睡魔大王の虜となっていたしね、しょうがないか(笑)。 |
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東北中央道の2020春時点終点の東根北ICまでやってきて、コンビニ寄り道の上でこの日のお宿「旅館たかはし」さんへと直行しました。われわれにとって東根温泉といえば「松の湯」さんだったのですが(施設訪問数を増やそうとする狙いはありませんから)、残念ながら2018/3を以て宿を閉じてしまわれたわけで(宿泊した時のページはこちら、立ち寄り時のページはこちら)、とりあえず検索して雰囲気がよさそうなこちらのお宿を予約していたわけです。 |
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さて早い時間にチェックインしたし、空いている今のうちに湯画像をと思ったのですが、あれま先客さんあり。そこで15分くらい部屋で待機した上で行ってみたらさらにスリッパ増えてるし(苦笑)。実はこちらのお宿湯は「地域のお風呂」としても重宝されているらしいのですね。あちゃまー、ではでは朝に勝負をかけるしかないかなと。 |
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トイレ個室掲示がそれぞれ「和風」「洋風」と表示されているのはなかなかいい感じかも♪ どんなふうなアレンジがなされているのか気になりませんか?(ま、想像通りでしたが)。 |
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というわけでトイレのネタ直下で申しわけありませんが夕ごはーん! |
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夕食は階下の個室でいただきました。が、天ぷらが冷え冷えだったのはちょっと残念。この日はわれわれの他に1組のお客さんだったようですが、それくらいの人数だったらお客が着席してから揚げてもよかったんじゃないかなぁと。ま、お酒もおかわりしましたし美味しくいただきましたよ。 |
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東根15号泉がアツアツで投入中。廃業なさった松の湯さんの湯(19号泉)は茶色系の透明湯でしたが、こちらは透明湯。微硫黄臭がありましたが比較的単純泉っぽい感じでした。僅かながら肌に刺す感があったかな。松の湯さんの湯は包まれるような感じでした。でもきっちり温まりの湯で、これはこれでよいのです。 |
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ご覧のとおりの透明湯、高温ゆえ湯の投入量は多くありませんでしたが熱め適温はさすが。 |
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ところで、窓を開けてみると‥ |
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はい、3月も中下旬のこの時期ですが、やはり降るときは降るのが東北山形というわけです。もちろんまだスタッドレスタイヤを履いていますから特に問題はありません。この日は峠を越えて太平洋側へと向かいますが、峠道も大丈夫でした。 |
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車の屋根にはこれくらいの積雪が。というわけでおしんこどんはいつものように「製作」。 |
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出発の頃には晴れ間も出てきましたし、路面には雪もないので問題なし、関山峠を越えた後は雪もぐんと減りました。 |
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というわけで近隣湯を検索です。作並温泉は大規模施設も多く(秋保温泉と同じ)案外循環湯も多いので、かけ流し限定で検索すると「都の湯」という温泉施設があるそうで、ではではとそちらへ。この日の泊まりは温泉がないので、ここでじっくりという算段です。 |
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到着はほぼジャスト10:00。ちょうど開店のお時間でした。幸い男性の湯待ち客はなく、うん、一番湯を頂けそうです(脱衣場に入ったら、施設の方(女性)が最終チェックを終えたところでした)。入浴料800円はお高めですが、仙台市内から30分という立地を考えれば仕方ないのかなと思います。 |
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というわけでいざ入浴。MTMM(無色透明無味無臭)のお湯です。作並ホテルに比べるとインパクトには欠けますが、まぁそれでも湯上がりの汗の引かなさはやはり温泉です。かけ流しとはいえ清掃直後ということかわずかに塩素臭あり(よくクンクンすれば感知する程度)、また湯溜め直後ということで浴槽底の石が冷たかった記憶があります(まぁタイミング的にやむを得ないことですのでマイナス評価ではありません)。 |
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