takaさんこんにちは。はじめまして‥ですよね?<br>同じハンドル(ただしカタカナ)の方がおられるので念のため‥。<br><br>タンデムともなるとやはり「荷物のやり場」に困っちゃいますよね。<br>われわれの場合も「サイドパニアをつけても全然乗せきれない」という状況に<br>陥り、「ならば上に向けて積み上げるしかあるまい」と考えた上での苦肉の策でありました。<br><br>スーパー過積載タンデムの回数を重ねるにつれて、如何に安定させるかの「コツ」が何となくわかってきたように思いますので以下に紹介いたします。<br>ただし、トップケースのステー部にかかる重量はかなりのものとなり、当然設計重量をはるかに超過することになりますから、ケースの外れや損壊、さらには走行中のステー折れによる事故の危険性もあり得ます。そのことだけは十分にご理解いただいた上で「どうするか」をご判断下さい。正直いって結構恐いこともあります。<br><br>takaさんのバイクの車種はわかりませんが、とりあえず自分のバイクに積むときの手順について説明いたします。長くなりますが(笑)。<br><br>まず荷物の固定に使っているのはゴムコード2本とメッシュネットを2つです。ゴムコードは3本あっても構いません(というかその方が安定するでしょう)。またコードは3mくらいある長いものを使っています。それを生半可でなく目一杯引っ張って縛り付けています。<br><br>ただし、そもそもトップケース(親亀)の上に別ケース(子亀)を載せること自体が反則行為ですから(笑)、この別ケースの中には軽くてかさばるものしか入れない方がいいです。ただでさえ重心が高くなって安定度が悪くなるのですから‥。われわれはこのケースの中に寝袋を強引に押し込んでいます。固定のことを考えると、力いっぱい締められ、ゆるむことのないプラケースを切にオススメします。<br><br>さて、このプラケースをトップケース上に載せるわけですが、その際、クッションをかませることをお忘れなく。これがないとトップケース上面が傷ついてしまいます。わたしの場合最初の年は無造作に載せていたので、後に自分でトップケースを再塗装しました。<br><br>さてコードで固定です。しかし、上のケースを単純に固定するだけでは、過重を支えるのは本来のトップケースのマウント部分のみですよね。これだけだと、走行中のギャップ乗り越え時などにトップケース+積み上げ部分全体が何と「前後に」大揺れしてしまうのです。これは恐いです。いつマウント部分(プラスチック)にヒビが入ってもおかしくないのですから!2000年夏は、まだサイドパニアケースがなかったのでこれでビビリまくりでした。<br><br>参考:ttp://achikochi.takema.net/2000hokkaido-tawa1.htm<br><br>で、サイドパニアを付けられるようにしてからは、さらに荷物の量は増えたわけですが(笑)かえって安定させることが出来るようになりました。左の画像を見ていただくとわかると思いますが、トップケースの脇にビニールの袋(中身はタープとフレーム)やデイパックが見えますよね。<br><br>実はこれはサイドパニアに載せて固定してあります。実はこれらを全てひっくるめて2本のコードでがんじがらめにしてしまうのです。ここでのコツは、コードを縦のみならず横にも走らせ(ちなみに画像では縦に伸びたコードが見えませんが、これは縦コードを走らせて固定した後に折りたたみテーブルを差し込んだからで、ちゃんと縦コードが何本か伸びているはずです)、さらにはそのコードの折り返しには出来るだけ「サイドパニアのステー部を利用する」というということです。これで、トップケースそのものが前後左右それぞれから固定されることとなり、よってトップケース部の前後揺れもだいぶ解消し、走行中の安定性が格段にアップしたというわけです。<br><br>ちなみに、コードは「長い1本」よりも「短い複数本」を絶対にお勧めします。それぞれが独立してテンションを確保していることにより、たとえ1本が破損(切断)しても、それだけでは決してお陀仏にはならずに済みます。<br><br>なおこれだけのテンションを掛けるわけですから、よくキャンプツアラー用の小物として売られているナンバープレートボルトを利用したフックなどはお勧めできません。あそこは金属がきていませんのでいつボキッといってもおかしくありません。全て金属部分に固定するようにしてください。<br><br>次にメッシュネットですが、大と特大サイズのものを使っています。特大サイズは、コードでぎゅっと縛り付けた荷物全体を覆うようにして全体を締め上げるためのものです。ぎっちりキツキツに引っ張るようにしています。もっとももう伸びきりつつありますんで、そろそろ買い換え時かと(笑)。<br><br>大サイズの方ですが、実は元は特大と同じサイズでした。つまり、「大」が伸びに伸びて「特大になった」というのが真実です(笑)。で、この「大」は「荷物の固定」にはほとんど役立っておりません。<br><br>入りきらない荷物(キャンプで出たゴミとか、キャンプの買い出しで買った食料とか、さらにはこれが一番大切なのですが、いつ来るかわからない雨のためのレインウェアとか)などをくくりつけておくため、特大メッシュに寄生させるかのようにこの大メッシュをくくりつけているわけです(画像では、黄色の袋を固定するために使用しています)。<br><br>でも、これがあるとないとでは大違い。買い出しのビニール袋(しかもその中には焼酎まで入ってたりするんですが)もこのメッシュにくくりつけておけば(ただし袋の口をメッシュにくくりつけることをお忘れなく)、キャンプ場までもスイスイです(笑)。<br><br>ちなみに、リアシートのパッセンジャーにデイパックを背負わせるのは禁断です。わたしも最初おしんこどん@妻にお願いしましたが、姿勢がきつくなりすぐにギブアップとなりました。<br><br>またサイドパニア側にあまり荷物をせり出すように積むと、所詮コードで固定しているだけの荷物は振動とともにやがて「広い場所」=タンデムシート側に入り込んできます。これまたおしんこどん、「これが当たって痛いので何とかして!」と相成りました。これらの試行錯誤を経由して、昨年のスーパー過積載は成り立っていたわけですね(笑)。<br><br>ただし、エラソなことを申し上げれば、バイクの形状や、また「慣れ」の如何によって状況は大きく変わってきます。さらに、走行安定性が大きく減退するのは間違いありません。わたしも、低速走行時にはいつも緊張します。<br><br>さらに急加速や急ブレーキは積載物を支えるステーに過重の負担が掛かる可能性があるので禁物です。<br><br>以上、とっても長くなりましたがご参考になれば幸いです。え、何でこんなに丁寧にレスを付けたのかって?<br><br>実は、これをほぼそのまま「今日の一枚」コンテンツにアップしちゃおうかと思いましたので(大笑)。というわけで、転んでもただでは起きない受領国司のようなTakemaでした(笑)。<br><br>takaさん、追加の質問がありましたら是非遠慮なくお願いしますね! Takema Takema
|
[修正] |