- その2 千葉発、南三陸経由で秋田県境近くの山の湯へ - ダム上を吹く風はまだ冬の冷たいそれでした。 |
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(2024年3月27-31日 その2) |
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日立中央ICで最初の休憩。自分はここで休むことが実に多くて、そのいっぽうでその先の中郷SAにはほとんど寄ったことがありません。自分でも不思議です(苦笑)。ただPAからの展望はご覧のとおりのたいへいよーう!景色はいいですしコンビニ24h営業ですしね。 |
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いつものように常磐道を直進していきます。この「いつものように」というのが肝でして、東日本の震災直後はいわき中央ICから北が通行止めとなっていて、その後も広野ICまでしか通行できない時期がそこそこ長く続きました。常磐富岡ICまでは震災前に開通していたんですけれどね。あの頃は悲観的な思いばかりだったなぁ。 |
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(画像は2011/6のものです。当該ページはこちら) |
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当時、故安倍首相による「常磐道は全線開通させる!」との発言には耳を疑うほどでした。しかし富岡町の避難指示解除当日に現地(富岡駅前)で挨拶をなさっていたかの首相に「この人は頑張ってくれている!」という思いを抱いたことはよく覚えています。確か同じ日の午後に自分たちも富岡駅前に足を運んだんだっけ(その時のページはこちら)。 |
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(上画像はこの日南相馬鹿島SAで撮影した早咲きの桜です) |
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一部の「風評加害者一派」はともかくとして、現地に戻った方々はもはや「被災者」としてではなく「そこに住むごく普通の住民」として生活なさっているようにお見受けします。そのような方々に対してわれわれ部外者にまだ出来ることがあるとすれば、それは「現地を訪れ、現地で美味しいものを食べ買い物をし、そして現地の今を(前向き姿勢で)発信する」ことなのではないでしょうか。 |
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それにしても南相馬鹿島SA、整備時にいい桜を選びましたね@関係者各位。早咲きですがヤマザクラのように花と葉が同時に出る種類でもなく、しかもピンクが濃くて目立つことからSAという場所にはもってこいの品種だと思います。 |
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というわけで三陸道に入り、石巻エリア直前の矢本PAで休憩です。実はこの前日は仙台とか南東北の太平洋側を中心に雪が降ったようでした。まぁ3月下旬のぼたん雪でしたのでそこそこすぐに溶けたようですが、日陰の木々にはそこそこ名残雪が残っていました。まだスタッドレスタイヤ装着中だったTakema車ゆえ「ふふふ、恐れることはないぞよ」と根拠なき自信満々だったわけでしたが、結局路面の雪を踏むことは全然ありませんでした(駐車場の雪が残っていた部分で無理矢理走らせただけ)。もちろん帰着後はすぐにノーマルタイヤに履き替えましたよ。 |
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さて実に順調に走ってきたこともあり時間調整が必要となりました(予想通りの展開)。というわけであえて三陸道を降りて一般道(R45)へ、そして道の駅津山「もくもくランド」にて休憩です。 |
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(その時のページはこちら) |
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なおこのお盆ですが、現在はTakemaの勤務先正門の守衛所にて外来訪問者記入ノート冊子を載せるお盆として現役で使われています(Takemaが寄贈、守衛さんが毎朝毎夕本部と守衛所を移動する際にノートをお盆ごと移動しているようです)。さすがに10年以上使われていて年季こそ入ってきていますがまだ壊れた部位はないようですので何より。 |
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このお出かけ計画立案時には「最終日の夜に松原さんで飲んだくれる」予定だったのですが、2日早く帰らねばならなくなったのでその計画は断念。でも逆転の発想で「初日のお昼ごはんなら行かれないか」という腹案を思いつき「何の問題もない、ただし朝は千葉を5時発ね」という結論に至ったわけでありました(結果的に時間は余りましたが、遅くなるよりは何の問題もなし)。 |
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ええっと左上画像は「松食うどん」です。「せっかく南三陸まで来たのにうどん?」と思われる方もいるかと思いますが、そもそも震災前の「松原食堂」さんは地域の皆さん御用達の食堂だったそうで、ラーメンや定食、それに一品料理をメインに提供するお店だったそうです。そして休日ともなると、地域の野球チームなどが試合を終えたあと松原食堂に集まって反省会(という名の飲み会)を行い、それぞれの優勝トロフィーなどはみな松原食堂さんに飾っていたそうなのです。 |
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そういえば、旧(仮設)さんさん商店街の松原さんに初めておじゃましたとき、お座敷でワイワイやっていた宴会メンバーの方々はそんな関係のお仲間だったのかなぁとふと思い出した次第です(この時です。現在の上皇后両陛下が南三陸町にお越しになった数日後だったかと)。 |
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さんさん商店街エリアから移設させたとは聞いていましたが、なぜあんなに外れた端っこに?しかも直近には駐車場エリアもないんですが?まぁそれこそ全然目立たない場所ということで路駐したわけですが、ゆくゆくは左上画像のあたりに駐車区画が作られるのかな? |
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本家たるチリのイースター島でも本来は島民の守り神だったのでしょうか(よく知りませんが)。だったらこういう外れた場所で見ているのもいいのかな?そういえば震災前だか後だかのしばらくの間、どこか学校の近くになかったっけ?(記憶曖昧)。 |
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このあとはおしんこどんの要望により郵便局に寄ったあと‥ |
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若柳金成ICから北上して水沢ICで下り、ここらで近隣の温泉に一つくらい入っておこうかなという感じ。この界隈、あまり目立たないながらあちこちに温泉が点在しているんですよね。で、今回は目星を付けておいたこちらへ。 |
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やってきたのは水神温泉湯元東館。「すいじん」かと思っていましたが「みずかみ」と読むようです。湯量豊富のかけ流し湯で、この辺りの湯は単純泉系の(またはそれに近い)さっぱり湯が多いですね。 |
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撮禁なので、公式サイトの上画像をお借りしています。 (上画像をクリックすると公式サイトが開きます)。 |
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源泉温度44.6度ということで、加温や加水の必要もないちょうどいい湯温ですね。透明湯ですが茶系の湯の花も少々。湯口近くでは泡付きもありましてのいいお湯でした。この日はお天気もよく、湯上がりに外でクールダウンしましたがいやぁ心地いいわぁ。入浴料は400円ですが少し前までは200円、いや150円の時代もあったのだとか。まぁ余所者のわれわれとしてはこの料金で入れていただけるだけで満足です。 |
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帰り道にはこんな看板もありました。以前入浴した千貫石温泉の姉妹館なのですね(訪問時ページはこちら)。「東館」という名前は共通ですが、あちらはホテル系、こちらは旅館系と風情も違うのでお好みでというところでしょうか。 |
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特にダムに目覚めたわけでもないのですが(笑)、2023夏には秋田の森吉山ダム、秋には新潟の三国川ダムでそれぞれ堤体内見学をしたりしていましたし、そういえば同年夏には北海道の金山ダムも見学していました(見学用施設のみ)。さすがに今回「あわよくばこちら湯田ダムでも堤体内見学を」というほどの野望はありませんでしたが、せっかくなので外観だけでも見てみようと思ったわけです。 |
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ただ、こちらのダム管理事務所は「重要管理施設」ということで関係者以外立ち入り禁止でした。いや、管理事務所そのものはどこでもだいたいそうですが、見学施設を併設していることが多いのでそこまでは入れることが多いのです。こちら湯田ダムの見学施設は別棟にあるので(ただし冬期閉鎖中でしたが)、管理棟そのものに見学客を入れる必要はないということなのでしょう。なおダムカードはインターホンで「カード希望」の旨を伝えると所員さんが持参してくれます。 |
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というわけでTakemaは途中で挫折。あくまで反対側までの往復を完遂しようとするおしんこどんは立派です(笑)。ちなみに反対側には「雪ちゃん(ミニ雪だるま)」を安置してきたということでした。 |
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いっぽうで、明らかに後付けの雪崩防止柵もなかなかすごい感じです。これらは柵そのものが固定されているわけではなく全て吊り下げられておりました。管理施設に続く道路には橋が架けられていますが(唯一の生命線)、モルタルが吹き付けられている斜面(崖)との隙間が狭く、上から落ちてくる雪塊が橋上に溜まってしまうのでしょうね。 |
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ちなみにR107の湯田ダム付近は国道維持の難所で、何度も崩落しては一時通行止めになっています(その時は並走する秋田道(高速)の当該区間を無料通行可能とすることで対処)。今回は通れましたが、途中には片側交互通行区間もありまして、その最たる箇所は「大規模仮設橋」(右上画像)でありました。地滑り多発地帯なので、今後はどうするんだろう?やはりトンネルか? |
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